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てがみがきたな きしししし
¥1,980
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ファンタジックな絵が怖可愛い絵本。 独特の浮遊感で、どこか別の世界へ連れて行かれるよう。 (店主) 著者:網代幸介 出版社:ミシマ社 定価:¥1,980(税込) 判型:A4上製 頁数:32 ページ 発刊:2021年06月22日 ISBN:9784909394538 Cコード:8793 装丁:大島依提亜 ゆうびんやさんの運命は。 謎の洋館。待ちうけるおばけたち。 幻想的な作品世界で人気の画家・網代幸介が描く、てんやわんやな配達奇譚。 著者情報 著: 網代幸介(あじろこうすけ) 1980年東京都生まれ、東京在住の画家。空想から生まれた物語や実際に見た夢が描かれた世界には、人、動物、架空の生物など愛おしいキャラクターがちりばめられており、観るほどに親しみが増していく。装画や演劇のビジュアルなど様々な仕事を手がけるほか、2018年には小学館より絵本『サーベルふじん』を刊行。作品集に『Огонёк アガニョーク』(SUNNY BOY BOOKS)がある。
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みゃーこ湯のトタンくん
¥1,650
猫の街の銭湯「みゃーこ湯」。 猫がみんな風呂に入ってます。 猫って基本水が嫌いだから風呂も嫌がる子が多いんだけど、一旦あの温かさを知ったらじつは好きになる子もけっこういるんじゃないかと思う。 (店主) 著者:スケラッコ 出版社:ミシマ社 定価:¥1,650(税込) 判型:A5判 頁数:160 ページ 発刊:2021年12月10日 ISBN:9784909394613 Cコード:0095 装丁:佐藤亜沙美 いいお湯沸いてまっせ! ネコの街の銭湯「みゃーこ湯」を営む店主・トタンと、街で唯一の人間・ハラさん。銭湯のお客さんは……みんなネコ! 風呂掃除して薪で湯を沸かし、今日も明日も商売繁盛。 そんな銭湯での日々のおはなし。 『盆の国』『バーオクトパス』などで注目を集める漫画家・スケラッコの最新作は、ネコ×銭湯×小商い! ちょっと不思議でやさしい、心もからだもあたたまる銭湯ネコマンガが誕生です。 ◎滋賀にある銭湯「都湯」が監修を担当。銭湯お墨付き! ◎webマガジン「みんなのミシマガジン」で話題の連載を書籍化。描き下ろしも盛りだくさん! 目次 第1話 街の銭湯 第2話 ウチで働いてみーひん? 第3話 みゃーこ湯の1日 前編 第4話 みゃーこ湯の1日 後編 図解!みゃーこ湯のしくみ 第5話 はじめての銭湯 第6話 サウナ事情 第7話 優しい態度には裏がある 番外編 スーパー銭湯 第8話 いちにちマルシェ 第9話 定休日は大忙し 第10話 なんで銭湯やってんですか? 第11話 年に一度の盆踊り 第12話 そんな日もある 番外編 電気風呂 第13話 絶景、煙突掃除 第14話 帰るべき場所 第15話 大晦日の夜 第16話 すごく暖かい日に 最終話 もうひとつのみゃーこ湯 著者情報 著: スケラッコ(スケラッコ) 京都在住。漫画家、イラストレーター。銭湯では電気風呂と水風呂が好き。 著書に『盆の国』『大きい犬』『しょうゆさしの食いしん本スペシャル』(以上、リイド社)、『バー・オクトパス』(竹書房)、絵本『マツオとまいにちおまつりの町』(亜紀書房)など。
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ぽんこさんの暮らしのはてな?
¥1,980
子どもみたいに「なんで?」と訊くたぬきのぽんこさんに、きちんと科学的な理由を答えてくれる周囲のみんな。 優しくてずっと見ていられる作品。 (店主) 著者:ウルバノヴィチ香苗 出版社:ミシマ社 定価:¥1,980(税込) 判型:A5判並製 頁数:160 ページ 発刊:2022年07月15日 ISBN:9784909394699 Cコード:0095 装丁:漆原悠一(tento) 仕組みがわかるって、楽しい。 漫画でひもとく、暮らしの科学 電子レンジで物が温まるのはなぜ? クエン酸や重層で汚れが落ちるのはなぜ? コンポストで堆肥ができるのはなぜ? …etc. はてな探しの名人・たぬきのぽんこさんが、個性豊かな同居人(人間)たちと、暮らしの知恵を学ぶストーリー。 生活に役立つヒントが満載! 親子で読んで自由研究の参考にも! 目次 第1話 電子レンジのはてな? 第2話 クエン酸と重曹のはてな? 第3話 野菜冷凍のはてな? 第4話 湿度と気温のはてな? 第5話 秋の七草のはてな? 第6話 発酵のはてな? 第7話 録音のはてな? 第8話 炭のはてな? 第9話 インクのはてな? 第10話 コンポストのはてな? 第11話 風呂敷包みのはてな? 第12話 家庭菜園のはてな? 著者情報 著: ウルバノヴィチ香苗(ウルバノヴィチカナ) 漫画、アニメーション、イラスト、キャラクターデザインなどを手がけるクリエイター。デザイン会社にイラストレーターとして10年在籍したのち、個人業へ転向。リイド社のWebコミックサイト「トーチ」と月刊紙「コミック乱」で、江戸の日常漫画「まめで四角でやわらかで」を連載しているほか、YouTubeなどでオリジナルアニメーションなどを公開中。
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小田嶋隆のコラムの向こう側
¥1,980
2022年6月に惜しまれつつ亡くなった小田嶋隆氏の、最後のコラム集。 ファン必携の一冊。 (店主) 著者:小田嶋隆 出版社:ミシマ社 定価:¥1,980(税込) 判型:四六判並製 頁数:256 ページ 発刊:2022年08月31日 ISBN:9784909394705 Cコード:0095 装丁:尾原史和 稀代のコラムニストの遺稿集にして傑作コラム集 「書くことがない」という書き出しの伝説コラム、親友へ捧げる詩、「晩年は誰のものでもない」、自らの病について、など人間オダジマがあふれる作品から、フェミニズム、嫌酒権、ウクライナへの思い…生前最後の一本を含む社会派コラムまで、コロナ下に書かれた18本を厳選。 ●本書編集人・三島邦弘より 本書は、さる2022年6月24日にお亡くなりになった小田嶋隆さんの遺稿コラム集です。遺稿集とはいえ、小田嶋さんの生前より進めていた企画です。5月末、小田嶋さんから電話があり、「医者は、夏を迎えられないかもしれない、とか言ってるんです」と軽やかにおっしゃいました。その際、『小田嶋隆のコラムの切り口』の編集を「とても気に入っており、ああいう編集でもう一冊まとめてほしい」とご希望いただきました。それで急きょ、進めることになりました。