商品は細心の注意をもって丁寧に取り扱っておりますが、猫アレルギーの方はご一考ください。
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ぼくにはこれしかなかった。
¥1,540
SOLD OUT
著者:早坂大輔 出版社:木楽舎 ISBN:9784863241510 Cコード:C0095 定価:¥1,540(税込) 発売日:2021.3.26 就職するだけが人生ではない-- 40歳を過ぎて本屋を開いた岩手県盛岡市「BOOKNERD」店主が綴る、現在進行中の物語。 書き下ろしのブックレビュー「ぼくの50冊」も所収。 (本文より) ぼくは40歳を過ぎてからこの小さな街に小さな本屋を作った。 誰に笑われてもかまわなかった。 それはぼくの人生で、生きることのすべてだったのだから。 これはぼくの、ぼくだけにしか体験し得なかった物語だ。 そしてその物語はいまもなお続いている。 (編集者より) Instagram上で、ぼくは早坂さんと出会いました。当初は名前も年齢も知りません。ID名・ブローティガンは、2017年の夏の終わりに「会社を辞めるので、これが会社員としての最後のランチだ」とポストしました。それからすぐ。彼はニューヨークに本の買い付け旅に出発しました。 書店でのアルバイト経験ゼロ、出版社にも勤務したことがない、40歳すぎの早坂大輔は、故郷ではない街「盛岡」に独立系の本屋を開業しました。店名は『BOOKNERD』。そう、彼は“本オタク”だったのです。それから2年。ぼくは彼に本を出さないか、と持ち掛けてみました。 それは 「なぜ会社をやめて、本屋をはじめたのか?」 「いまはしあわせなのか?」 「地方都市で商売は成立するのか?」 といった疑問に回答してほしかったからに他なりません。 本書に書かれている彼のドキュメンタリーは、いま、生き方や就職活動で悩んでいる人々の参考になるだろう、と思います。ぜひ、ご覧ください。 目次 ●ぼくにはこれしかなかった 人間らしく生きるということは ぼくにはこれしかなかった ただなんとなく生きてきた 習作のような日々 チーズとたましい ぼくの読書遍歴 小さな街で本屋をはじめた ニューヨーク・ニューヨーク ぼくにはこれしかなかった 不ぞろいで、いびつで、間に合わせのような店、 生きのびる方法をさがして いつに間にか本を作っていた ラプソディ・イン・ブルー テンダーロインのやさしさ 出会いと別れ そして、つよい風が吹いていた オンラインと実店舗 ベイエリア、夏、2019 自由に生きるってどんな気分だろう 子どもと疫病 そして夏はまた過ぎゆく ●ぼくの 50冊 あとがき ページ数:224 判型:B6判並製 装丁:フクナガコウジ 著者プロフィール 早坂大輔(著) 1975年生まれ。サラリーマンを経て、2017年に新刊・古書店「BOOKNERD」を開業。書店経営の傍ら、出版も手がける。主な出版物に、くどうれいん著『わたしを空腹にしないほうがいい 改訂版』。
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はだかの起原 不適者は生き延びる
¥2,090
著者:島 泰三 出版社:木楽舎 ISBN:9784907818470 Cコード:C1045 定価:¥2,090(税込) 発売日:2004.9.1 「裸は適応的な進化だったはずがない」。では、ヒト科のただ一種だけの例外的な形質、生存の保温保水に圧倒的に不利な裸化は、なぜ、いつ起こったのか。同じく例外的に裸化した小型哺乳動物はそれぞれが独特の生態を身につけた。では、人類が獲得した生きのびるための術とは?自然淘汰説を超え、遺伝学・生物学などを参照しつつ現代人類の起原を探る。 目次 ヒトの裸の皮膚は自然淘汰で生じたはずはない ダーウィンは変だ ダーウィンは裸の起原を解明できない 裸の獣 特別な裸の獣たち 裸体化仮説 人類海中起原説 突然変異による裸の出現と不適者の生存 火と家と着物と ネアンデルタールの家 裸の人類はどこで、いつ出現したのか? 重複する不適形質を逆転する鍵は? ページ数:273 判型:B6 著者プロフィール 島 泰三 1946年下関市彦島生まれ。東京大学理学部卒。理学博士(京都大学)、マダガスカル国五等勲位シュヴァリエ、雑誌『孫の力』監修。1978年(財)日本野生生物研究センターを創設、主任研究員を経て、国際協力事業団(JICA)派遣専門家として2001年までマダガスカルに6年3か月滞在。アイアイなどを上野動物園に送り、2002年より日本アイアイ・ファンド代表としてマダガスカル北西部アンジアマンギラーナ監視森林の保護管理を行って、現在にいたる。2012年、ルワンダ共和国でマウンテンゴリラの名付け親となる(日本人初)。ANAグループ機内誌『翼の王国』にて阿部雄介氏とともに『日本水族館紀行』(2007~2012年)、『どうぶつ島国紀行』(2012年~)を連載。『はだかの起原』(木楽舎)、『親指はなぜ太いのか』、『戦う動物園』(編)、『孫の力』(3冊とも中央公論新社)ほか、著書、論文・報告書多数。
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わたし、解体はじめました 狩猟女子の暮らしづくり
¥1,650
SOLD OUT
著者:畠山 千春 出版社:木楽舎 ISBN:9784863240735 Cコード:C0095 定価:¥1,650(税込) 発売日:2014.3.31 そこにある「命」と向き合い、 悩み苦しみながらも成長を続ける 解体・狩猟女子の奮闘記 都会に住む、平凡な20代女子の著者は「自分の暮らしを自分で作る」べく、解体そして狩猟に挑戦し、現在では解体ワークショップを通して、大人から子どもまで命と向き合う場を提供しています。本書では、平凡な女の子が新米猟師になるまでの過程や自給自足の狩猟ライフ、シェアハウスでの暮らしなどを綴りながら、動物別の解体方法や狩猟・解体をはじめたい人のためのガイドなど、イラストや写真を交えてわかりやすく紹介しています。いのちが食べものになり、私たちの食卓に並ぶとはどういうことか、その問いに対する著者の真摯なメッセージが込められた一冊です。「解体や狩猟をはじめたい人の入門ガイド」も収録。 ●はじめに ●第1章 平凡な女子が新米猟師へ ・私が解体と狩猟を始めたわけ ・生まれて初めて、鶏を絞めた日 ・体験をシェアしていこう ●第2章 解体 命を絞めていただく ・解体ワークショップ、実施しています ・うさぎ編 初めてのうさぎ狩り見学! ・テン(!?)編 知り合いの農家からテンがやってきた ・アナグマ編 シェアメイトがアナグマを拾ってくる ・烏骨鶏編 「育てて食べる」を実践する! ●PHOTO 「初めの一頭」 ●第3章 狩猟 生きものとのやりとり ・狩猟を始める! ・タヌキ編 初めての「止めさし」 ・イノシシ編 ついに、狩猟をしに山へ ・シティガール、山へ入る ・初めての獲物 ●第4章 山と街 お肉の事情 ・山のお肉のおはなし ・街のお肉のおはなし ・認めて、感謝して、食べていく ●第5章 解体・狩猟を始める入門ガイド 狩猟免許の取得方法/鶏の解体/イノシシの解体と皮なめし/皮なめし 詳細バージョン/イノシシを使い切る/野生肉の料理/解体&狩猟の現場を味わう! ●おわりに 目次 ●はじめに ●第1章 平凡な女子が新米猟師へ ・私が解体と狩猟を始めたわけ ・生まれて初めて、鶏を絞めた日 ・体験をシェアしていこう ●第2章 解体 命を絞めていただく ・解体ワークショップ、実施しています ・うさぎ編 初めてのうさぎ狩り見学! ・テン(!?)編 知り合いの農家からテンがやってきた ・アナグマ編 シェアメイトがアナグマを拾ってくる ・烏骨鶏編 「育てて食べる」を実践する! ●PHOTO 「初めの一頭」 ●第3章 狩猟 生きものとのやりとり ・狩猟を始める! ・タヌキ編 初めての「止めさし」 ・イノシシ編 ついに、狩猟をしに山へ ・シティガール、山へ入る ・初めての獲物 ●第4章 山と街 お肉の事情 ・山のお肉のおはなし ・街のお肉のおはなし ・認めて、感謝して、食べていく ●第5章 解体・狩猟を始める入門ガイド 狩猟免許の取得方法/鶏の解体/イノシシの解体と皮なめし/皮なめし 詳細バージョン/イノシシを使い切る/野生肉の料理/解体&狩猟の現場を味わう! ●おわりに ページ数:192 判型:A5判無線綴 著者プロフィール 畠山 千春(著) 新米猟師/ライター 1986年生まれ。3.11をきっかけに、大量生産大量消費の暮らしに危機感を感じ、自分の暮らしを自分で作るべく活動中。2011年から動物の解体を学び、今は鳥を絞めて食べるワークショップを開催している。2013年狩猟免許取得、皮なめし修行中。現在は食べもの、エネルギー、仕事を自分たちで作る糸島シェアハウスを運営。
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ホロホロチョウのよる 四月と十月文庫 2
¥1,320
著者:ミロコマチコ 出版社:港の人 B6判変型/ソフトカバー/本文128頁/カラー口絵2頁 1,200円(本体価格・税別) 2011年9月刊 ISBN978-4-89629-238-1 C0095 独特なタッチで描く動植物が人気の画家ミロコマチコが綴る抱腹絶倒の書き下ろし画文集。 大阪・東京を中心に活躍する新進気鋭の画家・ミロコマチコの初めての画文集。力強いタッチと独自の色彩で描く動物や植物の数々。こよなく愛するネコの鉄三との、面白くも微笑ましい毎日。本書は、若い世代を中心に人気のミロコマチコが、これまでの創作活動と、大阪と東京を行き来しながら奮闘する日々を綴った爽快エッセイ。近年の作品だけでなく、初期の作品も多数収録。 ■著者 ミロコマチコ 画家・絵本作家。1981年大阪府枚方市生まれ。動植物を主に描き、大阪・東京での個展・グループ展等を中心に活動。2010年に初の絵本「やまのいえで」をカイトプレスより刊行。同年より美術同人誌「四月と十月」の同人となる。2011年「HBファイルコンペvol.21」藤枝リュウジ賞受賞。 ■目次 ホロホロチョウのよる I はじめての個展/褒めながら描く/夜行バスで眠ること/ワニの壁/お下がりの子ども図鑑/どうぶつたち/ブロッコリ II カメ、学校へ行く/ミロコという名前/ぼーっとしない/絵描きの娘/鉄三さん、ありがとう/アフリカゾウ/しろねこのうた III ミロコしんぶんし/展覧会のあれこれ/大きなクジラ/どうぶつ手帳/おにの子どもたち、カミナリダンスでイチ、ニ、サンダー! /絵本が作りたい あとがき
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日本国憲法
¥1,100
写真:齋藤陽道 出版社:港の人 四六判変型/小口折製本/本文88頁 1000円(本体価格・税別) 2022年4月刊 ISBN978-4-89629-406-4 C0032 日本国憲法は誰のものか? もう一度読み、感じ、考える私たち自身の憲法。 日本国憲法の条文全文に、写真家・齋藤陽道さんのカラー写真24点を組み合わせたハンディな一冊。 戦後70余年、私たちの幸福と平和の土台となってきた憲法を、いまの暮らしのなかでそれぞれの人生を生きる人々の姿を深くとらえた写真とともに読み直す。 ■著者 齋藤陽道(さいとう・はるみち) 1983年、東京都生まれ。写真家。都立石神井ろう学校卒業。2020年から熊本県在住。陽ノ道として障害者プロレス団体「ドッグレッグス」所属。2010年、写真新世紀優秀賞(佐内正史選)。2013年、ワタリウム美術館個展。2014年、日本写真協会新人賞受賞。 写真集に『感動』、続編の『感動、』(赤々舎)。著書に『写訳 春と修羅』(ナナロク社)、『異なり記念日』(医学書院・シリーズケアをひらく、第73回毎日出版文化賞企画部門受賞)、『声めぐり』(晶文社)がある。
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胞子文学名作選(通常版)
¥2,860
