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このきのこ
¥1,760
書肆ならたけ屋店主おおうちもとひろが、満を辞して書く渾身の回文集。 50以上のきのこの名前をひっくり返し、回文として新たな物語を紡ぎました。 回文ひとつひとつにイラストを付けてくれたのは、漫画家のうつろあきこさん。 じつはおおうちがTwitterで「きのこ回文の本を作りたい」と言った際に名乗りをあげてくれたのがうつろさんなのです。 それぞれのきのこについての解説付き。 きのこ回文の森へようこそ! (店主) 文:おおうちもとひろ 絵:うつろあきこ 出版社:LITTLE MAN BOOKS 1,600円+税 150✕150mm 108ページ 上製本 ISBN978-4-910023-04-5 発売日:2023年2月20日 きのこ回文ってなんですか? 世にも稀なる きのこ回文作家が紡ぐ 愉快で奇妙な 54の物語 ひっそり静かな夜の森。抜き足差し足忍び込むと… そこには、きのこ回文の世界がありました。 よく焼けたシイタケ、耐えるツエタケ、奇抜なツバキン…上から読んでも下から読んでも同じ顔。世界を逆さにのぞくとあらわれる不思議の国へようこそ。きのこたちは皆、あなたの到着を心待ちにしていましたよ。楽しい仲間がほとんどですが、中には猛毒のあるやつもまじっていますので、ご用心。あなたが回文の一部になってしまうようであれば、それはそれ、わたしたちは大歓迎です。どうか、言葉の端から端までゆっくりご堪能ください。それでは、よい航海を(ボン・ボヤージュ)! 文 おおうち もとひろ きのこ回文家。サックス吹き。関東きのこの会副会長。 小出版社専門オンライン書店「書肆ならたけ屋」を経営しつつ、日々あらゆる言葉を逆さまにして暮らしている。 「神の子おおうちもとひろ。人、餅、魚お好みか」 (かみのこおおうちもとひろひともちうおおこのみか) 絵 うつろ あきこ 漫画家。ある日タマゴタケを見つけたことから、きのこ愛に目覚める。コミックエッセイ『かわいいきのこ』(イースト・プレス)を刊行。その他の作品に『宇宙屋台へおいでませ』(全2巻/小学館)などがある。 「良く噛みな。うつろ見てみろ。通な味覚よ」 (よくかみなうつろみてみろつうなみかくよ)
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もえる!いきもののりくつ
¥1,980
SOLD OUT
哺乳類やら昆虫やら、様々な動物たちの興味深い生態を軽い文章で紹介してくれる本書。 いろんな生き物がいますが、それぞれがそれぞれの合理性に基づいて生きているのです。 同著者の「クモのイト」(ミシマ社)も販売中。 https://naratakeya.base.shop/items/68116913 (店主) 著者:中田兼介 出版社:ミシマ社 定価:¥1,980(税込) 判型:四六判並製 頁数:224 ページ 発刊:2022年07月15日 ISBN:9784909394729 Cコード:0045 装丁:鈴木千佳子 いきものたちの驚きの生態と「りくつ」を、 「燃え・萌え」博士が解説! ・妻を亡くしたクマノミは性転換する。 ・アリは自前の抗生物質で感染症対策をする。 ・トビは森林火災を利用する。…etc. 世界の動物行動学者たちの最新研究を紹介しながら綴る、81編のほがらかエッセイ。 写真やイラストも満載! どんなに奇妙に見えていても、調べてみれば、そこには生きる「りくつ」が通っているものです。つまり、いきものたちは皆、自分なりのやり方で合理的なのです。このことを押さえれば、私たちは、上から目線でなく、同じ地球をシェアする同輩としていきものと接することができるはず。(…)そして私たちがどんないきものか、手がかりが得られると思うのです。――「はじめに」より 目次 りくつ・その1:食うか、食われるか りくつ・その2:オスメスってなんだろう? りくつ・その3:これも一つのプロポーズ りくつ・その4:それでもみんなと暮らしたい りくつ・その5:相手や道具を利用する りくつ・その6:からだのつくりには意味がある りくつ・その7:実は、いろいろ考えてます りくつ・その8:ケンカに勝つ! りくつ・その9:人新世のいきものたち りくつ・その10:時に交尾は命がけ りくつ・その11:奇想天外ないきものたち 著者情報 著: 中田兼介(ナカタケンスケ) 1967年大阪生まれ。