6月20日にご自宅へお見舞いにうかがったとき、小田嶋さん自ら、本書のタイトル案を述べられ、その場で、『小田嶋隆のコラムの向こう側』に決まりました。 『小田嶋隆のコラムの切り口』は紙媒体に掲載されたコラムを中心にまとめたのに対し、本書は、全てウェブ媒体(小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」)に載ったもので編集しました。その意味で、『コラムの切り口』の姉妹編のような位置づけの一冊でもあるはずです。 2020 年春のコロナ以降のロングコラム18選を収めた、文字通り、小田嶋さんのラスト・コラム・ ブック。くりかえしくりかえし、楽しんでいただけましたら幸いです。 目次 まえがきに代えて 第1章 コロナと孤独とコラムニスト 第2章 コラムの逆回天 第3章 さらば、酒と友と 第4章 晩年は誰のものでもない 第5章 コラムの向こう側 著者情報 著: 小田嶋隆(オダジマタカシ) 1956年東京赤羽生まれ。幼稚園中退。早稲田大学卒業。一年足らずの食品メーカー営業マンを経て、テクニカルライターの草分けとなる。国内では稀有となったコラムニストの一人。著書に『小田嶋隆のコラム道』『上を向いてアルコール』『小田嶋隆のコラムの切り口』(ミシマ社)、『ポエムに万歳!』(新潮文庫)、『地雷を踏む勇気』(技術評論社)、『東京四次元紀行』(イースト・プレス)など多数。2022年6月24日、病気のため死去。享年65。
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小田嶋隆のコラムの切り口
¥1,650
稀代のコラムニスト小田嶋隆氏によるコラムの書き方第2弾。 TBSラジオ「たまむすび」のコメンテーターとしての活躍も記憶に新しい氏だが、本業のコラムニストとしてはこんな風に考えていたのである。 文章術を学ぶためだけではなく、読み物としても楽しめるシリーズ。 (店主) 著者:小田嶋隆 出版社:ミシマ社 定価:¥1,650(税込) 判型:四六判並製 頁数:200 ページ 発刊:2020年03月20日 ISBN:9784909394323 Cコード:0095 装丁:尾原史和(BOOTLEG) こんなふうにも書けるのか! 枠組みを決めて書く 会話に逃げる 分析を装い、本音をぶち込む オチをつける 長文も短文も、かように 天才コラムニストの技がいかんなく詰まった傑作コラム集。 ブログ、SNSなどの執筆の参考にも… 爆笑必至です。 目次 まえがき 第1章 枠組みの勝利 第2章 分析を装い、本音をぶち込む 第3章 会話に逃げる 第4章 オチに注目! 第5章 裏を見る眼 第6章 長いコラムはかように 第7章 短いコラムはかように あとがき 著者情報 著: 小田嶋隆(オダジマタカシ) 1956年東京赤羽生まれ。幼稚園中退。早稲田大学卒業。一年足らずの食品メーカー営業マンを経て、テクニカルライターの草分けとなる。国内では稀有となったコラムニストの一人。著書に『小田嶋隆のコラム道』『上を向いてアルコール』(以上、ミシマ社)、『ポエムに万歳!』(新潮文庫)、『地雷を踏む勇気』(技術評論社)、『ザ、コラム』(晶文社)など多数。
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小田嶋隆のコラム道
¥1,650
稀代のコラムニスト小田嶋隆氏による、コラムの書き方。 コラムを書いて面白い人は、コラムの書き方を書いても面白いのである。 (店主) 著者:小田嶋隆 出版社:ミシマ社 定価:¥1,650(税込) 判型:四六判:頁数:256 ページ 発刊:2012年05月21日 ISBN:9784903908359 Cコード:0095 装丁:尾原史和(SOUP DESIGN) 内容 足掛け5年、ミシマ社ホームページ及び「ミシマガジン」に掲載された人気連載「コラム道」、ついに書籍化。 深遠かつ実用的、抱腹絶倒間違いなし。天才コラムニスト、本業を初めて語る! 「コラムは、道であって、到達点ではない。だから、コラムを制作する者は、方法でなく、態度を身につけなければならない。」 「(コラムの)書き出しに芸はいらないのである。」 「さよう。コラムは、メモとはまったく別の地点に着地することが多い。」 「「乗れている時は読み直すな」というポイントも、実は、「〆切」によってもたらされる」 ……書き出し、オチ、文体と主語、裏を見る眼…天才コラムニストによる「超絶!文章術」。 内田樹氏との夢の対談も収録。 書店員の方々の声 いやいや「面白い」とはこういう文章のことを言うのでしょう。「日光見ずして結構と言うなかれ」のごとく「『コラム道』を読まずして「面白い」と言うなかれ」です。 (三省堂書店営業本部 内田剛) もし秋元康が『アイドルの作り方』という本を書いたら、インテルの長友が『サイドバック道』という本を書いたら、みんな読むだろう。この『小田嶋隆のコラム道』は、まさにそれ。 (紀伊國屋書店梅田本店 浅山太一) 正しいコラムの書き方指南書、正座して読め!!みたいな本を想像していて押忍!先輩!と正座して読みはじめましたが、なーんだ、おもしろいじゃないですか!先輩!しかもなんかかっこいい。 (ジュンク堂書店仙台ロフト店 佐藤純子) 目次 PART1 第一回 コラム道に至る隘路 第二回 コラムとは何か 第三回 コラムと枠組み 第四回 会話はコラムの逃げ道か 第五回 モチベーションこそ才能なり 第六回 書き出しについてのあれこれ 第七回 結末、結語、落ち、余韻、着地 第八回 コラムにメモはいらない? 第九回 文体と主語(その1) 第十回 文体と主語(その2) 第十一回 推敲について PART2 第十二回 すべては要約からはじまる 第十三回 裏を見る眼 第十四回 長さとコラム 特別対談 小田嶋隆×内田樹 著者情報 著: 小田嶋 隆(オダジマ タカシ) 1956年東京赤羽生まれ。早稲田大学卒業。食品メーカー営業マンを経て、テクニカルライターの草分けとなる。国内では稀有となったコラムニストの一人。著書に『我が心はICにあらず』(光文社文庫)、『人はなぜ学歴にこだわるのか』(知恵の森文庫)、『1984年のビーンボール』『サッカーの上の雲』(以上、駒草出版)、『地雷を踏む勇気』(技術評論社)、『その「正義」があぶない。」(日経BP社)、共著に『9条どうでしょう』(毎日新聞社)、『人生2割がちょうどいい』(講談社)などがある。
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自由が丘の贈り物 私のお店、私の街
¥1,650