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編者:田中美穂 出版社:港の人 四六判/ソフトカバー/本文364頁 2,600円(本体価格・税別) 2013年9月刊 ISBN978-4-89629-266-4 C0093 ※苔バージョン(限定300部)は完売 永瀬清子、小川洋子、太宰治、井伏鱒二、松尾芭蕉、小林一茶、伊藤香織、谷川俊太郎、多和田葉子、野木桃花、川上弘美、尾崎一雄、河井酔茗、栗本薫、宮沢賢治、佐伯一麦、前川佐美雄、内田百閒、尾崎翠、金子光晴 著 ◎苔、羊歯、茸、黴、麹、海藻……。町の片隅、山の奥や海の底にひっそりと息づき、鮮やかな花や大きな木々のように人間たちに注目されることもなく、ときには敬遠されがちな、これらの生物たちもまた、命の営みを日々活発に行ない、私たちの暮らしや環境を支えてくれる大切な存在です。本書は、これらの生物が登場する小説や詩を集めたアンソロジー。ふだん見落とされがちな、自然界の密やかな存在に目を向けた諸作品を「胞子文学」と名づけ、文学の新しい楽しみ方を発見します。 ◎2010年に港の人より限定部数刊行し、完売となった『きのこ文学名作選』(飯沢耕太郎編)の姉妹編。ブックデザインは、吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ)。 ◎表紙に銀の箔を飾った通常版の他に、表紙に緑色の箔を飾った「『胞子文学名作選』苔バージョン/限定300部」も刊行(その他の内容・仕様に違いはありません)。 ■ 編者 田中美穂(たなか・みほ) 1972 年、岡山県倉敷市生まれ。古本屋「蟲文庫」店主。岡山コケの会会員、日本蘚苔類学会会員。著書に『苔とあるく』『亀のひみつ』(WAVE出版)、『わたしの小さな古本屋』(洋泉社)。 ■収録作品(全20作品) 永瀬清子「苔について」…[詩] 小川洋子「原稿零枚日記」抄…[小説] 太宰治「魚服記」…[小説] 井伏鱒二「幽閉」…[小説] 松尾芭蕉2句…[俳句] 小林一茶3句…[俳句] 伊藤香織「苔やはらかに。」…[小説] 谷川俊太郎「交合」…[詩] 多和田葉子「胞子」…[小説] 野木桃花1句…[俳句] 川上弘美「アレルギー」…[小説] 尾崎一雄「苔」…[小説] 河井酔茗「海草の誇」…[詩] 栗本薫「黴」…[小説] 宮沢賢治「春 変奏曲」…[詩] 佐伯一麦「カビ」…[小説] 前川佐美雄 3首 …[短歌] 内田百閒「大手饅頭」…[小説] 尾崎翠「第七官界彷徨」…[小説] 金子光晴「苔」…[詩] 解説 田中美穂
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愛と差別と友情とLGBTQ+ 言葉で闘うアメリカの記録と内在する私たちの正体
¥2,860
著者:北丸雄二 出版社:人々舎 ISBN:9784910553009 Cコード:C0036 定価:¥2,860(税込) 発売日:2021.8.20 ページ数:448 判型:46 装丁:川名潤 ■内容 世界を知り、無知を知り、人間を知る。 偏見を助長してきた言葉や文脈を更新し、日本で流通してきた「LGBTQ+」情報の空洞を埋める希望の書。 彼らは世界で何が起きているのかをほとんど知らない。日本で流通している日本語だけの情報で満ち足りて、そこから出ることも、その外に世界が存在することも考えていない。日本の世間は日本語によって護られているつもりで、その実、その日本語によって世界から見事に疎外されているのだ……。 ──第4章「クローゼットな言語」より 二〇一八年七月、自民党衆議院議員・杉田水脈の「LGBTは生産性がない」発言がありました。私の「違和感」はしかしむしろ、それをたしなめてテレビ朝日のコメンテイターが言った「今はもうそういう時代じゃないんだから」に関してでした。「LGBT」なる言葉が主流メディアで肯定的、同情的に登場してからたかだか数年──その間のいつ、「もうそういう時代じゃな」くなったのか? それは本当なのでしょうか。 ──「はじめに」より一部要旨抜粋 ■推薦文 頭が沸騰した。アメリカの「LGBTQ+」百年の歴史の豊饒を受け止めた著者の目に、すべての私たちの未来が映っている。 ──池田香代子(翻訳家) どのような過去が、現在を作り上げてきたのかーー。蓄積と切り離された、安易な現状肯定は、手痛い揺り戻しを招きかねない。日本とアメリカを行き来し、各コミュニティの内と外を見てきたジャーナリスト。彼だから描ける、歴史と、その先。 ──荻上チキ(評論家) この本にあふれる愛は、日米を問わぬ遍きマイノリティへの讃歌でもある。小さき者たちがこの半世紀、歯を食いしばってクリエイトしてきた歴史や文化を再発見した。 ──津山恵子(ニューヨーク在住ジャーナリスト) 以前、島根県隠岐之島に歌いに行った時に頂いた小学生からの手紙に、「うまれてはじめてオカマさんをみました」と書かれていた。その時感じた素直さと違和感。その間を埋めるものがこの本にはある。 ──中村 中(歌手・役者) 本書は厳密な意味で、「ゲイ」の歴史学であり、社会言語学であり、政治学であり、社会学であり、哲学だ。一つの視座から捉え切れない全体性を描き出している。最後に著者は当事者として一つの公式に到る。恋愛=ヘッセ的友愛+贈与としての性行為。友愛の力を欠けば、恋愛を持続することも差別せずにいることも不可能だ──僕は全面的に賛同したい。 ──宮台真司(社会学者) ■目次 はじめに プロローグ 第一部 愛と差別と──言葉で闘うアメリカの記録 第一章 「ロック・ハドソン」という爆弾 第二章 エイズ禍からの反撃 第三章 エイズ禍への反撃 第四章 クローゼットな言語 第五章 カム・アウトする言葉 第六章 アイデンティティの気づき 第七章 アイデンティティの誕生と「政治」 第八章 「ミレニアル世代」から「Z世代」へ 付録Ⅰ ストーンウォール50周年記念「ワールド・プライド/NYCプライド・マーチ」2019リポート 第二部 友情と「LGBTQ+」──内在する私たちの正体 第九章 「男と女」と「公と私」と 第十章 「男と女」と「公と私」と(2) 第十一章 男らしさの変容 第十二章 真夜中のホモフォビア 第十三章 「We Are Everywhere!」 第十四章 ホモソシアル、ホモセクシュアル、MSM 第十五章 セクシュアルの可能性 付録Ⅱ 『君の名前で僕を呼んで』考 おわりに 著者プロフィール 北丸雄二(著) ジャーナリスト、コラムニスト。毎日新聞をスタートに、東京新聞(中日新聞社)社会部を経て1993年よりニューヨーク支局長。96年夏に退社して独立、ニューヨーク在住のまま執筆活動を続ける。在米25年の2018年に帰国。東京を拠点にTBSラジオやJ-Wave、FM TOKYO及びネット番組「デモクラシー・タイムズ」などでコメンテーターやニュース解説を行う。東京新聞毎金曜に時事評論『本音のコラム』連載。日米政治や社会・文学評論のほか、英米翻訳も多数。訳書に外交『カーター、パレスチナを語る:アパルトヘイトではなく平和を』(Jimmy Carter、共訳)、文学『フロント・ランナー』(Patricia Nell Warren)、『スイミングプール・ライブラリー』(Alan Hollinghurst)、『ノーマル・ハート』(Larry Kramer)のほか、『ヘドウィグ&アングリー・インチ』『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー』などブロードウェイの日本公演台本も多数翻訳。本書執筆前には『LGBTヒストリーブック 絶対に諦めなかった人々の100年の闘い』(Jerome Pohlen)も翻訳。
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私の顔は誰も知らない
¥2,420
*特典小冊子付き 著者:インベカヲリ★ 出版社:人々舎 ISBN:9784910553016 Cコード:C0095 定価:¥2,420(税込) 発売日:2022.5.16 ページ数:380 判型:46並製 装丁:吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ) ■内容 "なぜ多くの女性は、これほどまでに偽りの姿で生きているのだろう" 膨大な数の女性の「個」に迫りポートレートを撮影してきた写真家の、初エッセイ&インタビュー集。抑圧的な社会構造について、そしてそのなかで生きる女性の、人間の幸福について考える。 『私の顔は誰も知らない』とは、社会に適応することを最優先するあまり、本来のパーソナリティが完全に隠れてしまったかつての私であり、似たような経験を持つ、多くの女性たちを表した言葉だ。(中略)学校教育では異端が排除され、社会に出れば、ルールに適応することを求められる。外から入ってくる価値観に振り回され、偽りの自分でしか生きることができなくなってしまう。自分の発言を黙殺し、まったく違う人間を演じることが当たり前になってしまうのだ。 ーー本文より 写真集『やっぱ月帰るわ、私。』『理想の猫じゃない』(共に赤々舎)、ノンフィクション『家族不適応殺 新幹線無差別殺傷犯、小島一朗の実像』(KADOKAWA)など、写真と文筆を横断する作家、インベカヲリ★。両者の仕事に共通するのは、対象の表面をなぞるのではなく、あくまでも「心」を捉えることにある。 こと写真においては、男性用グラビアにありがちな鑑賞的、消費的ではないポートレートが、写真業界および女性から圧倒的な支持を得て、今もなお撮影オファーが絶えない(2018年には第43回伊奈信男賞を、2019年には日本写真協会新人賞をそれぞれ受賞)。その理由は、撮影前に被写体から時間をかけて話を聞きとることで、その人自身の個人的な経験や考え方に焦点を合わせて、存在そのものを浮かび上がらせるからだ。 ただし撮影された写真には、普段とはまったく違う姿が写し出される。それは何故なのか、その落差には一体何が隠されているのか。 本書では、被写体や女性たちへのインタビューと、インべ自身の語りを通して、多くの女性が偽りの姿で生きざるを得ない、歪な社会構造を炙り出し、女性にとっての、ひいては人間にとっての幸福とは何なのかを考える。 このテーマ(偽りの姿)を体現したブックデザイン(セプテンバーカウボーイ/吉岡秀典による)にも注目。ぜひ手にとって確かめてほしい。 "抑圧、世間体、感情労働、そしてジェンダーとフェミニズム。うまく社会適応しているように見えるけれど、本当はしていないし、するつもりもない。たぶん理解されないから言わないだけ。そんな私たちの肖像" ■もくじ はじめに/私の顔は誰も知らない/理想の猫とは?/普通を演じる/コンクリートの上のシロクマ/薬で性格を変える/こうあるべきまともな姿/東京は擬態する場所/何者かになるための買いもの/人間であることを疑う/「自分」とは誰か?/普通の人すぎて驚かれる/蛭子能収になりたい/女子校出身者のパーソナリティ/フェミニズムは避けられない/本当の自分はどこにいる?/写真とフェミニズム/カワイイの基準/見た目だけで惹かれる/人間のねじれ方/健康は人による/うつらうつらを許さない社会/魅惑の「死」/死神とのドタバタ劇/独り言を叫ぶ/欲望に見る一筋の光/つきまとう表現衝動/フリマアプリに人生を学ぶ/モニターの向こう側で/私は正常に生きてます/寸劇コミュニケーション/自信を持つ難しさ/パワースポットでSNS地獄を見る/「怒」が足りない/「素を見せろ」の正体/味覚は信用できるか/自分のことはわからない現象/人類は、皆クズ/引きずられるとは?/続・普通を演じる/理想が飛んでくる/勝手にイニシエーション/「ふあふあa」を辿る/写真を通して「私」になる/初期作品に見る混沌/なぜ女は擬態するのか ■はじめに 「この本に出てくる女性たちは、どんな服装が多いですか?」 タイトルについて悩んでいるとき、打ち合わせの席でブックデザイナーの吉岡秀典さん(セプテンバーカウボーイ)から、そんなことを聞かれた。私は考えるまでもなく、こう答えた。 「普通です。そのときどきで流行っている、女性らしい服。『これを着ておけば普通の人に見られる』とわかっていて、選んでいる人が多いです」 言った後、そんな言葉がスラスラ出てくる自分に驚いた。実際に、何人かの女性たちから聞いた台詞であり、過去の私自身のことでもある。が、あらためて言葉にすると滑稽だ。どうして私たちはこうも、〝普通の人に見られる〞ことを意識してしまうのだろう。 しかし、その答えにインスピレーションを得た吉岡さんは、一見、まっとうなのに、よく見るとズレたり傾いたり予想外の姿を見せるブックデザインを考えてくれた。これこそまさに、本書のテーマといえる。 