京都女子大学教授。専門は動物(主にクモ)の行動学や生態学で、目に見える現象を扱うことにこだわるローテク研究者。ヒトの中では、社会性が低めでシャイで臆病な個性を持ち、形態的特徴としてはやや頭部が大きい。また、田畑で作物を育て、冬には薪ストーブで温まるという習性を持つ。現在、日本動物行動学会発行の国際学術誌『Journal of Ethology』編集長。著書に『クモのイト』(ミシマ社)、『まちぶせるクモ』(共立出版)、『びっくり! おどろき! 動物まるごと大図鑑』シリーズ(ミネルヴァ書房)など。
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クモのイト
¥1,980
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クモはダニなどを食べてくれる益虫であるため、我が家でも退治してはいけないことにしている。 しかし我々はどれほどクモのことを知っていただろうか。 クモの生態を学び、クモの生態に学ぶ一冊。 (店主) 著者:中田 兼介 出版社:ミシマ社 定価:¥1,980(税込) 判型:四六判並製 頁数:200 ページ 発刊:2019年09月26日 ISBN:9784909394262 Cコード:0045 装丁:佐藤亜沙美 もしもクモがいなかったら? 蜘蛛の「糸」と「意図」が人間と生物を支配している!? その驚くべき生態と「クモの知恵」! 「ウェブ」は「クモの巣」の意。人気者・スパイダーマンのキャッチフレーズは「親愛なる隣人」。芥川龍之介の代表作は『蜘蛛の糸』……こんなに身近な存在のクモなのに、知らなかったことばかり! ・網は毎日張り直している ・クモは自分で張った糸を食べてリサイクルする ・メスに食べられないようにプレゼントを渡すオスがいる ・クモはほ乳類を食べることもできる ・クモは日本人よりたくさん宇宙に行っている ・最大7種類の糸を使い分ける ・子グモは糸を使って空を飛ぶ ・オスは脚を使って子作りをする ・年間に世界のクモが食べる量は全人類の体重に匹敵 ・クモの糸は細菌の繁殖を抑える ・クモは脳の一部を脚に収納する ・地球に棲むクモの総体重はおよそ2500万トン ・網を張るクモは、眼があまり見えない ・クモの糸は鋼鉄と同じくらいの強さがある …etc. 本書を読み終わったら、家のクモが違って見える。 そして、人生の視点もちょっと変わる、かもしれない。 目次 はじめに 第1 章 クモと人間の不思議な関係 第2章 クモのことあれこれ 第3 章 クモの網、最強説 第4 章 恋するクモたち 第5章 クモ的思考 その1 個性って? 第6章 クモ的思考 その2 コミュニケーション上手になりたい 第7章 クモ的思考 その3 不確実な世の中をサバイバルする 第8 章 もしもクモがいなかったら あとがき 著者情報 著: 中田 兼介(ナカタ ケンスケ) 1967年大阪生まれ。京都女子大学教授。専門は動物(主にクモ)の行動学や生態学。なんでも遺伝子を調べる時代に、目に見える現象を扱うことにこだわるローテク研究者。現在、日本動物行動学会発行の国際学術誌『Journal of Ethology』編集長。著書に『まちぶせるクモ』(共立出版)、『びっくり!おどろき!動物まるごと大図鑑』(ミネルヴァ書房)など。監修に『図解 なんかへんな生きもの』(ぬまがさワタリ著、光文社)。こっそりと薪ストーバー。
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はだかの起原 不適者は生き延びる
¥2,090