店主も大学が近かったもので、自由が丘にはよく遊びに行っていたものである。 でも若い頃なんていうのは経験も少ないし、その日を生きることに精一杯で物事の良し悪しなんてわからないので、この本に登場するほとんどのお店を見逃していた。 今おじさんになって改めて訪ねたら、若い頃に楽しんだ自由が丘とは全く違った面白さが待っているのだろう。 それは「ガオカ」が変わったのではなく、ようやく私の視野が広がってきたものと信じている。 自由が丘は、じつは誰が行ってもいい街なんじゃないかな。 (店主) 編:ミシマ社 出版社:ミシマ社 定価:¥1,650(税込) 判型:四六判 頁数:160 ページ 発刊:2013年06月28日 ISBN:9784903908434 Cコード:0026 装丁:大原健一郎(NIGN) モンブラン、亀屋万年堂 総本店、私の部屋、ポパイカメラ、自由が丘ロール屋、cafe イカニカ、金田、白山米店、なんた浜、エル・ペスカドール…… 「自由が丘の顔」46の店主が、こそっと教えてくれた「こぼれ話」「感動秘話」「おすすめ店」etc. ・・・物語のように読める街ガイド本。 本書は、「自由が丘のほがらかな出版社」を一貫して標榜しているミシマ社が、「ミシマ社編」として、『THE BOOKS~365人の本屋さんがどうしても届けたい「この一冊」』『仕事のお守り』につづきお届けする第3弾。 目次 何度食べても飽きません ――自由が丘定番の味 コラム1 自由が丘は、こんな街です。 大切な人への贈り物 ――…のつもりが、自分用にもう一つ コラム2 自由ヶ丘文化村 エッセイ 内田樹 パワーをもらう夕ご飯 ――打ち上げや帰りが遅くなった日に コラム3 自由が丘デパートと、ひかり街 エッセイ よしもとばなな 欲しいもの、揃います ――所せましと置かれた棚から 通いつめたくなるお店 ――この、店主と時間に会うために コラム4 知る人ぞ知る、自由が丘 インタビュー 浦沢直樹 自由が丘に○○年 ――街の歴史とともに 立ち寄らずにはいられない ――飽きない身近なお店 コラム5 取材できなかったオススメ店 インタビュー 大木凡人 自由が丘時間を過ごす ――この街だけの快適さを おまけミシマ社オススメの自由が丘スポット 目次 何度食べても飽きません ――自由が丘定番の味 コラム1 自由が丘は、こんな街です。 大切な人への贈り物 ――…のつもりが、自分用にもう一つ コラム2 自由ヶ丘文化村 エッセイ 内田樹 パワーをもらう夕ご飯 ――打ち上げや帰りが遅くなった日に コラム3 自由が丘デパートと、ひかり街 エッセイ よしもとばなな 欲しいもの、揃います ――所せましと置かれた棚から 通いつめたくなるお店 ――この、店主と時間に会うために コラム4 知る人ぞ知る、自由が丘 インタビュー 浦沢直樹 自由が丘に○○年 ――街の歴史とともに 立ち寄らずにはいられない――飽きない身近なお店 コラム5 取材できなかったオススメ店 インタビュー 大木凡人 自由が丘時間を過ごす ――この街だけの快適さを おまけミシマ社オススメの自由が丘スポット 著者情報 編: ミシマ社(ミシマシャ) ミシマ社は、「原点回帰の出版社」として2006年10月に創業。全員全チーム(編集・営業・仕掛け屋)の仕事をするというスタイルで、東京・自由が丘、京都府京都市の二拠点で、「一冊入魂」の出版活動を展開中。取次店などを介さない「直取引」という営業スタイルで「一冊」を全国の書店に卸している。
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もえる!いきもののりくつ
¥1,980
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哺乳類やら昆虫やら、様々な動物たちの興味深い生態を軽い文章で紹介してくれる本書。 いろんな生き物がいますが、それぞれがそれぞれの合理性に基づいて生きているのです。 同著者の「クモのイト」(ミシマ社)も販売中。 https://naratakeya.base.shop/items/68116913 (店主) 著者:中田兼介 出版社:ミシマ社 定価:¥1,980(税込) 判型:四六判並製 頁数:224 ページ 発刊:2022年07月15日 ISBN:9784909394729 Cコード:0045 装丁:鈴木千佳子 いきものたちの驚きの生態と「りくつ」を、 「燃え・萌え」博士が解説! ・妻を亡くしたクマノミは性転換する。 ・アリは自前の抗生物質で感染症対策をする。 ・トビは森林火災を利用する。…etc. 世界の動物行動学者たちの最新研究を紹介しながら綴る、81編のほがらかエッセイ。 写真やイラストも満載! どんなに奇妙に見えていても、調べてみれば、そこには生きる「りくつ」が通っているものです。つまり、いきものたちは皆、自分なりのやり方で合理的なのです。このことを押さえれば、私たちは、上から目線でなく、同じ地球をシェアする同輩としていきものと接することができるはず。(…)そして私たちがどんないきものか、手がかりが得られると思うのです。――「はじめに」より 目次 りくつ・その1:食うか、食われるか りくつ・その2:オスメスってなんだろう? りくつ・その3:これも一つのプロポーズ りくつ・その4:それでもみんなと暮らしたい りくつ・その5:相手や道具を利用する りくつ・その6:からだのつくりには意味がある りくつ・その7:実は、いろいろ考えてます りくつ・その8:ケンカに勝つ! りくつ・その9:人新世のいきものたち りくつ・その10:時に交尾は命がけ りくつ・その11:奇想天外ないきものたち 著者情報 著: 中田兼介(ナカタケンスケ) 1967年大阪生まれ。京都女子大学教授。専門は動物(主にクモ)の行動学や生態学で、目に見える現象を扱うことにこだわるローテク研究者。ヒトの中では、社会性が低めでシャイで臆病な個性を持ち、形態的特徴としてはやや頭部が大きい。また、田畑で作物を育て、冬には薪ストーブで温まるという習性を持つ。現在、日本動物行動学会発行の国際学術誌『Journal of Ethology』編集長。著書に『クモのイト』(ミシマ社)、『まちぶせるクモ』(共立出版)、『びっくり! おどろき! 動物まるごと大図鑑』シリーズ(ミネルヴァ書房)など。
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ちいさいミシマ社 最初の晩餐
¥1,980