もちろん服装のことだけを言っているのではない。『私の顔は誰も知らない』とは、社会に適応することを最優先するあまり、本来のパーソナリティが完全に隠れてしまったかつての私であり、似たような経験を持つ、多くの女性たちを現した言葉だ。 ■版元より 本書のテーマは「擬態」です。 【擬態】 ①他のもののようすや姿に似せること。 ②動物が攻撃や自衛のために体の色・形などを周囲の物や動植物に似せること。コノハチョウが枯れ葉に似せて目立たなくしたり、アブが有害なハチに似せて目立つ色をもったりすることなど。 「大辞泉」より 本来「擬態」とは動物や昆虫の生態に使用する言葉ですが、人間界においても(人間の生きる社会にも)、多分にあるのではないか、という(もはや)自明の論理の解題を目指しました。 写真家のインベカヲリ★さんは、この解題を、写真表現で続けてきた作家の一人です。本書では、写真作品の制作過程や表現方法、思考や経験などを、文章に置き換えて解題を目指したエッセイです。 インべさんの写真を初めて見た時の印象と衝撃を忘れることはできません。被写体の女性たちが鋭いカメラ目線でポーズをとり、時には素足でウサギの着ぐるみを着て屋上でタバコを吸い、時には海岸でセーラー服を着て海藻を口にくわえ、時にはヌードで竹藪に佇む。それぞれ映し出された写真には、ちょっとしたユーモアとともに、切実な何かを感じました。さらに、女性をモデルにした写真では、今まで見たことがありませんでした。 インべさんは、撮影をする前に被写体の女性から時間をかけて話を聞いて、仕上がりのイメージを膨らませます。その作業は、本人の表側ではなく内側のさらに奥底へと向かい、(今の時点の←これが重要)その人を形作っているキモを掴むことで結実し、写真の重要なモチーフとなります。この過程を経ることで、いわゆる一般的な「グラビア写真」とは一線を画す作品になるのです。興味深いのは、映し出された写真の本人と、普段の本人とには、大分の落差があることです(ここに本書のテーマがあります)。 1作目の写真集『やっぱ月帰るわ、私』(赤々舎/2013)では、写真のみでの構成でしたが、2作目の写真集『理想の猫じゃない』(赤々舎/2018)では、写真とともにキャプション(被写体とのちょっとしたやり取りや、撮影後日談など)を添えることで、前述のコンセプトを強めるのと同時に、結果的に言葉での説明が加わり、より広い支持を獲得したのでした。 インべさんに本(写真集ではなく文字の本)を一緒に作ることを提案した当初は(2017年くらい?)、私(当時は版元サラリーマン編集者)は、ここまで言語化できてはいませんでした。が、連載時(web連載)に被写体や女性たちとの、ちょっとしたやり取りに焦点を当てて原稿を書いてもらう内に、彼等が日本社会で置かれている構造が浮かび上がってくるのでした。根強い家父長制、クローズドな家庭環境、差別丸出しの学校教育、それらをコピー&ペーストした会社組織、そして、総じて影響を受けざるを得ない、彼等の状況(インべさんが写真に写すのは、この抑圧的な社会に抵抗し自分を解放しようとする彼等の姿なのです)。加えて、インべさん自身のことを書いてもらうと、被写体の女性たちと同じような環境、考え方を持ちながらあがいた写真家以前の話、そして、「写真」を手にして主体を奪還し「自分」を獲得していく姿が淡々と立ち上がりました。 「生きづらさ」という言葉を、特にここ2、3年でしょうか、メディアやSNSなどで目にする機会が増えたように思います。人の数だけあるこの「生きづらさ」を、「発達障害」と診断をして一括りにすることで、個々の問題から遠く離れ、矮小化することで本質から目をそらしているように感じます。狂っているのは、果たして私たちなのか、それとも社会の側なのか。私たちは、今置かれている社会状況の一つひとつを、今一度しっかりと注視する必要があるのではないでしょうか。 目次 はじめに 私の顔は誰も知らない 理想の猫とは? 普通を演じる コンクリートの上のシロクマ 薬で性格を変える こうあるべきまともな姿 東京は擬態する場所 何者かになるための買いもの 人間であることを疑う 「自分」とは誰か? 普通の人すぎて驚かれる 蛭子能収になりたい 女子校出身者のパーソナリティ フェミニズムは避けられない 本当の自分はどこにいる? 写真とフェミニズム カワイイの基準 見た目だけで惹かれる 人間のねじれ方 健康は人による うつらうつらを許さない社会 魅惑の「死」 死神とのドタバタ劇 独り言を叫ぶ 欲望に見る一筋の光 つきまとう表現衝動 フリマアプリに人生を学ぶ モニターの向こう側で 私は正常に生きてます 寸劇コミュニケーション 自信を持つ難しさ パワースポットでSNS地獄を見る 「怒」が足りない 「素を見せろ」の正体 味覚は信用できるか 自分のことはわからない現象 人類は、皆クズ 引きずられるとは? 続・普通を演じる 理想が飛んでくる 勝手にイニシエーション 「ふあふあa」を辿る 写真を通して「私」になる 初期作品に見る混沌 なぜ女は擬態するのか 著者プロフィール インベカヲリ★(著) 1980年、東京都生まれ。写真家。短大卒業後、独学で写真を始める。編集プロダクション、映像制作会社勤務等を経て2006年よりフリーとして活動。13年に出版の写真集『やっぱ月帰るわ、私。』(赤々舎)で第39回木村伊兵衛写真賞最終候補に。18年第43回伊奈信男賞を受賞、19年日本写真協会新人賞受賞。写真集に、『理想の猫じゃない』(赤々舎/2018)、『ふあふあの隙間』(①②③のシリーズ/赤々舎/2018)がある。ノンフィクションライターとしても活動しており、「新潮45」に事件ルポなどを寄稿してきた。著書に『家族不適応殺 新幹線無差別殺傷犯、小島一朗の実像』(KADOKAWA/2021)がある。本書は初のエッセイとなる。 装丁者プロフィール 吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ) 1976年静岡県生まれ。美術系の専門学校を卒業後、広告系の事務所に勤務。自由度が少ない仕事にどうしても納得できず、もともと夢だった漫画家を目指して実家に戻る。25歳のとき、たまたま雑誌で見た祖父江慎さんの優しそうな姿に感銘を受け、祖父江慎(コズフィッシュ)の門をたたく。10年後の2011年に独立し、現職。手掛けた書籍は星海社新書の装丁デザイン、『経営戦略全史』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)『ビジネスモデル 2.0図鑑』(KADOKAWA)など。
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アイム Snapshots taken by homeless people.
¥2,310
Homedoor (編) 出版社:ライツ社 定価 2,310円(本体2,100円+税10%) 判型 A4判 よこ210mm × たて297mm 頁数 224ページ 発刊 2022年4月28日 ISBN:9784909044365 書籍の内容紹介 Snapshots taken by homeless people. 日本初、ホームレス状態にある人たちがカメラで街を切り取った写真集 クラウドファンディングで600万円以上の支援を集めた話題のプロジェクトがついに書籍化! 彼らの世界をみる視点が、世界が彼らをみる視点に変化を与えることを願って。 ・河川敷で10年以上暮らす元建設業の男性 ・ネカフェ(インターネットカフェ)を転々とする元ホストの男性 ・教会に通う元引きこもりの女性 カメラを手にしたのは、年齢も性別も状況もさまざまなホームレス状態の人たち。巻末には1人ひとりのインタビューを収録。 (pp. 138-139)美術館。子どものあれで、懐かしいなと思って。幼稚園のとき、先生に「うまく描けましたから、 二科展に出したら優勝したんです。子どもさんと同行してください」って言われて。新聞に名前載ってね。 ここで表彰式やったの。この階段で、家族で、写真撮って。 (pp. 74-75)別に僕が三脚を立ててカシャカシャ撮ったんじゃなくて、バスに乗って撮ったんですよ。ここで撮りた いなっていうポイントではあったんですけど、尾崎豊の 「十七歳の地図 SEVENTEEN'S MAP」を意識して撮りました。歩道橋が歌詞の中に出てくるんですよね。 【発起人】 2010年から大阪でホームレス支援を続けてきた認定NPO法人「Homedoor」。 代表の川口加奈は「プロフェッショナル 仕事の流儀」「セブンルール」などで特集される注目の社会起業家 ● 視点を変える わたしたちは2017年からホームレス状態の人たちにカメラを渡し、日常を撮影してきてもらうという活動を続けてきました。 それぞれの視点で切り取った日常の風景には、独自の世界が広がっています。いつもの川沿いのベンチから見る朝焼け、夜の公園、隣人の昼寝。レンズを通してのぞいた視点がそのまま、そこにあります。 また、撮影された写真にはしばしばストーリーが存在します。 たとえば「なぜこの写真を撮ったのか?」と質問すると、昔自分が大工として働いていた頃に建てたビルだったり、よく休憩をする公園に置いてあるオブジェだったり。1枚の写真から背景にある思いもよらぬストーリーが浮かび上がります。 「ホームレス」は状態を指し、人に対して使う言葉ではないため、本書ではホームレス状態にある人もしくはカギカッコつきの「ホームレス」と表記を統一しています。 『アイム』というタイトルには、「ホームレスという1つの人格はない」というメッセージを込めました。 撮影者ごとにページブロックが分かれているこの写真集の特徴を示した言葉にもなっています。 ● 誤解と偏見を解消する このプロジェクトの核は、ホームレス問題について「まず、知ってもらいたい」ということにあります。 ホームレス問題は、ほかの社会課題に比べて支援金が集まりにくいという傾向があります。 なぜなら、よく「ホームレスになるのは自分の責任だ」と思われてしまうからです。 しかしながら、ホームレス状態に陥るきっかけは、突然の病や失業、介護離職による困窮、人間関係の悪化など、誰にでも起こりうる出来事がほとんどです。 わたしたちは、写真集を通して多くの人がホームレス状態にある人たちの視点や声に触れるきっかけをつくることで、新たな理解を促し「誤解と偏見」を解消する機会をつくりたいと切に願います。 そして、本の売上はHomedoorから、ホームレス状態の人たちへの支援に役立てられます。 ● 新しい支援の形をつくる 「路上での生活って、心が死んでいくんです。1日がね、違った意味で『時間との戦い』なんです。 早く日が暮れてくれへんかなーって。 路上で生活してることを恥ずかしいと思っていたし、人目も気にしていた。でもカメラを託されて、心が死んでいた生活の中に、生きる目的が生まれたんです。」 (朝日新聞の記事より、撮影者のインタビューの一部より抜粋) 【巻末解説】 フォトジャーナリスト安田菜津紀 「彼らは街をよく知っている。ヘリコプターで見下ろしたような風景が見える場所、スズメの子どもたちが生まれる季節、ひっそりとキツネが暮らしている茂み、猫が顔を出す小窓。私が普段は黙って通りすぎてしまうであろう瞬間を、カメラでそっと、拾い上げてくれていた」(解説より抜粋) 【書籍仕様】 表紙:アスファルトの質感を再現した特殊板紙 スリーブ:スリーブ入りの豪華仕様。種類は4種類 製本:背がないため180度開くドイツ装 【編者プロフィール】 認定NPO法人「Homedoor」 「ホームレス状態を生み出さない日本の社会構造をつくる」ことを目指し、2010年に大阪で設立。個室型シェルターの運営、シェアサイクルでの就労支援等などを行い、年間約1000名の新規相談に対応。2017年に認定NPO法人に認定。
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マイノリティデザインー弱さを生かせる社会をつくろう
¥1,870
