はだかの起原 不適者は生き延びる
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著者:島 泰三
出版社:木楽舎
ISBN:9784907818470
Cコード:C1045
定価:¥2,090(税込)
発売日:2004.9.1
「裸は適応的な進化だったはずがない」。では、ヒト科のただ一種だけの例外的な形質、生存の保温保水に圧倒的に不利な裸化は、なぜ、いつ起こったのか。同じく例外的に裸化した小型哺乳動物はそれぞれが独特の生態を身につけた。では、人類が獲得した生きのびるための術とは?自然淘汰説を超え、遺伝学・生物学などを参照しつつ現代人類の起原を探る。
目次
ヒトの裸の皮膚は自然淘汰で生じたはずはない
ダーウィンは変だ
ダーウィンは裸の起原を解明できない
裸の獣
特別な裸の獣たち
裸体化仮説
人類海中起原説
突然変異による裸の出現と不適者の生存
火と家と着物と
ネアンデルタールの家
裸の人類はどこで、いつ出現したのか?
重複する不適形質を逆転する鍵は?
ページ数:273
判型:B6
著者プロフィール
島 泰三
1946年下関市彦島生まれ。東京大学理学部卒。理学博士(京都大学)、マダガスカル国五等勲位シュヴァリエ、雑誌『孫の力』監修。1978年(財)日本野生生物研究センターを創設、主任研究員を経て、国際協力事業団(JICA)派遣専門家として2001年までマダガスカルに6年3か月滞在。アイアイなどを上野動物園に送り、2002年より日本アイアイ・ファンド代表としてマダガスカル北西部アンジアマンギラーナ監視森林の保護管理を行って、現在にいたる。2012年、ルワンダ共和国でマウンテンゴリラの名付け親となる(日本人初)。ANAグループ機内誌『翼の王国』にて阿部雄介氏とともに『日本水族館紀行』(2007~2012年)、『どうぶつ島国紀行』(2012年~)を連載。『はだかの起原』(木楽舎)、『親指はなぜ太いのか』、『戦う動物園』(編)、『孫の力』(3冊とも中央公論新社)ほか、著書、論文・報告書多数。
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