同名映画の監督自身によるノベライズ。 食事ってほんとに家族を思い起こさせるよね。 映画も観なきゃ。 (店主) 著者:常盤 司郎 出版社:ミシマ社 定価:¥1,980(税込) 判型:四六判並製 頁数:224 ページ 発刊:2020年03月20日 ISBN:9784909394347 Cコード:0093 装丁:鈴木千佳子 父の遺言は、目玉焼きでした。 2019年11月、染谷将太、戸田恵梨香、窪塚洋介、斉藤由貴、永瀬正敏らをキャストに迎えて公開され、高崎映画祭で最多受賞した構想7年の渾身の映画を、監督自らが小説化。 父の通夜に、久々に集まった家族と親戚。ぎこちない空気の中で、母は一風変わった「通夜ぶるまい」の料理を淡々と出していく。目玉焼き、焼き芋、ピザ…一品ごとに父との時間が蘇り、やがて家族が知らなかった「家族の秘密」が浮き彫りになっていく…。 再婚同士の家族が「家族になる瞬間」を描いた、「ちいさいミシマ社」初の小説。 著者情報 著: 常盤 司郎(トキワ シロウ) 福岡県生まれ。映画、CM、ミュージックビデオの監督・脚本をはじめ、サザンオールスターズ初のドキュメントムービーなど様々な分野で活躍。実の父との関係を綴った短編映画『クレイフィッシュ』(2010)がShort Shorts Film Festivalで最優秀賞と観客賞を開催初のダブル受賞。そして、『最初の晩餐』(2019)が第34回高崎映画祭で最優秀監督賞ほか最多4部門を受賞。本作が劇場長編映画デビュー作であり、初の小説となる。
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コーヒーと一冊 イナンナの冥界下り
¥1,100
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紀元前4000年の昔からシュメール神話に登場するイナンナは、豊穣の女神であると同時に戦いの女神でもあり、世界を支配しようとする野心あふれる母神だ。 言語の歴史において「心」を表す語の誕生は文字の誕生のだいぶ後になるのだが、そういった「心」の認識をイナンナの神話から読み解く小さな一冊である。 (店主) 著者:安田登 出版社:ミシマ社 定価:¥1,100(税込) 判型:四六判並製(角丸) 頁数:96 ページ 発刊:2015年12月08日 ISBN:9784903908700 Cコード:0095 装丁:文平銀座 紀元前3000年に生まれた原初の神話が現代によみがえる! アフロディーナもヴィーナスも聖母マリアも、もとは皆、「イナンナ」から始まった!? 能楽師である著者が、古典中の古典「イナンナの冥界下り」を現代語訳、その隠された現代的意味を解説する。ウツ、自殺......「心」の副作用に見舞われている「不安創出社会」の次の時代のヒントがここに。 目次 プロローグ 現代語訳「イナンナの冥界下り」 あらすじ シュメールの神々の神統図 女神イナンナと女性の時代 エピローグ 著者情報 著: 安田登(ヤスダノボル) 1956年千葉県銚子市生まれ。能楽師のワキ方として活躍するかたわら、甲骨文字、シュメール語、論語、聖書、短歌、俳句等々、古今東西の「身体知」を駆使し、様々な活動を行う。「イナンナの冥界下り」をシュメール語で能楽を柱に上演する公演は、2015年11月から各地で随時行われる予定。著書に『異界を旅する能~ワキという存在』(ちくま文庫)、『日本人の身体』(ちくま新書)、『あわいの力~「心の時代」の次を生きる』(ミシマ社)など多数。
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つくるをひらく
¥2,200
ものを「つくる」ひとの話はやっぱり面白いですよ。 百人百様の体験があるし、それを元にした哲学がある。 ところが実際に手を動かす段階ではそれらの思考を手放して、半ば自動的に体が反応したりする。 さて、この5人の場合は? (店主) 著者:光嶋裕介 出版社:ミシマ社 定価:¥2,200(税込) 判型:四六判並製 頁数:224 ページ 発刊:2021年01月29日 ISBN:9784909394460 Cコード:0095 装丁:鈴木千佳子 後藤正文、内田樹、いとうせいこう、束芋、鈴木理策。 5名の表現者たちの創作の根幹を、 建築家、ドローイング・アーティストである著者がひらき、 自らの感覚をひらく、対話と思考のノート。 後藤「何もかもやり尽くされたような時代にも開拓されているものがある」 内田「早い段階で自分のスタイルを確立すると伸び悩みますよ」 いとう「何もないことを言うためにわざわざ書くことがある」 束芋「鑑賞者にも責任を負って見てもらおうと考えたんです」 鈴木「写真のために写真を撮らないという目標がある」 …一流のつくり手、アーティストたちの名言に触れ、 著者のようにどんどんゴキゲンになろう! 創作・ものづくりを第一線でつづけるために。 学びの天才・光嶋裕介が、最強の聞き手として迫る! 目次 まえがきに代えて 第1章 皮膚感覚で思考する ・ミュージシャンの創作について思いを馳せる前夜 ・いま「新しさ」とは――後藤正文との対話 ・余韻――奇跡のような小さな記憶の断片を思い出す 第2章 集団で思考する ・高くそびえ立つ師との対談前夜 ・大人が増えれば「公共」は立ち上がる――内田樹との対話 ・余韻――成熟した大人になるために 第3章 対話的に思考する ・前夜――幻想やポエジーの正体を知りたくて ・多孔性・反幻想・無時間――いとうせいこうとの対話 ・千本ノックのあとの余韻 第4章 手で思考する ・三きょうだいの真ん中同士の対談前夜 ・赦す・ゆらぎ・死――束芋との対話 ・余韻――制作することと赦すこと 第5章 目で思考する ・前夜――眼の延長としてのカメラとは? と想像する ・創造における身体と言語の関係――鈴木理策との対話 ・余韻――偶然を捉え世界を愛でるおおらかな写真 つくりながら生きる道〜対話を終えて思うこと 著者情報 著: 光嶋裕介(コウシマユウスケ) 1979年、アメリカ・ニュージャージー州生まれ。建築家。一級建築士。早稲田大学理工学部建築学科卒業。2004年同大学院卒業。ドイツの建築設計事務所で働いたのち2008年に帰国、独立。神戸大学客員准教授、早稲田大学や大阪市立大学などで非常勤講師。建築作品に内田樹氏の自宅兼道場《凱風館》、《旅人庵》、《森の生活》、《桃沢野外活動センター》など多数。著書に『幻想都市風景』(羽鳥書店)、『建築武者修行――放課後のベルリン』(イースト・プレス)、『これからの建築――スケッチしながら考えた』(ミシマ社)、『増補 みんなの家。――建築家一年生の初仕事と今になって思うこと』(ちくま文庫)など。
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今日のガッちゃん
¥1,650