著者:澤田智洋 出版社:ライツ社 定価 1,870円(本体1,700円+税10%) 判型 四六判(たて188mm×よこ128mm)並製 頁数 330ページ 発刊 2021年3月3日 ISBN 9784909044297 「澤田さんには、目の見えない息子がいる。僕はそれを、うらやましいとさえ思った。」 佐渡島 庸平氏(コルク代表) 日本テレビ「シューイチ」、NHK「おはよう日本」などにたびたび出演。 SDGsクリエイティブ総責任者ヤーコブ・トロールベック氏との対談をはじめ、各界が注目する「福祉の世界で活躍するコピーライター」澤田智洋。 苦手、できないこと、障害、コンプレックス=人はみな、なにかの弱者・マイノリティ。 「弱さ」を起点にさまざまな社会課題を解決する仕掛け人が、その仕事の全貌をはじめて書き下ろす。 ・福祉器具である義足をファッションアイテムに捉え直した「切断ヴィーナスショー」 ・視覚障害者の「足」と寝たきりの人の「目」を交換する「ボディシェアリングロボットNIN_NIN」 ・過疎化地域への移住を劇的に促進させたPRプロジェクト「高知家」 ・ユナイテッドアローズと立ち上げた、ひとりの悩みから新しい服をつくるレーベル「041」 ・運動音痴でも日本代表選手に勝てる「ゆるスポーツ」etc… // 著者からのメッセージ // 【すべての「弱さ」は、社会の「伸びしろ」】 あなたが持つマイノリティ性=「苦手」や「できないこと」や「障害」や「コンプレックス」は、克服しなければならないものではなく、生かせるものだ。 弱さを受け入れ、社会に投じ、だれかの強さと組み合わせる──。 これがマイノリティデザインの考え方です。そして、ここからしか生まれない未来があります。 この考え方と実践方法を、僕と同じクリエイターに、そしてすべての働く人たちに共有したい。 【息子に障害があるとわかってから、僕は「強さ」だけで戦うことをやめた】 20代の頃、必死に自分の「強さ」を磨きました。コピーライターとして、広告クリエイターとして。なかなか芽が出なかった。しんどかった。 でも、障害のある息子や障害のある友人たちから教わりました。 「弱さだって、自分らしさだよ」。 今、僕は持っているものすべてを使って仕事をしています。 コピーを書けるという強み、運動音痴という弱み、広告会社で働いているという強み、子どもに障害があるという弱み。 すべてをかけ合わせて、「ゆるスポーツ」をつくっています。 弱さを切り捨てて強さだけで勝負していたら、広告コピーしかつくれませんでした。 【御社だけが抱えている課題って、なんだと思いますか? マイノリティこそが「ダイバーシティ」】 ここ数年、「課題不足だ」という話をよく聞きます。 でも同時に、「それって、課題を掘る場所を間違えてるんじゃないか?」と思うこともよくあります。 課題は、いまだに山積しています。 マス(中間層)からこぼれ落ちている「マイノリティ」と呼ばれる人の中に。 王道的なマーケティング活動の外側は、多様性に溢れていました。 【もう、「他人」のために「自分」を後回しにしなくていい】 優秀な人ほど、はたから見ていて思うことがあります。 「限りある時間を他人のために使いすぎている」と。それ以上やると、いつでも自分が後回しになってしまう。 もっと、仕事で得た力を、みんなが自分の人生と接続できたなら。大切な人のために生かせたなら。自分の中にある弱さのために、もっと時間を使えたなら。 社会は、もっと生きやすい場所に変えることができる。 【弱さから、楽しい逆襲を始めよう】 そう伝えたくて、僕はこの本を書きました。 著者情報 澤田 智洋 (さわだ ともひろ) コピーライター / 世界ゆるスポーツ協会代表理事 1981年生まれ。言葉とスポーツと福祉が専門。幼少期をパリ、シカゴ、ロンドンで過ごした後、17歳で帰国。2004年、広告代理店入社。アミューズメントメディア総合学院、映画「ダークナイト・ライジング」、高知県などのコピーを手掛ける。 2015年にだれもが楽しめる新しいスポーツを開発する「世界ゆるスポーツ協会」を設立。これまで80以上の新しいスポーツを開発し、10万人以上が体験。また、一般社団法人障害攻略課理事として、ひとりを起点に服を開発する「041 FASHION」、ボディシェアリングロボット「NIN_NIN」など、福祉領域におけるビジネスを推進。著書に『ガチガチの世界をゆるめる』(百万年書房)がある。
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リュウジ式悪魔のレシピ
¥1,430
著者:リュウジ 出版社:ライツ社 定価 1,430円(本体1,300円+税10%) 判型 A5変形(たて190mmxよこ148mm)並製 頁数 128ページ 発刊 2019年11月22日 ISBN 9784909044235 【大重版】 ・料理レシピ本大賞2020 in Japan 大賞受賞! ・20刷22万3,000部突破! 「リュウジ@料理のおにいさん」の一番売れてるレシピ本! ・日本テレビ「世界一受けたい授業」出演 ・あの奇跡の「じゃがアリゴ」を発明した料理のお兄さん ・Twitterフォロワー100万人突破! 制作期間1年超え。バズレシピ作家「リュウジ」渾身の決定版となるレシピ本。 Twitter未公開の「秘蔵レシピ」が満載です! ーーー 「悪魔のレシピ」ってどんなレシピ? 悪魔的においしいのにとんでもなく実用的! を目指しました。 1.ひと口で「人間をダメにするくらい」おいしいのに →つまり、存在が悪魔 2.「最短で、最高の味が」作れることを考え抜きました →工程をどれだけ省けるか、特別な調味料を使わずにおいしく作れるか。 3.しかも、掲載レシピの半数は「低糖質」なんです! →つまり、「天使のレシピ」が116品中58品。悪魔のレシピはデブメシだけじゃない。 たとえば ・エビの下処理いらずであの甘辛味が食べられる! 「エビシューマイ・チリ」 ・「大葉の浅漬け」大葉を白だしに漬けるだけで最強のごはんの友が完成! ・食材ぜんぶレンジでチンするだけで最高級レストランの味に「半熟カマンベールカルボナーラ」 ・「キャベツのステーキ」焼くだけでキャベツがごちそうになる! ・この見た目とボリュームで太らないおかず! ? 「マーボーバーグ」 ・「ブロッコリー&エリンギの唐揚げ」野菜は唐揚げにするがおいしくて食べ応えあります! 全116品です。 著者情報 リュウジ 1986年生まれ。千葉在住の料理研究家。 「今日食べたいものを今日作る! 」をコンセプトに、Twitterでレシピを発信し、フォロワー数は100万人を突破。 料理動画を公開しているYoutTubeもチャンネル登録者数が16万人を突破。 「料理レシピ本大賞 in Japan」に第5回、第6回と連続入選。 著書に『クタクタでも 速攻作れる! バズレシピ 太らないおかず編』(扶桑社)、 『容器に入れてチンするだけ! ほぼ 1ステップで作れるレンジ飯』(KADOKAWA) など多数。 Twitter @ore825 Instagram @ryuji_ foodlabo YouTube料理研究家リュウジのバズレシピ 「料理のお兄さん」よりメッセージ 世の中の人って、みんなもう、すごく頑張ってると思うんです。 ちゃんと働いて、勉強して、家事して、家族のお世話もしたりして、それだけで「スタンディングオベーション」です。 その合間に、さらに自分で材料を買って、料理して、食べてるのっ て、本当にえらいと思います。 だから、料理くらいは頑張らなくていいものにしたい。でも、 味はおいしい方が絶対いい。 それが、毎日ぼくがひたすらツイッターで、みなさんにレシピを発信し続けている理由です。 この本は、その中でも指折りの料理をまとめた、ぼくの「決定版」です。 料理研究家をやってて思うのは、「料理が好きな人」より「好きじゃないけどなんらかの理由があって料理をする人」の方が 圧倒的に多いってこと。 家族のため、自分の体のため、節約のため。理由は人それぞれだけど、ぼくは全員応援したい。 料理はむずかしいと敬遠していた人には、「なんだ、それでい いのか! 」と安心してもらえれば嬉しいし、 普段から自炊してい る人には、「その手があったか! 」とびっくりしてもらいたい。 そして、気づけばキッチンに立つことが楽しくなっていれば最高 です。 ……なんだかいい人みたいに語ってしまったので、すみません 訂正します。 この本は「悪の教典」です。 とにかく理性も知性も崩壊するおいしいレシピばかり116品載せています。 最高に楽しんでいただけると思いますので、お気をつけください。
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なんにも考えたくない日は スープかけごはん で、いいんじゃない?
¥1,430
著者:有賀 薫 出版社:ライツ社 定価 1,430円(本体1,300円+税10%) 判型 A5変形(たて190mmxよこ148mm)並製 頁数 128ページ 発刊 2020年12月24日 ISBN:9784909044280 ・「料理レシピ本大賞2020 in Japan」入選作家の最新作 ・日本テレビ「ヒルナンデス」、NHK「シブ5時」、朝日放送「おはよう朝日です」など続々出演! ・2011年から9年間、毎日3000日以上にわたってスープを作り続けている「スープ作家」 【スープかけごはんってどんなレシピ? 】 ねこまんま全面肯定! 炒めて、煮立てて、白いごはんにかけるだけ! ・献立を考えるのがいちばん大変 ・帰ってくる時間、こんなに遅くなっちゃった ・何品もつくる気力ない ・でも、ちゃんとおいしいものを食べたい。し、食べさせてあげたい →台所に立つ人がつかれてしまうくらいなら、献立なんて考えなくていい。何品も作らなくていい。 たどりついたのは、みんな「おいしいってわかっているのにできなかった」スープかけごはんでした。 【スープかけごはんのすごいところ】 1「.ひと皿で完結」だから献立を考えなくていい! 「鍋ひとつで作ったスープを、器によそったごはんにかける」が基本のラクチンレシピ。だから、作るのも簡単で洗い物も少ない。一度に野菜がたくさん食べられるのも、嬉しいポイント。 2.なのに、お腹も大満足。具材の旨みが染みたごはんは超おいしい! なによりも「白米にかけると、もっとおいしい」を考え抜きました。ごはんの量を少なくすればダイエットにもぴったり。お腹いっぱいになりたい人は、ごはんもスープもおかわりしましょ! 3.しかも! うどんやパスタに変えるだけで、使い勝手は∞無限大! 好みに合わせて、ごはんを麺に変えてもおいしいレシピが半数以上。ほかにもパンを添えて朝食に、春雨を入れて夜食に、そのままスープとして飲んでも、もちろんおいしいです。 「ねこまんまは行儀悪い」という呪い(ジョーシキ)を解放したら、日本の食卓はもっと、自由になれる。おうちごはん史上、「最高の発明」と言えるレシピ本です! 【たとえば、こんなレシピ】 ・オムライスでも天津飯でもない、食卓の新定番「トマ玉塩スープかけごはん」 ・餃子の具材、包まなくてもいいんじゃない? 「ニラまみれ! 鶏ひき肉のスープかけごはん」 ・クリームチーズとにんじんと卵「たどり着いた究極のスープカレー」 ・うどんを入れても美味しそう「焼きベーコンのカルボナーラかけごはん」 ・簡単すぎじゃない? 「サラダチキンの冷製麦茶漬け」 ・3分で作れるアクアパッツァをかけちゃって「パセリのしらスープかけごはん」 全80品です。 著者情報 有賀 薫(ありが・かおる) @kaorun6 スープ作家。2011年から9年間、3000日以上にわたって、朝のスープ作りを日々更新。スープの実験室「スープ・ラボ」をはじめ、イベントや各種媒体を通じ、おいしさに最短距離で届くシンプルなレシピや、日々楽に料理をする考え方などを発信している。著書に『365日のめざましスープ』(SBクリエイティブ)、『帰り遅いけどこんなスープなら作れそう』『3000日以上、毎日スープを作り続けた有賀さんのがんばらないのにおいしいスープ』(文響社)、『スープ・レッスン』『スープ・レッスン2 麺・パン・ごはん』(プレジデント社)、『おつかれさまスープ』(学研プラス)など。、『朝10分でできるスープ弁当』(マガジンハウス)で、第7回料理レシピ本大賞入賞。 著者からのメッセージ ごはんにシチューや味噌汁をかけるのはもはや悪くない、「アリ」だってことにしたいです。 スープをごはんにかける食べ方は、日本人にとって「行儀が悪いこと」とされてきました。でも、白いごはんに生卵をかける。そのおいしさは、誰もが知っていますよね。つゆだくの牛丼も市民権を得ています。先日、おしゃれなレストランに行ったら、最後に「お茶漬けです」と言って、だしかけごはんが出てきました。「ねこまんまは行儀が悪い」という言葉には、もう個人の好き嫌い以上の理由はないように思えます。 時代は令和です。男も女も働きながら日々の生活をととのえる上で、「ごはんに具材の入った汁をかける」という食べ方は、手間や時間という点でも、理にかなっています。作り手にとっては、何品も献立を考えなくていいし、鍋1つ、皿1枚で済んで片付けも楽チン。食べる人にとっても、スルスル食べやすく、野菜もたっぷりとれて健康的。なにより、かけたらおいしいんですよね。 ちょっぴりストレスフルな世の中で、スープかけごはんには「これでいいよ」「大丈夫だよ」と包み込むやさしさがあります。あたたかいスープの染みたごはんを口に入れるとき、そして具とスープとごはんが口の中でほろほろと合わさるおいしさを味わうとき、ほっとするような。「もっとがんばれ」ではなく「今日もがんばったね」と伝える味わいを。そんな思いで、この本を作りました。 スープ作家として、禁止どころか、むしろ推奨したい最高の食べ方です。みんながおいしいとはわかっていても、できなかったことを「アリ」にしたら、台所はもっとラクに、食卓はもっと自由になります。