著者:島 泰三 出版社:木楽舎 ISBN:9784907818470 Cコード:C1045 定価:¥2,090(税込) 発売日:2004.9.1 「裸は適応的な進化だったはずがない」。では、ヒト科のただ一種だけの例外的な形質、生存の保温保水に圧倒的に不利な裸化は、なぜ、いつ起こったのか。同じく例外的に裸化した小型哺乳動物はそれぞれが独特の生態を身につけた。では、人類が獲得した生きのびるための術とは?自然淘汰説を超え、遺伝学・生物学などを参照しつつ現代人類の起原を探る。 目次 ヒトの裸の皮膚は自然淘汰で生じたはずはない ダーウィンは変だ ダーウィンは裸の起原を解明できない 裸の獣 特別な裸の獣たち 裸体化仮説 人類海中起原説 突然変異による裸の出現と不適者の生存 火と家と着物と ネアンデルタールの家 裸の人類はどこで、いつ出現したのか? 重複する不適形質を逆転する鍵は? ページ数:273 判型:B6 著者プロフィール 島 泰三 1946年下関市彦島生まれ。東京大学理学部卒。理学博士(京都大学)、マダガスカル国五等勲位シュヴァリエ、雑誌『孫の力』監修。1978年(財)日本野生生物研究センターを創設、主任研究員を経て、国際協力事業団(JICA)派遣専門家として2001年までマダガスカルに6年3か月滞在。アイアイなどを上野動物園に送り、2002年より日本アイアイ・ファンド代表としてマダガスカル北西部アンジアマンギラーナ監視森林の保護管理を行って、現在にいたる。2012年、ルワンダ共和国でマウンテンゴリラの名付け親となる(日本人初)。ANAグループ機内誌『翼の王国』にて阿部雄介氏とともに『日本水族館紀行』(2007~2012年)、『どうぶつ島国紀行』(2012年~)を連載。『はだかの起原』(木楽舎)、『親指はなぜ太いのか』、『戦う動物園』(編)、『孫の力』(3冊とも中央公論新社)ほか、著書、論文・報告書多数。
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わたし、解体はじめました 狩猟女子の暮らしづくり
¥1,650
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著者:畠山 千春 出版社:木楽舎 ISBN:9784863240735 Cコード:C0095 定価:¥1,650(税込) 発売日:2014.3.31 そこにある「命」と向き合い、 悩み苦しみながらも成長を続ける 解体・狩猟女子の奮闘記 都会に住む、平凡な20代女子の著者は「自分の暮らしを自分で作る」べく、解体そして狩猟に挑戦し、現在では解体ワークショップを通して、大人から子どもまで命と向き合う場を提供しています。本書では、平凡な女の子が新米猟師になるまでの過程や自給自足の狩猟ライフ、シェアハウスでの暮らしなどを綴りながら、動物別の解体方法や狩猟・解体をはじめたい人のためのガイドなど、イラストや写真を交えてわかりやすく紹介しています。いのちが食べものになり、私たちの食卓に並ぶとはどういうことか、その問いに対する著者の真摯なメッセージが込められた一冊です。「解体や狩猟をはじめたい人の入門ガイド」も収録。 ●はじめに ●第1章 平凡な女子が新米猟師へ ・私が解体と狩猟を始めたわけ ・生まれて初めて、鶏を絞めた日 ・体験をシェアしていこう ●第2章 解体 命を絞めていただく ・解体ワークショップ、実施しています ・うさぎ編 初めてのうさぎ狩り見学! ・テン(!?)編 知り合いの農家からテンがやってきた ・アナグマ編 シェアメイトがアナグマを拾ってくる ・烏骨鶏編 「育てて食べる」を実践する! ●PHOTO 「初めの一頭」 ●第3章 狩猟 生きものとのやりとり ・狩猟を始める! ・タヌキ編 初めての「止めさし」 ・イノシシ編 ついに、狩猟をしに山へ ・シティガール、山へ入る ・初めての獲物 ●第4章 山と街 お肉の事情 ・山のお肉のおはなし ・街のお肉のおはなし ・認めて、感謝して、食べていく ●第5章 解体・狩猟を始める入門ガイド 狩猟免許の取得方法/鶏の解体/イノシシの解体と皮なめし/皮なめし 詳細バージョン/イノシシを使い切る/野生肉の料理/解体&狩猟の現場を味わう! ●おわりに 目次 ●はじめに ●第1章 平凡な女子が新米猟師へ ・私が解体と狩猟を始めたわけ ・生まれて初めて、鶏を絞めた日 ・体験をシェアしていこう ●第2章 解体 命を絞めていただく ・解体ワークショップ、実施しています ・うさぎ編 初めてのうさぎ狩り見学! ・テン(!?)