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ガッちゃんみたいなものの見方が、じつは「強さ」なんじゃない? (店主) 原 益田 ミリ 画、イラスト 平澤 一平 出版社:ミシマ社 定価:¥1,650(税込) 判型:四六判並製 頁数:208 ページ 発刊:2020年04月15日 ISBN:9784909394361 Cコード:0095 装丁:大島依提亜 わたしたちはときどき キミになりたい日があるんだ ありそうでなかった、ネコの2コマ漫画。 「みんなのミシマガジン」上で話題沸騰。 大人気連載に6話の書き下ろしと、長編書き下ろし作品が加わり、ついに書籍化! ガッちゃんの視点に、列島がメロメロ! いつも、どこへ行くにもガッちゃんを。 内容 ガッちゃんだけは見ている。 気づいてくれている。 変わらぬ日常のささやかな変化を――。 おかしくて、温かくて、ときどき切ない、毎日一緒にいたくなる2コマ漫画。 2コマなのにこの深さ!と猫好きも本好きもあの人も大絶賛のネコ漫画が誕生。 たった2コマで、世界が違って見えてくる。 * 「みんなのミシマガジン」上で話題沸騰の大人気連載に 6話の書き下ろしと、長編書き下ろし作品が加わり、ついに書籍化! * 推薦の声、続々! ガッちゃんは、いる。 わたしの中にも あなたの中にも。 ――坂本美雨(ミュージシャン) ガッちゃんが教えてくれる、 日々の愉楽、生活の英知。 今(こん)日(にち)は、ガッちゃん。 ――滝口悠生(小説家) ◎益田ミリさん・平澤一平さんから、刊行によせて →みんなのミシマガジン|益田ミリさん 平澤一平さんからの贈り物 https://www.mishimaga.com/books/gacchan/002140.html ◎益田ミリさん描き下ろし・47都道府県ガッちゃん絵かき歌 SNS公式アカウントに投稿しています。 ■Twitter @kyouno_gacchan https://twitter.com/kyouno_gacchan ■Instagram kyouno_gacchan https://www.instagram.com/kyouno_gacchan/ 一緒に絵かき歌をやってみませんか? 「描いてみた」のSNSへの投稿、お待ちしています! 著者情報 原作: 益田 ミリ(マスダ ミリ) 1969年大阪府生まれ。イラストレーター。 主な著書に、『今日の人生』『ほしいものはなんですか?』『みちこさん英語をやりなおす』『そう書いてあった』『しあわせしりとり』(以上、ミシマ社)、『すーちゃん』シリーズ(幻冬舎)、『沢村さん家』シリーズ(文藝春秋)、『僕の姉ちゃん』シリーズ(マガジンハウス)など。絵本に、『はやくはやくっていわないで』(第58 回産経児童出版文化賞受賞)『だいじなだいじなぼくのはこ』『ネコリンピック』『わたしのじてんしゃ』(以上、平澤一平・絵、ミシマ社)などがある。 画、イラスト: 平澤 一平(ヒラサワ イッペイ) 1967年秋田市生まれ。イラストレーター。イラストレーション誌チョイス大賞にて大賞受賞。TIS公募大賞にて大賞受賞。絵を担当した絵本に、『はやくはやくっていわないで』『だいじなだいじなぼくのはこ』『ネコリンピック』『わたしのじてんしゃ』(以上、ミシマ社)『月火水木金銀土日銀曜日になにしよう?』(幻冬舎)、『おはようぼくだよ』(岩崎書店)、『げそすけとじいじとばあば』(あかね書房)、『おいうえオリンピック』(くもん出版)など。
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MSLive! Books 中学生から知りたいウクライナのこと
¥1,760
「『中学生から知りたい」というのは、私たちの学んだ知識をカジュアルダウンしてわかりやすく伝える、とは少し異なった方向にあります。むしろ、私たち大人の認識を鍛え直す、という意味も込められていると言ってよいでしょう。」(「はじめに」藤原辰史) 問題はウクライナのことだけにとどまりません。 今からでも。 考えるための一冊。 (店主) 著者:小山哲・藤原辰史 出版社:ミシマ社 定価:¥1,760(税込) 判型:四六判並製 頁数:208 ページ 発刊:2022年06月14日 ISBN:9784909394712 Cコード:0020 装丁:寄藤文平・古屋郁美(文平銀座) 生きることの歴史、生きのびるための道。 黒土地帯、第二次ポーランド分割、コサック…地理や世界史の教科書にも載っているこうした言葉に血を通わせる。 「ウクライナを知る」第一歩はここからはじまる。 二人の歴史学者が意を決しておこなった講義・対談を完全再現。緊急発刊! MSLive! BOOKSシリーズ 「小国を見過ごすことのない」歴史の学び方を、今こそ! ・ロシアが絶対に許されない理由…? ・西側諸国、日本が犯してきた罪…? ・「プーチンが悪い」という個人還元主義では、負の連鎖は止まらない…? 【イベント参加者の声】 ・歴史を知ることで、ニュースの解像度が上がり、そこに暮らす人びとの顔が見えてくるような感覚をおぼえました。 ・軍事評論家や国際政治学者の解説ではなく、こういう話が聞きたかったです。 ・「国」と「人」をいっしょくたにせず、どのように平和を築いていくのか。自分の姿勢を問い直す貴重な機会でした。 【MSLive! BOOKSとは?】 ミシマ社が2020年5月にスタートしたオンラインイベント、「MSLive!」。 「MSLive! BOOKS」は、オンラインイベントのライブ感をそのまま詰め込んだ書籍シリーズです。イベントに参加くださった方々から、イベントの内容を活字化したものを販売してほしいというリクエストをたくさんいただき、実現することになりました。 目次 はじめに Ⅰ ウクライナの人びとに連帯する声明(自由と平和のための京大有志の会) Ⅱ ウクライナ侵攻について(藤原辰史) Ⅲ 講義 歴史学者と学ぶウクライナのこと 地域としてのウクライナの歴史(小山哲) 小国を見過ごすことのない歴史の学び方(藤原辰史) Ⅳ 対談 歴史学者と学ぶウクライナのこと(小山哲・藤原辰史) Ⅴ 中学生から知りたいウクライナのこと 今こそ構造的暴力を考える(藤原辰史) ウクライナの歴史をもっと知るための読書案内(小山哲) おわりに 著者情報 著: 小山哲(コヤマサトシ) 1961年生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。専門は西洋史、特にポーランド史。共編著に『大学で学ぶ西洋史 [近現代]』、『人文学への接近法――西洋史を学ぶ』など。 著: 藤原辰史(フジハラタツシ) 1976年生まれ。京都大学人文科学研究所准教授。専門は現代史、特に食と農の歴史。著書に『縁食論』(ミシマ社)、『トラクターの世界史』『カブラの冬』『ナチスのキッチン』(河合隼雄学芸賞)、『給食の歴史』(辻静雄食文化賞)、『分解の哲学』(サントリー学芸賞)など。
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超訳 古事記
¥1,760