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認知症世界の歩き方
¥2,090
著者:筧 裕介 出版社:ライツ社 定価 2,090円(本体1,900円+税10%) 判型 四六判並製 頁数 264ページ 発刊 2021年9月15日 ISBN:9784909044327 なかなか理解してもらえずに困っていた「認知症のある方が実際に見ている世界」が スケッチと旅行記の形式で、すごーくわかる! まるで「ご本人の頭の中を覗いているような感覚」で、認知症のことを楽しみながら学べる一冊です。 ーーー ここは、認知症世界。 認知症とともに生きる世界では、だれもがいろいろなハプニングを体験することになります。 ・乗るとだんだん記憶をなくす「ミステリーバス」 →自分のしたことを忘れてしまうのは、なぜ? ・だれもがタイムスリップしてしまう住宅街「アルキタイヒルズ」 →あてもなく街を歩き回ってしまうのは、なぜ? ・イケメンも美女も、見た目が関係ない社会「顔無し族の村」 →人の顔がわからなくなるのは、なぜ? ・熱湯、ヌルッ、冷水、ビリリ。入浴するたび変わるお湯「七変化温泉」 →大好きだったお風呂を嫌がるのは、なぜ? ・時計の針が一定のリズムでは刻まれない「トキシラズ宮殿」 →コンロの火を消し忘れてしまうのは、なぜ? ・一本道なのになかなか出口にたどり着かない「服ノ袖トンネル」 →同じ服ばかり着たがるのは、なぜ? ・ヒソヒソ話が全部聞こえて疲れてしまう「カクテルバーDANBO」 人の話を集中して聞けないのは、なぜ? etc... あなたは認知症世界を旅する旅人。 この物語に登場するのは、架空の主人公でも、知らないだれかでもなく、 「少し先の未来のあなた」や「あなたの大切な家族」です。 認知症世界の旅、はじまり、はじまり。 著者情報 著者プロフィール 筧 裕介(かけい ゆうすけ) 特定非営利活動法人イシュープラスデザイン 代表 1975年生。一橋大学社会学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。慶應義塾大学大学院特任教授。2008年ソーシャルデザインプロジェクトissue+design を設立。以降、社会課題解決のためのデザイン領域の研究、実践に取り組む。2017年より認知症未来共創ハブの設立メンバーとして、認知症のある方が暮らしやすい社会づくりの活動に取り組む。 代表プロジェクトに、東日本大震災のボランティアを支援する「できますゼッケン」、妊娠・出産・育児を支える「親子健康手帳」、300 人の地域住民とともに未来を描く「みんなでつくる総合計画」、認知症とともにより良く生きる未来をつくる「認知症未来共創ハブ」、他。 GOOD DESIGN AWARD 2019 BEST100「SDGs de地方創生」カードゲーム開発者。 日本計画行政学会、学会奨励賞、グッドデザイン賞、D&AD(英)他受賞多数。著書に『地域を変えるデザイン』、『ソーシャルデザイン実践ガイド』、『人口減少×デザイン』、『持続可能な地域のつくりかた』『認知症世界の歩き方』など。 監修プロフィール 認知症未来共創ハブ 「認知症とともによりよく生きる未来」を目指し、当事者の思い・体験 と知恵を中心に、認知症のある方、家族や支援者、地域住民、医療介護 福祉関係者、企業、自治体、関係省庁及び関係機関、研究者らが協働し、 ともに未来を創る活動体。慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセン ター、日本医療政策機構、認知症フレンドシップクラブ、issue+design の4 団体が2018 年より共同で運営。 代表、堀田聰子(慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科・教授)。
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自分ことわざじてん
¥1,430
著者:さくらこ 出版社:ライツ社 定価 1,430円(本体1,300円+税10%) 判型 A5判並製(たて210mm x よこ148mm) 頁数 112ページ 発刊 2019年3月21日 ISBN:9784909044204 【めざましテレビで紹介】 お母さんがつぶやいたTwitterから、超・話題となった作品がついに書籍化! 【著者は9才の女の子】 この本は、わたしがオリジナルでつくったことわざじてんです! 「次女が作ったオリジナルことわざが、身につまされる」(母・談) 「高級な けしょう品 一てきずつ」 意味:いくら高くても少しずつ使ったらいみがない 例え:母が高級なけしょう品を一てきずつ使ってい るのを見てぼくは(いみがないな)と思った。 「手つだいが こうかいに かわる」 意味:一回手つだったらたくさんやらされる。 例え:小さい子とあそんだらまい日あそばされた。 ・さくらこちゃんが小学3 年生の時から1年かけて考えたオリジナルことわざを手描きイラストとともにたっぷり掲載。 ・大人たちの心にクリティカルヒットする言葉や視点が詰まった一冊です。 ・全文フリガナつきなので、お子様への卒入学・進学のプレゼントにもぴったり。 【学べて楽しい!】 なんと、本物の国語辞典をつくっている日本語の専門家が、ことわざを全文解説! 三省堂国語辞典の編纂者・飯間浩明。 解説を読むと、国語辞典に載のっている「似たことわざ」や言葉の成り立ちも知ることができます。 (解説者プロフィール) 1967年生まれ。国語辞典編纂者。著書に『辞書を編む』(光文社新書)、『ことばハンター』(ポプラ社)などがある。 国語 辞典の編纂を続けるかたわら、NHK Eテレ「使える! 伝わるにほんご」講師を務めるなど、日本語・国語教育番組にも長くたずさわる。 アニメ版『舟を編む』の監修もつとめる。 【お母さんより】 この本を手にしてくださったみなさまには、おおいにずっこけて、おおいに突っ込みながら楽しんでいただけたら幸いです。 【飯間先生より】 それぞれの作品は、読んでいると、思わず微笑・苦笑し、なるほどと膝を打ちます。 何十年前かのぼく自身。全部ではないけれど、とても似たところがある。それで解説を引き受けたのです。 【さくらこちゃんより】 よろしくおねがいします! さらに! Twitterで30万人以上が震えた、さくらこちゃんのもう1つの話題作 【死にかた占い」つき! 】 この本を読んでくれた人は、とくべつに何回引いてもいいよ。(さくらこ) 著者情報 さくらこ(小学4 年生)
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全196ヵ国おうちで作れる世界のレシピ
¥1,760
著者:本山尚義 出版社:ライツ社 定価 1,760円(本体1,600円+税10%) 判型 A5判並製 頁数 240ページ 発刊 2017年12月15日 ISBN:9784909044105 === 【料理レシピ本大賞2018「特別選考委員賞」受賞】 全国のプロの料理人がオススメする1冊「第1位」に選ばれました! === 朝日放送「おはよう朝日です」、MBS「ちちんぷいぷい」、関西テレビ「報道ランナー」 「読売」「朝日」「毎日」「神戸」新聞各紙でもぞくぞく紹介! ============= 日本初! 全世界196ヵ国の料理が載ったレシピ本。 見たこともない料理を、スーパーの材料で作れる! ============= たとえば、 ・肉じゃがより懐かしいミャンマーの母の味(チェッターアールヒン) ・ハンバーグより簡単な南アフリカのミートーローフ(ボボティー) ・生姜焼きよりごはんが進むミクロネシアの鶏肉煮込み(チキンアドボ) ・モンテネグロのおしゃれなチキン南蛮(ポペツ) ・ミルフィーユみたいなモルドバのポテトサラダ(シュバ) ・サバの味噌煮を超えた、タンザニアのサバ料理(スープ・ヤ・マサキ) ・オランダの新食感♪ モッチリピザ(パンネンクーケン) ・カレーとシチューの間、アメリカ南部のソウルフード(ガンボ) ・地中海キプロスの絶品イカメシ(カラマリア・ゲミスタ) ※掲載レシピはすべて著者が、世界を旅しながら現地で、あるいは日本で暮らす外国人、時には各国大使館を通して学んだものです。 難しそう? いえいえ。このレシピブックはプロの料理人に向けたものではありません。ご家庭で台所に立つ、あなたのための本です。世界の料理を、ご家庭の食材で、できるだけ簡単につくれるよう、工夫しました。 ・「いつものレシピに飽きてきたな」 ・「今度のパーティーでみんなをびっくりさせたい! 」 ・「ハネムーンで食べたあの思い出の料理、もう一度食べたいな」 そんなとき、パラパラとこの本をめくってみてください。見たこともない一皿に、美味しさに、組み合わせに、つくり方に出会えます。さあ、一緒にめくるめく食の世界旅行に旅立ちましょう! 著者情報 本山 尚義(もとやま・なおよし) 1966年、神戸市生まれ。フランス料理を修行し、ホテルの料理長になる。 27歳のときに訪れたインドでスパイスの魅力に出会い、世界の料理に目覚め、以後世界30ヵ国を巡りながら料理を教わる「旅するシェフ」となる。 帰国後はレストラン「パレルモ」を開き、2010年から2012年には世界196ヵ国の料理を提供するイベント「世界のごちそうアースマラソン」を開催。 現在は、世界の味を家庭で楽しめるレトルトにして販売する「世界のごちそう博物館」を主宰。
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僕が旅人になった日
¥1,650
編集:TABIPPO 出版社:ライツ社 定価 1,650円(本体1,500円+税10%) 判型 四六判並製 頁数 384ページ 発刊 2020年9月16日 ISBN:9784909044273 noteで話題沸騰となったお題企画「#旅とわたし」に投稿された4,000件以上の作品が、ついに書籍化! 人生を世の中のせいにできるのは、いつまでだろう? 冒険を奪われた時代に生まれて。世界一周をして見た戦争と平和。 異文化の洗礼。死に方さえ決して平等じゃない社会。 つながらないWi-Fi。崩れ落ちた偏見のかたまり。 日本人のたった23%しか知らない、世界をめぐる旅の本。 【編者累計30万部突破! 】 【4年ぶり! 待望の心震わされる旅エッセイ! 】 一人旅、世界一周、海外移住、ホームステイ、野宿、巡礼、帰国子女、 登山、カヌー下り、自転車旅、大陸横断、働きながら旅をする…… 。 この本は、あらゆる形で世界中を旅した、20人の旅のストーリーをまとめた一冊です。 編者:TABIPPO 世界一周の旅を経験した旅人が、日本に旅を広めるために作った学生団体。2014年に法人化。「若者が旅する文化を創る」「旅で人生が豊かになる仕組みを創る」をミッションに、旅情報満載のウェブメディア「TABIPPO.NET」の運営をはじめ、旅人が講師となって年間200種類以上の講座を行う「旅大学」、毎年7,000名以上が集まる野外フェス「PEACE DAY」、全国9都市で1万人の学生が参加する旅イベント「BackpackFESTA」など、さまざなま事業を展開している。編著は累計30万部を突破。