編 知り合いの農家からテンがやってきた ・アナグマ編 シェアメイトがアナグマを拾ってくる ・烏骨鶏編 「育てて食べる」を実践する! ●PHOTO 「初めの一頭」 ●第3章 狩猟 生きものとのやりとり ・狩猟を始める! ・タヌキ編 初めての「止めさし」 ・イノシシ編 ついに、狩猟をしに山へ ・シティガール、山へ入る ・初めての獲物 ●第4章 山と街 お肉の事情 ・山のお肉のおはなし ・街のお肉のおはなし ・認めて、感謝して、食べていく ●第5章 解体・狩猟を始める入門ガイド 狩猟免許の取得方法/鶏の解体/イノシシの解体と皮なめし/皮なめし 詳細バージョン/イノシシを使い切る/野生肉の料理/解体&狩猟の現場を味わう! ●おわりに ページ数:192 判型:A5判無線綴 著者プロフィール 畠山 千春(著) 新米猟師/ライター 1986年生まれ。3.11をきっかけに、大量生産大量消費の暮らしに危機感を感じ、自分の暮らしを自分で作るべく活動中。2011年から動物の解体を学び、今は鳥を絞めて食べるワークショップを開催している。2013年狩猟免許取得、皮なめし修行中。現在は食べもの、エネルギー、仕事を自分たちで作る糸島シェアハウスを運営。
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胞子文学名作選(通常版)
¥2,860
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編者:田中美穂 出版社:港の人 四六判/ソフトカバー/本文364頁 2,600円(本体価格・税別) 2013年9月刊 ISBN978-4-89629-266-4 C0093 ※苔バージョン(限定300部)は完売 永瀬清子、小川洋子、太宰治、井伏鱒二、松尾芭蕉、小林一茶、伊藤香織、谷川俊太郎、多和田葉子、野木桃花、川上弘美、尾崎一雄、河井酔茗、栗本薫、宮沢賢治、佐伯一麦、前川佐美雄、内田百閒、尾崎翠、金子光晴 著 ◎苔、羊歯、茸、黴、麹、海藻……。町の片隅、山の奥や海の底にひっそりと息づき、鮮やかな花や大きな木々のように人間たちに注目されることもなく、ときには敬遠されがちな、これらの生物たちもまた、命の営みを日々活発に行ない、私たちの暮らしや環境を支えてくれる大切な存在です。本書は、これらの生物が登場する小説や詩を集めたアンソロジー。ふだん見落とされがちな、自然界の密やかな存在に目を向けた諸作品を「胞子文学」と名づけ、文学の新しい楽しみ方を発見します。 ◎2010年に港の人より限定部数刊行し、完売となった『きのこ文学名作選』(飯沢耕太郎編)の姉妹編。ブックデザインは、吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ)。 ◎表紙に銀の箔を飾った通常版の他に、表紙に緑色の箔を飾った「『胞子文学名作選』苔バージョン/限定300部」も刊行(その他の内容・仕様に違いはありません)。 ■ 編者 田中美穂(たなか・みほ) 1972 年、岡山県倉敷市生まれ。古本屋「蟲文庫」店主。岡山コケの会会員、日本蘚苔類学会会員。著書に『苔とあるく』『亀のひみつ』(WAVE出版)、『わたしの小さな古本屋』(洋泉社)。 ■収録作品(全20作品) 永瀬清子「苔について」…[詩] 小川洋子「原稿零枚日記」抄…[小説] 太宰治「魚服記」…[小説] 井伏鱒二「幽閉」…[小説] 松尾芭蕉2句…[俳句] 小林一茶3句…[俳句] 伊藤香織「苔やはらかに。」…[小説] 谷川俊太郎「交合」…[詩] 多和田葉子「胞子」…[小説] 野木桃花1句…[俳句] 川上弘美「アレルギー」…[小説] 尾崎一雄「苔」…[小説] 河井酔茗「海草の誇」…[詩] 栗本薫「黴」…[小説] 宮沢賢治「春 変奏曲」…[詩] 佐伯一麦「カビ」…[小説] 前川佐美雄 3首 …[短歌] 内田百閒「大手饅頭」…[小説] 尾崎翠「第七官界彷徨」…[小説] 金子光晴「苔」…[詩] 解説 田中美穂
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