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注釈も無いので、リズムを乱すことなく軽々と読んでいける。 そもそも音楽家である著者の文章もリズム感がいいのだ。 古事記は国学院大学の「古事記ビューアー」でも読めるので、比べてみるのも面白い。 (店主) 著者:鎌田 東二 出版社:ミシマ社 定価:¥1,760(税込) 判型:四六判ソフト上製 頁数:200 ページ 発刊:2009年10月22日 ISBN:9784903908151 Cコード:0014 装丁:寄藤文平 日本誕生の神話は、こんなに面白かったのか! 生老、病死、愛憎、諍い、霊・・・ 全ての物語の要素が宿る『古事記』。本邦最古の書が、1300年の時を超え、「今の言葉」になって蘇る! 宗教学者であり、フリーランス神主、神道ソングライターでもある著者が、魂をこめて日本中の人たちに贈る、感動の超訳。 ~ミシマ社創業3周年記念企画~ 「元が『語り』だけに、リズムがあって読みやすい。まったくの初心者でも十分に楽しめる。これだけのものを語ってしまうことができる著者に脱帽。」 (「日本経済新聞」09年12月20日) 「力強くみずみずしい日本語は音読にも最適だろう。『古事記』入門の新たなる決定版。」 (「週刊文春」09年11月19日号) ◆本書の読み方 ○注釈がないため、どんどん読み進めることができます。 ○古代の自由な世界を、感じるままに味わってください。読めばパワーが沸いてきます! ○朗読もおススメです。 ◆本書のポイント ○1300年前、稗田阿礼が語り、太安万侶が聞き書きした、同じ方法で作られました。 ○著者は10歳のとき、『古事記』を読んで救われました。その恩返しの気持ちがこめられています。 ○巻末に、「神々の系図」と簡単な「神名解説」「解説」があります。 ◆目次 SCENE:1 世界の誕生 SCENE:2 天の国 SCENE:3 地の国 SCENE:4 国譲り 目次 序 SCENE:1 世界の誕生 体をもったふたりの神 形なき世界に島が生じる 伊邪那岐 伊邪那美 、ひとつに溶ける 島々を産む 伊邪那美命、神々を産む 黄泉の国にて 呪いの言葉を封じこめる 三柱の神の子、誕生 SCENE:2 天の国 「お母さんが恋しい」 高天原にて姉の天照と、神々を生む まっ暗な世界 踊りに踊り、舞いに舞う 五穀が生まれる 八俣の大蛇 歌の国 SCENE:3 地の国 大穴牟遅、稲羽の素兎を助ける 兄神たちの憎しみ 須佐之男命、試練を課す 大穴牟遅、大国主神となる 出雲の国、栄える SCENE:4 国譲り 天照大御神、地上にわが子を遣わす 地上の国と高天原とのにらみ合い 一騎打ち 出雲大社、建立 天孫降臨 猿田毘古大神、道を塞ぐ 邇邇藝命、恋に落ちる 木花の佐久夜毘売、三人の子を産む 海幸彦と山幸彦 綿津見神の宮へ 山幸彦、豊玉毘売と結婚する 娘婿の嘆き 海幸彦、弟の守り人となる 豊玉毘売の出産 初代天皇、誕生 結 神々の系図 神名解説 解説 参考文献 あとがき 著者情報 著: 鎌田 東二(カマタ トウジ) 1951年、徳島県阿南市生まれ。國學院大學文学部哲学科卒業。同大学院文学研究科神道学専攻博士課程単位取得満期退学。現在、京都大学こころの未来研究センター教授。京都造形芸術大学客員教授。文学博士。宗教哲学・民俗学・日本思想史・比較文明学などを幅広く研究。17歳で聖地巡礼に目覚め、以来40年以上にわたり、国内外の聖地を参拝して回る。石笛・横笛・法螺貝奏者。フリーランス神主。神道ソングライターとして200曲以上を作詞作曲し、時にライブも行う。著書に『神道とは何か』(PHP新書)、『聖地感覚』(角川学芸出版)、『神と仏の出逢う国』(角川選書)など多数。
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ちいさいミシマ社 動物になる日
¥2,420
百合小説、と括るのは躊躇われるが、私とユミちゃんの青春を描いた「動物になる日」。 甘酸っぱくも真相をつくような筆致にどきりとする。 (店主) 著者:前田エマ 出版社:ミシマ社 定価:¥2,420(税込) 判型:四六判変形並製 頁数:200 ページ 発刊:2022年06月10日 ISBN:9784909394682 Cコード:0093 装丁:脇田あすか 死んだ人の形見を貰えるとしたら匂いがほしい。 モデル、エッセイ、ラジオパーソナリティなど、 多彩な活動が注目を集める著者による、 はじめての書き下ろし小説集。 少女の感性をみずみずしく描き、あらゆる境界をゆさぶる表題作「動物になる日」と初小説作品「うどん」を収録。素朴な疑問を手放さず、現代の生を潔く鮮やかに問う意欲作。 ●あらすじ 動物になる日 小学校四年生の「私」は、ピアノ教室でひとりの少女に出会う。文通を重ねて知る、女子校の存在、少女漫画のキュン、動物たちの交尾。「好きな人はいますか?」少女の問いかけに「私」が想像するのは、死んだネコを回収したゴミ収集車の男だった――少女がやがて体毛を剃り、香水の匂いを纏ってゆく一方、「私」は父親の匂いを嗅ぎ、命の違いを実感してゆく。 うどん 「私はお客さんの好きな食べ物を知っている。嫌いな食べ物も知っている。しかし名前は知らない」――「うどん屋」には、老人も、ろう者も、やがて同僚になる女性も、小学生も、家族を亡くした人も、訪れる。毎日のように顔を合わせていても、突然来なくなることがある。淡々と進む飲食店での日々に、きぬ子が見つけた、食べる場所と働き方のかたち。 装画・挿画:大杉祥子 著者情報 著: 前田エマ(マエダエマ) 1992年神奈川県生まれ。東京造形大学卒業。モデル、写真、ペインティング、ラジオパーソナリティなど、活動は多岐にわたり、エッセイやコラムの執筆も多数おこなっている。ミシマ社が発刊する雑誌『ちゃぶ台』にエッセイ「習字のこと」(6号)「中学の頃」(7号)「高校受験」(9号)を寄稿。本書が初の小説集となる。
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共有地をつくる わたしの「実践私有批判」
¥1,980
図らずも、というか何というか、この書肆ならたけ屋も皆さんの「共有地」たらんとする「小商い」ではあるのである。 (店主) 著者:平川克美 出版社:ミシマ社 定価:¥1,980(税込) 判型:四六判並製 頁数:224 ページ 発刊:2022年02月25日 ISBN:9784909394637 Cコード:0095 装丁:クラフト・エヴィング商會 私有財産なしで、機嫌よく生きてゆく 銭湯、食堂、喫茶店、縁側…… 誰のものでもあり、誰のものでもなく。 『小商い』の終着点を描いた私小説的評論 ミシマ社創業15周年記念企画 『小商いのすすめ』から十年。 消費資本主義がいよいよ行き詰まる中、 「小商いの哲学」を実践するすべての人に贈る。 この社会を安定的に持続させてゆくためには、社会の片隅にでもいいから、社会的共有資本としての共有地、誰のものでもないが、誰もが立ち入り耕すことのできる共有地があると、わたしたちの生活はずいぶん風通しの良いものになるのではないか――本文より 目次 第一章 欲望の呪縛から逃れる 第二章 非私有的生活への足掛かり 第三章 リナックスという共有地 第四章 共同体のジレンマ 第五章 家族の崩壊 第六章 消費資本主義から人資本主義へ 第七章 共有地をつくる 著者情報 著: 平川克美(ヒラカワカツミ) 文筆家、「隣町珈琲」店主。1950年、東京・蒲田の町工場に生まれる。早稲田大学理工学部機械工学科卒業後、翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを設立。1999年、シリコンバレーのBusiness Cafe Inc.の設立に参加。2014年、東京・荏原中延に喫茶店「隣町珈琲」をオープン。著書に『小商いのすすめ』『「消費」をやめる』『21世紀の楕円幻想論』(いずれもミシマ社)、『移行期的混乱』(ちくま文庫)、『俺に似たひと』(朝日文庫)、『株式会社の世界史』(東洋経済新報社)など多数ある。