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もうあかんわ日記
¥1,650
SOLD OUT
著者:岸田奈美 出版社:ライツ社 定価 1,650円(本体1,500円+税10%) 判型 四六判並製 頁数 320ページ 発刊 2021年5月31日 ISBN:9784909044303 父は他界 弟はダウン症 母は車いすユーザー、からのコロナ禍に生死をさまよう大手術 間におじいちゃんの葬式が挟まって ついには、おばあちゃんがタイムスリップ ーー残された長女(作家)にすべてのタスクは託された 次々におそいかかる「もうあかんわ」なラインナップ なのにどうして、こんなに面白い文章が出来上がってしまうのか 読んでる側はいったいなんで、こんなに救われてしまうのか!? 【人生は、一人で抱え込めば悲劇だが、人に語って笑わせれば喜劇だ】 3月10日から4月15日までの岸田奈美のnoteに書かれた、泣けて笑える祈りの日々 放った言葉を本人の手で見事に体現した、読後、拍手喝采のエッセイです < 3/10 岸田奈美のnoteより> 現代社会が抱える闇の全部盛りが、かっぱ寿司のすし特急に飛び乗ってやってきた!?!?!?!??! ! チャップリンは「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ」と言った。 わたしことナミップリンは「人生は、一人で抱え込めば悲劇だが、人に語って笑わせれば喜劇だ」と言いたい。 悲劇は、他人ごとなら抜群におもしろいのだ。 ユーモアがあれば、絶望に落っこちない。 常々そう思っていたけど、気づいたのは、ユーモアは当事者に向けるものじゃない。 悲劇を喜劇に変えるためのユーモアは、そこにいない聞き手、つまり第三者にしか向けられないものなのだ。 理不尽なこの日々を、こうやって笑い飛ばしてもらえたら、わたしはそれで救われる。 同情も憐憫もほしくない。 やるべきことも全部わかっているので、家に来て手伝ってほしいわけでもない。 ただ、笑ってほしい。 だって、このストレスフルな時間も、心のどこかでわたしは「たしかにしんどいけど、これはこれで、おもしろいよな」って思っているのだ。 そういう明るい自分を、わたしは見失いたくない。 でも、このままやったら、もうあかんわ。 そんなわけで、前置きが長くなりましたが、読者さんにお願いがあります。 今日から母が退院して落ち着くまで、毎日21時に、noteで日記を書きます。 時間のある人は、どうか、読んでいってください。 読んでくれる人がいるだけで、わたしは、語る意味があります。 悲劇をわたしがnoteで書けば書くほど、喜劇になっていきます。 タイトルは「もうあかんわ日記」です。 もうあかんので。あかんくなる前に、助けてください。 【もくじ(一部抜粋)】 ○「もうあかんわ日記」をはじめるので、どうか笑ってやってください ○ プリズンブレイクドッグ ○ 祖父のアルゴリズム葬儀 ○ 他人のためにやることはぜんぶ押しつけ ○ 何色かわからん龍の背に乗って ○ いつも心にクールポコ ○ もしも役所がドーミーインなら ○ 姉弟はそういうふうにできている ○ まだあかんくないわ ○ 退院ドナドナ……ほか 著者情報 岸田 奈美(きしだ なみ) 作家 1991年生まれ、兵庫県神戸市出身、関西学院大学人間福祉学部社会起業学科2014年卒。 在学中に株式会社ミライロの創業メンバーとして加入、10年に渡り広報部長を務めたのち、作家として独立。 世界経済フォーラム(ダボス会議)グローバルシェイパーズ。 Forbes 「30 UNDER 30 JAPAN 2020」選出。 2020年9月初の自著『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(小学館)を発売。
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恋をして生きてきたんだよな
¥1,595
著者:青春bot 出版社:ライツ社 定価 1,595円(本体1,450円+税10%) 判型 四六判変形(たて188mm×よこ118mm)並製 頁数 224ページ 発刊 2020年2月19日 ISBN:9784909044259 インスタグラムで11万フォロワー! 「やばい泣く」「共感えぐい」「心臓を握り潰されそうになりました」 と大反響の圧倒的青春イラストエッセイ「青春bot」がついに書籍化。 臆病すぎた恋、素直になれなかった恋、思わせぶりな恋、 すれ違った恋、無敵だった恋、忘れられなかった恋……。 思い出したくないことまで、思い出してしまう。 苦しくなるのに、でも、また恋をしたくなる一冊です。 【青春botからのメッセージ】 恋なんて本当はするつもりじゃなかった。 でも、好きになってしまいました。 今日まで描いてきたのは、インスタグラムの中で「青春bot」になる前の、 馬鹿なわたしの、たった1年間の片想いの話。 その人は誰が見ても一番で。 好きにならないように、いい感じの距離をとりながら、 周りからのちょっとした優越感に浸れていられたらそれで良かったんだけど。 いつの間にか自分を見失って、1人で空回りして、 意味わかんないLINE送って、あっという間にはじけて消えた。 大人になったはずだった、うまくやれるはずだったのに、 結局わたしは何も成長してなくて、初恋かよって言いたくなるくらい無様な恋をしました。 それからわたしは、記憶の一つひとつを絵と言葉にして、 インスタグラムの中に吐き出しながら、気持ちの整理をしていきました。 そしたら、わたしの作品なんかに、 「共感えぐい」「今のわたしの感情そのままで、うるっときました」 「心臓を握り潰されそうになりました」「これ見て気づきました。わたし恋してたんですね」 みたいなことを言ってくれる人がたくさんいました。 信じられないくらい苦くて、酸っぱくて、最悪……だったけど、 その人がいたから、青春ってどんなものなのかわかった気がします。 こんなわたしにも、できることがあるのなら。 この本を読んで、また恋をしたいなって思ってもらえれば嬉しいです。 わたしは描くことで、あの人を思い出にできました。 いつか、あなたの「あの頃」も、ちゃんと思い出になりますように。 【本の仕様】 紙の本ならではの「アイテム感」にこだわりました。 ・表紙には、キラキラ感が可愛いホログラム箔を加工 ・本文は、鮮やかな「蛍光ピンク」を練り込んだインキでイラストを印刷 ・小さな手でも持ちやすく。通常の四六版サイズより幅を1cm短くしました 著者情報 青春bot Instagram @seisyunbot https://www.instagram.com/seisyunbot/ Twitter @seisyunbot https://twitter.com/seisyunbotdesu TikTok @seisyunbot https://vt.tiktok.com/88Gbk5/
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最軽量のマネジメント(サイボウズ式ブックス)
¥1,540
著者:山田理 出版社:ライツ社 定価 1,540円(本体1,400円+税10%) 判型 四六判(たて188mm×よこ128mm)並製 頁数 272ページ 発刊 2019年11月7日 ISBN:9784909044211 2014年「ダイバーシティ経営企業100選」 2017年「HRアワード」最優秀賞 2019年「Asia's Best Workplacesベストカンパニー」選出 単なるグループウェア企業にとどまらず、「チームワークあふれる社会を創る」の理念のもと、世の中にさまざまな問いを投げかけ、自社では100人100通りの働き方を実現する「サイボウズ」 働き方改革のリーディングカンパニーと呼ばれる「サイボウズ」の人事制度を築き上げた副社長、山田理の初の著書。 「残業を削減します」 「社員の満足度を上げます」 なのに、会社の業績目標は変わらない。いったい、どうやって? 形だけの働き方改革でいちばん損しているのは、 「上」と「下」の間で板挟みの中間管理職だった 部下からは「そもそも何のための改革なんですか」 上司からは「それをうまくやるのが君の仕事だろ」 「上」の意図を汲み取り、「下」に対しては納得させる。 しかも個人の成果も出しながら? リーダーに、すべてを背負わせるのは、もうやめよう。 「こういったマネジメントをすべきだ」 「こんなリーダーが理想だ」 「マネジャーはチームでいちばん有能でなければならない」? 本書は、寄せられた過度な期待と責任から、マネジャーを解放するための本です。 〈なぜこの本を書くのか〉 国によって、働き方改革が叫ばれだしたのは2016年。 しかし、サイボウズが自ら働き方を変えようと取り組みはじめたのはそのずっとずっと前、2005年のことです。 今から20年ほど前、わたしは、まだ社員が十数名だったベンチャー時代のサイボウズへ転職しました。 そこから1年足らずで会社は上場しましたが、成果至上主義に走った会社のマネジメントは崩壊し、2005年に社員の離職率は28%にまで膨れ上がりました。 わたしは社長の青野に言いました。「もう一度、良い会社にしましょう」。 それから、副社長として、管理部門の責任者として、一人のマネジャーとして、「100人100通りの働き方」を実現するまでやってきました。 そして現在、サイボウズは単なるグループウェア会社にとどまらず、働き方改革のリーダー企業と呼ばれるまでになりました。 が、結果として、今わたしが自信をもって言えるのはこれだけです。 「マネジメントって、ホンマに難しい」 つまり、世の中でいう「理想のマネジャー」になるのは無理だった、ということです。 そういうわけで、本書は「サイボウズ流のマネジメント術をふんだんにお伝えします」といった教科書的内容ではありません。 それよりも、わたしが会社を経営し、チーム(本書ではあらゆる組織をチームと表現します)をつくっていく中で見つけた ・「こうやったらうまくいかなかった」という事実 ・そして「潔くあきらめることができた」理想のマネジャー像 ・結果的に「残された」マネジャーの本当の仕事 つまり、「最軽量のマネジメント」を伝えたいと思います。 この本を書く本当の理由。 それは、極論サイボウズは「マネジメントなんていらない組織が理想だ」と考えているからです。 「これからのマネジャーはどうすべきか」 という重荷ではなく 「どうすればマネジャーの仕事を減らせるのか」という軽やかさを示したい。 著者情報 山田 理(やまだ おさむ) サイボウズ株式会社取締役副社長 兼 サイボウズUS社長。 1992年日本興業銀行入行。2000年にサイボウズへ転職し、取締役として財務、人事および法務部門を担当。 初期から同社の人事制度・教育研修制度の構築を手がける。 2007年取締役副社長 兼 事業支援本部長に就任。 2014年グローバルへの事業拡大を企図しUS事業本部を新設、本部長兼サイボウズUS社長に就任。 同時にシリコンバレーに赴任し、現在に至る。
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売上を、減らそう。 たどりついたのは業績至上主義からの解放
¥1,650