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気のはなし ――科学と神秘のはざまを解く
¥1,870
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店主は「現状科学では説明のつかない、あるいは見逃されている物事」というのが存在して、それらは適切な扱いを受けていないと常々考えているので、いわゆる「気」には大変興味があります。 本書を読んで勉強しましょう。 (店主) 著者:若林理砂 出版社:ミシマ社 定価:¥1,870(税込) 判型:四六判並製 頁数:208 ページ 発刊:2022年01月20日 ISBN:9784909394620 Cコード:0095 装丁:佐藤亜沙美 怪しくない、難しくない、抜群におもしろい! 人気鍼灸師が中国の古典から現代科学の知見までを用いて解説。 誰もが気になる気の世界が、ついにわかる!? ミシマ社創業15周年記念企画 「気」という文字の起源、孔子・荘子・老子・孟子の考えた「気」、易や風水の「気」、東洋医学の「気」、科学の「気」、日常の「気」、武術の「気」、鬱と「気」…etc. 鍼灸師として、「科学の目で見た解剖学・生理学ベースの治療」と「なんだかわからないけれど効く治療」を絶妙なバランス感覚で扱う著者だからこそ書けた、広大で多種多彩な「気」の世界!! 本書を読むと、理屈だけではわからない「気」の世界を理解し、東洋医学や養生をより深く捉え実践できるようになります。 目次 1章 気の起源 2章 孔子・老子・荘子の気 3章 孟子・道教の気 4章 易と風水の気 5章 東洋医学の気 6章 科学の気 7章 養生と気 著者情報 著: 若林理砂(ワカバヤシリサ) 臨床家・鍼灸師。1976年生まれ。高校卒業後に鍼灸免許を取得。早稲田大学第二文学部卒(思想宗教系専修)。2004年にアシル治療室を開院。予約のとれない人気治療室となる。古武術を学び、現在の趣味はカポエイラとブラジリアン柔術。著書に『絶対に死ぬ私たちがこれだけは知っておきたい健康の話』(ミシマ社)、『安心のペットボトル温灸』(夜間飛行)、『決定版 からだの教養12ヵ月――食とからだの養生訓』(晶文社)など多数。
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思いがけず利他
¥1,760
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「利他」は「思いがけず」であり、ヒンディー語の「与格」であるという。 確かにこれは偽善ではないのである。 (店主) 著者:中島岳志 出版社:ミシマ社 定価:¥1,760(税込) 判型:四六判 頁数:184 ページ 発刊:2021年10月25日 ISBN:9784909394590 Cコード:0095 装丁:矢萩多聞 It’s automatic!? 誰かのためになる瞬間は、いつも偶然に、未来からやってくる。 東京工業大学で「利他プロジェクト」を立ち上げ、『利他とは何か』『料理と利他』などで刺激的な議論を展開する筆者、待望の単著! 今、「他者と共にあること」を問うすべての人へ。 自己責任論も、「共感」一辺倒も、さようなら。 ** 偽善、負債、支配、利己性……。利他的になることは、そう簡単ではありません。 しかし、自己責任論が蔓延し、人間を生産性によって価値づける社会を打破する契機が、「利他」には含まれていることも確かです。——「はじめに」より 本書は、「利他」の困難と可能性を考える。手がかりとなるのは、居心地の悪いケアの場面、古典落語の不可解な筋書き、「証明できない」数学者の直観、「自然に沿う」職人仕事の境地、九鬼周造が追求した「私は私ではなかったかもしれない」という偶然性の哲学……など。 「利他の主体はどこまでも、受け手の側にあるということです。この意味において、私たちは利他的なことを行うことができません」「利他的になるためは、器のような存在になり、与格的主体を取り戻すことが必要」 ——本文より 意思や利害計算や合理性の「そと」で、 私を動かし、喜びを循環させ、人と人とをつなぐものとは? ミシマ社創業15周年記念企画 目次 はじめに 第一章 業の力——It’s automatic 第二章 やって来る——与格の構造 第三章 受け取ること 第四章 偶然と運命 おわりに 著者情報 著: 中島岳志(ナカジマタケシ) 1975 年大阪生まれ。東京工業大学リベラルアーツ 研究教育院教授。専攻は南アジア地域研究、近代日 本政治思想。2005 年、『中村屋のボース』で大佛次 郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞受賞。著書に『秋葉原事件』『「リベラル保守」宣言』『血盟団事件』『保守と立憲』『親鸞と日本主義』『利他とは何か』(共著) など。ミシマ社からは『現代の超克』(若松英輔との共 著)『料理と利他』(土井善晴との共著)を刊行。
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くらしのアナキズム
¥1,980
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「こんなに人々のためにならない政府なら、いっそ無いほうがいいんじゃないか」 と、誰しも考えたことがあるでしょう? 国家とは、を、それが無い側から考える一冊。 (店主) 著者:松村圭一郎 出版社:ミシマ社 定価:¥1,980(税込) 判型:四六判並製 頁数:240 ページ 発刊:2021年09月24日 ISBN:9784909394576 Cコード:0095 装丁:尾原史和(BOOTLEG) 国家は何のためにあるのか? ほんとうに必要なのか? 「国家なき社会」は絶望ではない。 希望と可能性を孕んでいる。 よりよく生きるきっかけとなる、〈問い〉と〈技法〉を人類学の視点からさぐる。 本書でとりあげる「人類学者によるアナキズム論」とは… ・国家がなくても無秩序にならない方法をとる ・常識だと思い込んでいることを、本当にそうなのか? と問い直す ・身の回りの問題を自分たちで解決するには何が必要かを考える アナキズム=無政府主義という捉え方を覆す、画期的論考! *** この本で考える「アナキズム」は達成すべき目標ではない。