著者:中村朱美 出版社:ライツ社 定価 1,650円(本体1,500円+税10%) 判型 四六判(たて188mm×よこ128mm)並製 頁数 264ページ 発刊 2019年6月14日 ISBN:9784909044228 8/15テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」 10/30フジテレビ「セブンルール」 5/8 TBS「NEWS23」に出演 ・「日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2019」大賞受賞! ・「NewsPics」でも紹介されて大反響! 各メディアで話題沸騰中の「佰食屋」店主、初の書き下ろし著書。 ・ランチのみ、の国産牛ステーキ丼専門店 ・どんなに売れても、1日100食限定 ・営業、わずか3時間半 ・インセンティブは、早く売り切れば早く帰れる ・飲食店なのに、残業ゼロ ・なのに従業員の給料は、百貨店並み 社員を犠牲にしてまで 「追うべき数字」 なんてない 。 「働きやすい会社」と「経営」が両立するビジネスモデルとは? 京都の小さな定食屋が起こした、奇跡の経営革命! ・ <なぜこの本を書くのか> この本のはじめに、なぜ本を書くのか、お伝えします。 堀江貴文さん監修のもと出版されている『まんがでわかる 絶対成功!ホリエモン式飲食店経営』(講談社)で、 佰食屋はこんなふうに紹介されています。 ・サービスを極限まで絞ることで売上を上げているお店 ・飲食店の形は自分の人生に照らし合わせて決めることができる この2行の冒頭、「サービス」と「飲食店」を「働き方」に変えるとこうなります。 ・働き方を極限まで絞ることで売上を上げているお店 ・働き方の形は自分の人生に照らし合わせて決めることができる つまり、どれだけ儲かったとしても、「これ以上は売らない」「これ以上は働かない」。 あらかじめ決めた業務量を、時間内でしっかりこなし、最大限の成果を挙げる。 そして残りの時間(人生)を自分の好きなように使う、ということ。 飲食店関係者だけでなく、すべての働く人たちに、 この2行に集約された佰食屋のビジネスモデル、働き方のすべてを共有したい。 そう思い、この本を書きました。 ・ <著者からのメッセージ> 「100食以上売ったら?」 「昼だけじゃなくて、夜も売ったほうが儲かるのでは?」 たしかに売上は上がるでしょう。 でも、働く時間は増えるのに、給料はあまり変わらない。 会社が儲かっても社員が報われないのはおかしい。 「営業時間を伸ばせば伸ばすほど売上は上がる。だから頑張れ」 売上が落ち込んでいると「頑張れ」、 元気がないと「頑張れ」、連休前も、連休中も、連休明けも、いつも「頑張れ」。 もう「頑張れ」なんて言いたくない。 わたしは「仕組み」で人を幸せにしたい。 「残業ゼロなんて、うちは業種も規模も違うから無理」 「佰食屋だからできるんでしょ?」 「同じだけテナント料を払うなら、なるべく長い時間できるかぎり商売しよう」 ちょっと待ってください。 そもそも就業時間内に 利益を出せない商品とか企画ってダメじゃないですか? 「会社を存続させるためには、ビジネスをスケールさせ、 利益を追求することが重要だ」 「多店舗展開をしよう。今年も前年比を更新して売上を増やそう。」 みんなが売上を追いかけてうまくいっていないのなら、 もうそれを追いかける必要なんてない。 著者情報 中村 朱美(なかむら あけみ) 1984年生まれ、京都府出身。専門学校の職員として勤務後、2012年に「1日100食限定」をコンセプトに「国産牛ステーキ丼専門店 佰食屋」を開業。その後、「すき焼き」と「肉寿司」の専門店をオープン。連日行列のできる超・人気店となったにもかかわらず「残業ゼロ」を実現した飲食店として注目を集める。また、シングルマザーや高齢者をはじめ多様な人材の雇用を促進する取り組みが評価され、2017年に「新・ダイバーシティ経営企業100選」に選出。2019年には日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2019」大賞(最優秀賞)を受賞。同年、全国に「働き方のフランチャイズ」を広めるため、 100食限定をさらに進化させた「佰食屋1/2」をオープン。従来の業績至上主義とは真逆のビジネスモデルを実現させた経営者として、最も注目される起業家の一人。
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はるあんのベストおやつ
¥1,430
著者:はるあん 出版社:ライツ社 定価 1,430円(本体1,300円+税10%) 判型 B5並製 頁数 112ページ 発刊 2021年11月27日 ISBN:9784909044334 ・YouTubeチャンネル登録者数85万人突破! ・おやつ動画100万回再生、連発! ・特にコツはない。でも、100%おいしい! 小学5年生の頃、サンタクロースからケーキ型をもらったことをきっかけにおやつ作りを始めた、はるあんさん。 高校1年生のときから料理動画を投稿しはじめ、その先駆けとして人気を集め、 いまやチャンネル登録者数は料理家の中でもトップクラス。 そんなはるあんさんのレシピの中でも、圧倒的に実用的で反響の声が大きかった「おやつ」と「パン」がついに本になりました! 【だれが作っても、再現率100%のおいしさを目指しました】 目指したのは、おやつを食べたくなったときすぐに、 「わたしでも作れそう……! 」って思えるレシピ。 でも、カンタンだからって、出来上がったときに「まあこんなもんか……」と思ってほしくない。 だから、 ・材料と手間は最小限 ・特にコツはない ・でも、100%おいしい! つまり、「おいしさ」と「カンタン」がギリギリ両立するレシピを目指しました。 著者情報 はるあん 料理家/動画クリエイター 2001年生まれ。小学5年生の頃、サンタクロースからケーキ型をもらったことをきっかけにおやつ作りを始める。高校1年生のときから料理動画を投稿しはじめ、その先駆けとして人気を集める。現在チャンネル登録者数は85万人を突破し、料理家の中でもトップクラス。「YouTube FanFest Japan 2020」、NHK「沼にハマってきいてみた」、クックパッドニュースなどメディアにもたびたび出演。2020年に初の著書『今日食べたい一品がすぐに見つかる! はるあんのとっておきレシピ』(KADOKAWA)、2021年11月に初のおやつ本『はるあんのベストおやつ』(ライツ社)を刊行。
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リュウジ式至高のレシピ 人生でいちばん美味しい! 基本の料理100
¥1,650
著者:リュウジ 出版社:ライツ社 定価 1,650円(本体1,500円+税10%) 判型 B5並製 頁数 192ページ 発刊 2021年12月3日 ISBN:9784909044341 ・2020年「料理レシピ本大賞 in Japan」大賞受賞 ・著書100万部 ・YouTubeチャンネル登録者数240万人、Twitterフォロワー190万人、Instagramフォロワー120万人 制作期間、2年超え。リュウジ@料理のおにいさん、料理研究家人生の集大成「至高のレシピ」がついに書籍化! 邪道にして、至高。 プロや専門家から見たら「ありえない」作り方。なのに、食べたら「これ世界でいちばんウマいわ」ってなるレシピを形にしました。 【至高のレシピって、どんなレシピ?】 1.いつもの定番料理が見たことないアイデアで、人生最高の味にキマる! →レシピ通りに作れば、だれでもこの味にたどりつけるよう、工程をめちゃくちゃ丁寧に載せました。 2.しかも、ウマさへの最短距離を突破する →ウマイものを作るために本当に必要なことしか、やらなくていいし書いてません。 3.つまりこの本は、台所に立つすべての人の最強の味方なんです。 →至高のレシピ。それは、ウマさと効率を限界まで両立させた新しい「料理の教科書」。 【たとえば、どんな料理が載ってるの?】 ・中華の基本をぜんぶ無視してマヨソースをディップする「至高のエビマヨ」 ・味つけは煮詰めたケチャップだけでいい「至高のナポリタン」 ・みそ汁ではなく、モツ煮のやり方で作る「至高の豚汁」 ・魔法の粉で、卵はここまでウマくなる「至高の煮卵」 ・大事なのは味つけじゃない。焼き方だ「至高の照り焼きチキン」 ・市販のルウでたどり着ける、最短で最高の味「至高のカレー」 食卓によく出る基本の料理100品を、邪道極まりないやり方で自分史上最高の味に変えられる「超・実用的」な一冊です。 著者情報 リュウジ 料理研究家。TV・漫画のレシピ監修や、食品メーカー、大手スーパーマーケット等とのタイアップによるレシピ開発、自治体での講演も多数手がける。著書は累計100万部を突破。「今日食べたいものを今日作る! 」をコンセプトに、Twitterで日夜更新する「簡単・爆速レシピ」が話題を集め、SNS総フォロワー数は約590万人。料理動画を公開しているYouTubeはチャンネル登録者数230万人を超える。2021年、自身の自炊生活に集大成として『リュウジ式至高のレシピ』を出版。
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神曲のツボ! 「カッコいい」の構造分析
¥2,200
SOLD OUT
あの曲はなぜカッコいいのか?を解説した本書。 ちょっと! 選曲がグサグサ刺さるんですけど! ジョー・サンプル〈虹の楽園〉とか、店主が学生の頃めっちゃ聴いてたやつじゃん! ここの一番下に目次が載せてありますが、皆さんの気になる曲もあるかもしれません。 坪口氏といえば菊地成孔氏と東京ザヴィヌルバッハを始めたことで記憶していましたが、今や音楽業界内で広く活躍されていて、解説者としても間違いのない存在ではないでしょうか。 音楽もサブスクの時代ですから、多くのかたが曲を聴きながら楽しめることでしょう。 (店主) 著者:坪口昌恭 出版社:アルテスパブリッシング 定価:本体2000円[税別] B5判変型・並製 | 144頁 発売日 : 2022年7月25日 ISBN 978-4-86559-256-6 C1073 ジャンル : ジャズ/ポピュラー音楽 カバーデザイン:加藤賢策(LABORATORIES) 編集協力:池上信次 冨田ラボ/冨田恵一さん推薦! “カッコいい”曲ではいったい何が起きているのか? 凄腕ジャズ・キーボーディストが“神曲”を分析、創造性の秘密に迫る! 「あの曲がスペシャルに聞こえるのはなぜか? 緻密で具体的な理論解説を これほどポップに文章化した本をほかに知りません」 冨田ラボ/冨田恵一(音楽家・音楽プロデューサー) “カッコいい”曲ではいったい何が起きているのか? 並の曲とはどこがどう違うのか? ロバート・グラスパー、ブラッド・メルドーを始めとする最新型ジャズから、 ウェザー・リポート、マイルス・デイヴィス、チャーリー・パーカー、 ディアンジェロ、ジェイムズ・ブレイク、デヴィッド・ボウイ、 さらにはYMO、SMAP、ブルガリアン・ヴォイスまでを 見開き2ページに1曲の読みやすい構成で、鋭くディープに分析! 東京ザヴィヌルバッハ、Ortanceほかで活躍する凄腕ジャズ・キーボーディストが 「神曲」を分析、コード譜やメロディー譜、リズム譜を駆使して、 作曲・アレンジで発揮されるクリエイティヴィティの秘密に迫る! タワーレコードのフリー音楽誌『intoxicate』の人気連載が待望の書籍化! [目次より] 「長短変換とブルースの串刺し」ロバート・グラスパー〈アフロ・ブルー〉 「エモい必殺技。短三度下降転調の快感」ドナルド・フェイゲン〈 I.G.Y.〉 「逆配列鍵盤が作る世界最強シンセ・マジック」ウェザー・リポート〈ブラック・マーケット〉 「黒くならないポリモーダルなブルース感」ブラッド・メルドー〈ダスティ・マックナゲット〉 「ドラムマシンはドラム・セットの夢を見るか?」スクエアプッシャー〈SQUAREPUSHER THEME〉 「背筋を震わせる、神秘の女声合唱団」ブルガリアン・ヴォイス〈ショプスコの詩〉 「内声の妙、人力の機械音楽」イエロー・マジック・オーケストラ〈東風〉 プロフィール 坪口昌恭 Masayasu Tzboguchi 1964年福井県生まれ、大阪育ち。福井大学工学部応用物理学科卒業後、1987年に上京。ジャズとエレクトロニクスを共存させ、伝統と先鋭を股にかけ独自のキャラクターを放つピアニスト&シンセシスト、クリエイター。主宰するエレクトロ・ジャズ・ユニット「東京ザヴィヌルバッハ」(2012年、2013年にNY公演)、ミクスチャー・バンド「Ortance」、キューバ勢ジャズメンとのNY録音リーダー作、ソロ・ピアノ作、モジュラー・シンセ作、ピアノ・トリオ・リミックス等自己名義のアルバムを20枚発表。「Radio-Acoustique」「坪口昌恭TRIO」、レクチャー・シリーズ『TZBOLABO』も並行して主宰。2011年映画『Lily』の全音楽を作曲・制作。2016年アニメ『ReLIFE』の全劇中音楽を作曲・演奏。菊地成孔、大友良英、伊藤ゴロー、原田知世、JUJU、小泉今日子、宇多田ヒカル、UAほか90枚以上のCDやツアーに参加。「DCPRG」「RM jazz legacy」「akiko×坪口昌恭」の鍵盤奏者・参謀役として、またさまざまなアーティストとのコラボ、インプロヴィゼイションなど現在進行形のジャズをアピールする一方で、バリー・ハリス・メソッドの継承者としても後進の指導にあたっている。尚美学園大学/同大学院 芸術情報学部 音楽表現学科 教授(Jazz専攻/Jazz & Contemporary分野主任)。 公式サイト:http://www.tzboguchi.com/ Twitter:https://twitter.com/tzboguchi_msys Facebook:https://www.facebook.com/masayasu.tzboguchi/ Instagram:https://www.instagram.com/masayasu_tzboguchi/ CONTENTS はじめに──スポーツの実況解説のような音楽分析 ビバップ〜クラシック〜Jポップ、驚きの関係〜チャーリー・パーカー〈コンファメイション〉 名曲オペラがクラブ・ジャズになる通過点〜マイルス・デイヴィス〈ブルー・イン・グリーン〉 1つのベース・ラインが作る2つのトーナリティ〜アース・ウィンド&ファイアー〈レッツ・グルーヴ〉 原曲を超える、アメイジングなリハモ術〜バド・パウエル〈ニューヨークの秋〉〈ウン・ポコ・ローコ〉 エモい必殺技。短三度下降転調の快感〜ドナルド・フェイゲン〈I.G.Y.〉 長短変換とブルースの串刺し〜ロバート・グラスパー〈アフロ・ブルー〉 ジャズとビートルズは親戚だった!?〜ジェローム・カーン〈オール・ザ・シングス・ユー・アー〉、ザ・ビートルズ〈ミッシェル〉 粋な計らい、ヒップホッピーな黒魔術〜ホセ・ジェイムズ〈セイヴ・ユア・ラヴ・フォー・ミー〉 Jポップ名曲に学ぶ「夏と海と音楽理論」〜山下達郎〈THE THEME FROM BIG WAVE〉 都会の夜、マイナー・ナインスの掟〜スティーヴ・スワロウ〈レディース・イン・メルセデス〉、ブルックス・ボウマン〈イースト・オブ・ザ・サン〉 コード・チェンジ・モンスター〜きゃりーぱみゅぱみゅ〈ファッションモンスター〉 凝縮されたビバップ・イディオム〜セロニアス・モンク〈アスク・ミー・ナウ〉 逆配列鍵盤が作る世界最強シンセ・マジック〜ウェザー・リポート〈ブラック・マーケット〉 ウルトラ級「流行りもの混合音楽」〜〈ウルトラマンの歌〉〈ウルトラセブンの歌〉〈帰ってきたウルトラマン〉 クラシカルなベースの位置〜中谷美紀〈汚れた脚 The Silence of Innocence〉 黒くならないポリモーダルなブルース感〜ブラッド・メルドー〈ダスティ・マックナゲット〉 気まぐれからの不穏な構築美〜デヴィッド・ボウイ〈スー(オア・イン・ア・シーズン・オブ・クライム)〉 世界の一級食材を集めたグルメ・ミュージック〜坂本龍一〈アモーレ〉 ドラムマシンはドラム・セットの夢を見るか?〜スクエアプッシャー〈SQUAREPUSHER THEME〉 哀愁のフジロック進行とルーディメンツ〜FKAツイッグス〈Video Girl〉 「クロスオーヴァー・キーボーディスト」35年目の再研究〜ジョー・サンプル〈虹の楽園〉 メロディ・ラインの光と影〜ジョン・レノン〈スターティング・オーヴァー〉 革命のサイケ・トラックに隠された12キー〜フライング・ロータス『Los Angeles』 劇伴仕事で考えたこと〜ガブリエル・ヤレド『こわれゆく世界の中で』〈セント・パンクラス〉 ポップスに潜むジャズの醍醐味〜ビリー・ジョエル〈ザンジバル〉 拍のアタマは感覚で決めるもの!?〜ショナ族〈仮小屋のための枝伐採〉 22/16拍子でつじつま合わせ〜ジェイムス・ブレイク〈アンラック〉 アイドルだってたまには容赦ない〜SMAP〈Battery〉 「霧の向こうから差してくる光」を音にする〜エバーハルト・ウェーバー〈Maurizius〉 最小限の音が作り出す、最大の説得力〜セロニアス・モンク〈リズマニング〉 あの大物も嫉妬したビッグバンド名曲〜ジャコ・パストリアス〈リバティ・シティ〉 うれしくてやがて哀しきサウダージ〜ムーンチャイルド〈All The Joy〉 クラシック×人力テクノ→ポスト・クラシカル〜ニルス・フラーム〈Hammers〉 マシンを超える高精度分解能「人力ドラム」〜ホセ・ジェイムズ〈U R The 1〉 「美しさ」は「複雑さ」でできている〜ビル・エヴァンス〈ワルツ・フォー・デビイ〉 ホーン・セクションは、地味な響きが新しい〜ディアンジェロ〈スパニッシュ・ジョイント〉 水平と垂直を行き来するギター・サウンド〜ビル・フリゼール(ポール・モチアン・トリオ)〈ストレート・ノー・チェイサー〉 音楽は「音色」でできている〜アンダーワールド〈Glam Bucket〉 背筋を震わせる、神秘の女声合唱団〜ブルガリアン・ヴォイス〈ショプスコの詩(独身のおじいさん)〉 重症化必至。ミニマル中毒に気をつけろ〜フィリップ・グラス『浜辺のアインシュタイン』 合わないトライアド(三和音)は存在しない〜ライル・メイズ(パット・メセニー・グループ)〈ソング・フォー・ビルバオ〉 クロスオーヴァー界最強のワン・パターン職人〜リチャード・ティー〈A列車で行こう〉 この世でもっとも美しい3rdセブンス〜ロベルト・シューマン〈トロイメライ〉 ロックで生まれた超名演ジャズ〜ケニー・カークランド(スティング)〈ブリング・オン・ザ・ナイト〜ホエン・ザ・ワールド・イズ・ランニング・ダウン〉 モードで悶々。アレンジがコントロールする感情〜JUJU〈even if〉 地球のウラ側にいた、もうひとりのTZBO〜モノ・フォンタナ〈Bahía Carmesí〉 ピアノの音を奏でる6本の弦〜パスクァーレ・グラッソ〈アイル・リメンバー・エイプリル〉 ドラム・セットを民族楽器に置換した深淵ポップス〜マイケル・リーグ〈センティネル・スピーシーズ〉 フリージャズ恩人に潜むビバップの歌心〜山下洋輔〈音楽乱土〉 ズレてもノれるファンク・マジック〜ジェームス・ブラウン〈アイ・ガット・ザ・フィーリン〉 新しさは、じつはとっくの昔から〜ブラッド・メルドー〈マドリード〉 淡いハーモニーが情感を膨らませる琉球音階の名曲〜上間綾乃〈てぃんさぐぬ花〉 90年代トウキョウ発お洒落アイコン〜ピチカート・ファイヴ〈キャットウォーク〉 ブギウギ・ピアノにある音ない音〜アルバート・アモンズ〈ブギ・ウギ・ブルース〉 ライヴとスタジオの極彩色アルバム〜マイルス・デイヴィス『ライヴ・イヴィル』 西洋、ブラック、そして日本ビート〜イエロー・マジック・オーケストラ〈BEHIND THE MASK〉 内声の妙、人力の機械音楽〜イエロー・マジック・オーケストラ〈東風〉 ドイツ人気質のテクノの規範クラフトワーク〜〈ラジオランド〉 [Column] トリビュート・トゥ・グレイト・ピアニスト ①菊地雅章〜最終作『花道』に至るエピソード ②マッコイ・タイナーに思いを馳せて あとがき 人名・曲名索引 坪口昌恭ディスコグラフィ 著者プロフィール
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熱帯の真実
¥4,620
言わずと知れたブラジル音楽界の雄、カエターノ・ヴェローゾが語る圧倒的ヴォリュームの一冊。 ラテン音楽ファン・関係者必携。 (店主) 著者:カエターノ・ヴェローゾ 翻訳:国安真奈 出版社:アルテスパブリッシング 定価:本体4200円[税別] A5判・上製 | 544頁 発売日 : 2020年9月28日 ISBN 978-4-86559-218-4 C1073 ジャンル : ブラジル音楽 解説:中原仁、岸和田仁 装丁:川名潤 ブラジル音楽界の至宝が激動の時代を縦横に語る 自伝的哲学的随想、ついに邦訳刊行! 50年以上にわたってブラジルのポピュラー音楽界をリードし続けてきた 最重要ミュージシャンのひとり、カエターノ・ヴェローゾが類い希な知性を発揮した 著書“ Verdade Tropical”の邦訳、ついに刊行! 「トロピカリズモとともに始まった僕の冒険は、一度も死んだことはない」 生まれ育ったサント・アマーロでの幼少期の記憶に始まり、 妹マリア・ベターニアとともにプロのミュージシャンとしての道を歩み始める若き日々、 ジョアン・ジルベルトへの崇敬、劇作家・哲学者・詩人・作家などとの豊かな交流、 ジルベルト・ジルやムタンチスらとともに牽引したトロピカリズモ・ムーヴメントの詳細、 プレスリーやビートルズ、ストーンズなど欧米のロックからの影響、 そして軍事政権下で拘束された2ヶ月と亡命先ロンドンでの2年間…… 1950年代から70年代にかけてのブラジルの音楽と文化、社会、政治を語った この大著はブラジルで1997年、大名盤『リーヴロ(本・書物の意)』とともに発表されたもので、 その全訳に、20周年記念版(2017年)の新たな(長大な)序文を加えたのが本書です。 改行が少なくてうねうねと続く複雑で独特な文章を翻訳したのは、 音楽ファンからの信頼も篤いポルトガル語通訳・翻訳の第一人者、国安真奈さん。 そして、訳者あとがきでの各章の解題に加えて、 J-WAVE「サウージ!サウダージ」でもおなじみの音楽プロデューサー/ラジオ番組製作者の中原仁さんと、 「ブラジル特報」編集人・岸和田仁さんのおふたりに、解説をご寄稿いただきました。 読み応えのある本編の心強いガイドとしてお役立てください。 プロフィール カエターノ・ヴェローゾ Caetano Veloso カエターノ・エマヌエル・ヴィアナ・テーリス・ヴェローゾは1942年8月7日、バイーア州サント・アマーロ・ダ・プリフィカサォン生まれ。 67年にガル・コスタとのデビュー・アルバム『ドミンゴ』を、翌年には初のソロ・アルバム『アレグリア・アレグリア』をリリース。『ジョイア』(75)、『エストランジェイロ』(89)、『リーヴロ』(97)、『セー』(2006)など、これまでに30を超えるスタジオ録音盤、16のライヴ盤、多くの編集盤を発表している。86年には映画『オ・シネマ・ファラード』を監督。 60年代に興ったトロピカリズモ・ムーヴメントの先頭に立ったカエターノは、ロンドンでの亡命生活を経て、70年代には盟友ジルベルト・ジル、実妹マリア・ベターニア、ガル・コスタとともにドッセス・バールバロスを結成。数々の作品はブラジル文化の様々な方面から反響を呼び、現在もなおブラジルで最もエネルギッシュで革新的な存在であり続けている。来日は四度を数える。 『熱帯の真実』のほか、歌詞108編をコメント付きで収めた2冊組『Letra Só』『Sobre as letras』(2003、コンパニーア・ダス・レトラス)と、音楽や文学、映画、演劇、政治についてのエッセー集『O mundo não é chato』(2005、同)を刊行している。 国安真奈 くにやす・まな 1960年生まれ。父親の転勤に伴い、15歳で渡伯、23歳までサンパウロ市で暮らす。サンパウロ大学卒(社会学)。帰国後、官公庁・企業のためのポルトガル語通訳・翻訳業に従事。ブラジル音楽のライナーノート執筆や歌詞対訳も数多く手掛ける。おもな訳書に『アントニオ・カルロス・ジョビン ボサノヴァを創った男』(青土社、1999)、『ボサノヴァの歴史』(2001)、『パジャマを着た神様 ボサノヴァの歴史外伝』(2003)、『トロピカーリア ブラジル音楽を変革した文化ムーヴメント』(2005、以上音楽之友社)、『台風エリス』(2003、東京書籍)、『赤と黒 フラメンゴの偉大なる一〇〇年』(2006、雲母書房)がある。 CONTENTS 謝辞 新版・序 カルメン・ミランダはサンバを踊れなかった イントロ [パート1] エルヴィスとマリリン ベターニアとレイ・チャールズ バイーア間奏曲 [パート2] トランス 有意義な風景 ドミンゴ バイウーノス アレグリーア・アレグリーア 日曜日の公園で トロピカーリア 2002 具象詩 シコ 前衛であること 食人習慣 パニス・エ・シルセンシス 禁ずることを禁ずる チヴィーノ・マラヴィリョーゾ [パート3] ナルシスの休暇 [パート4] バーハ69 ロンドン・ロンドン リングア 選択的親和性 愛せ、さもなくば去れ バック・イン・バイーア アラサー・アズル 小径 訳者あとがき 国安真奈 [解説]本書読者のためのカエターノ・ヒストリー 中原仁 [解説]非バイーア的バイアーノ──哲人カエターノを育んだトロピカルな人的多様性 岸和田仁 人名索引 曲名・アルバム名索引
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