むしろ、この無力で無能な国家のもとで、どのように自分たちの手で生活を立てなおし、下から「公共」をつくりなおしていくか。「くらし」と「アナキズム」を結びつけることは、その知恵を手にするための出発点だ。(「はじめに」より) *** ミシマ社創業15周年記念企画 目次 はじめに 国家と出会う 第一章 人類学とアナキズム 第二章 生活者のアナキズム 第三章 「国家なき社会」の政治リーダー 第四章 市場(いちば)のアナキズム 第五章 アナキストの民主主義論 第六章 自立と共生のメソッド――暮らしに政治と経済をとりもどす おわりに 著者情報 著: 松村圭一郎(マツムラケイイチロウ) 1975年熊本生まれ。岡山大学文学部准教授。専門は文化人類学。所有と分配、海外出稼ぎ、市場と国家の関係などについて研究。著書に『うしろめたさの人類学』(ミシマ社、第72回毎日出版文化賞特別賞)、『はみだしの人類学』(NHK出版)、『これからの大学』(春秋社)など、共編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)、『働くことの人類学』(黒鳥社)。
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三流のすすめ
¥1,760
かく言う僕も三流書店主であり、三流音楽家であり、三流きのこ愛好家である。 一流でないのはともかく、二流でもなく、三流なのである。 三流はいいぞ。 そして著者の経歴面白すぎる。 (店主) 著者:安田登 出版社:ミシマ社 定価:¥1,760(税込) 判型:四六判並製 頁数:256 ページ 発刊:2021年07月26日 ISBN:9784909394545 Cコード:0095 装丁:寄藤文平・古屋郁美(文平銀座) 三流=多流(いろいろなことができる人)。 □一つに決めない □目標を持たない □天才ではない □ほとんどガマンしない □評価されない …こうした「ない」が、これからは尊ばれる! 古典の知恵と鋭い洞察が導く、今を生きるヒント。 本当は一流をめざすことができないのに、周囲の期待に流されてめざしちゃったりする人もいます。本当は人生を楽しむことが一番得意な人なのに、毎日がとてもつらくなる。そういう人は一流をめざすことはきっぱりやめて、三流にシフトしたほうがいいと私は思います。本書は、そういう方のための本です。――本文より 三流とは、一人ひとりの可能性を最大限に大切にする生き方。 ポストコロナ期の処世術にして希望の書。 目次 序章 三流のすすめ 第1章 これぞ三流! 第2章 螺旋的に生きる 第3章 『鶉衣』に学ぶ三流 第4章 三流の聖典『論語』 第5章 『中庸』は三流の実践書 第6章 『人物志』――才能や資質の見分け方 第7章 道徳・法・術――『人物志』が説く三材 第8章 「国の身体」となりうる三流人 第9章 三流的生き方・実践編 著者情報 著: 安田登(ヤスダノボル) 1956年千葉県銚子市生まれ。能楽師のワキ方として活躍するかたわら、甲骨文字、シュメール語、論語、聖書、短歌、俳句等々、古今東西の「身体知」を駆使し、さまざまな活動を行う。著書に『あわいの力~「心の時代」の次を生きる』、コーヒーと一冊『イナンナの冥界下り』、『すごい論語』(以上、ミシマ社)、『身体感覚で「論語」を読みなおす。』(新潮文庫)、『能~650年続いた仕掛けとは』(新潮新書)、『野の古典』(紀伊國屋書店)、『見えないものを探す旅~旅と能と古典』」(亜紀書房)など多数。
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クモのイト
¥1,980
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クモはダニなどを食べてくれる益虫であるため、我が家でも退治してはいけないことにしている。 しかし我々はどれほどクモのことを知っていただろうか。 クモの生態を学び、クモの生態に学ぶ一冊。 (店主) 著者:中田 兼介 出版社:ミシマ社 定価:¥1,980(税込) 判型:四六判並製 頁数:200 ページ 発刊:2019年09月26日 ISBN:9784909394262 Cコード:0045 装丁:佐藤亜沙美 もしもクモがいなかったら? 蜘蛛の「糸」と「意図」が人間と生物を支配している!? その驚くべき生態と「クモの知恵」! 「ウェブ」は「クモの巣」の意。人気者・スパイダーマンのキャッチフレーズは「親愛なる隣人」。芥川龍之介の代表作は『蜘蛛の糸』……こんなに身近な存在のクモなのに、知らなかったことばかり! ・網は毎日張り直している ・クモは自分で張った糸を食べてリサイクルする ・メスに食べられないようにプレゼントを渡すオスがいる ・クモはほ乳類を食べることもできる ・クモは日本人よりたくさん宇宙に行っている ・最大7種類の糸を使い分ける ・子グモは糸を使って空を飛ぶ ・オスは脚を使って子作りをする ・年間に世界のクモが食べる量は全人類の体重に匹敵 ・クモの糸は細菌の繁殖を抑える ・クモは脳の一部を脚に収納する ・地球に棲むクモの総体重はおよそ2500万トン ・網を張るクモは、眼があまり見えない ・クモの糸は鋼鉄と同じくらいの強さがある …etc. 本書を読み終わったら、家のクモが違って見える。 そして、人生の視点もちょっと変わる、かもしれない。 目次 はじめに 第1 章 クモと人間の不思議な関係 第2章 クモのことあれこれ 第3 章 クモの網、最強説 第4 章 恋するクモたち 第5章 クモ的思考 その1 個性って? 第6章 クモ的思考 その2 コミュニケーション上手になりたい 第7章 クモ的思考 その3 不確実な世の中をサバイバルする 第8 章 もしもクモがいなかったら あとがき 著者情報 著: 中田 兼介(ナカタ ケンスケ) 1967年大阪生まれ。京都女子大学教授。専門は動物(主にクモ)の行動学や生態学。なんでも遺伝子を調べる時代に、目に見える現象を扱うことにこだわるローテク研究者。現在、日本動物行動学会発行の国際学術誌『Journal of Ethology』編集長。著書に『まちぶせるクモ』(共立出版)、『びっくり!おどろき!動物まるごと大図鑑』(ミネルヴァ書房)など。監修に『図解 なんかへんな生きもの』(ぬまがさワタリ著、光文社)。こっそりと薪ストーバー。
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パパパネル
¥2,077
あはは!顔ハメで遊ぶからMacBookと比べてもこんなに大きいよ! さすがtupera tuperaさん、おもしろいことを考える。 これでパパの地位向上といきたいところである。 裏の写真をよーく見てもらうと、パパの顔を持つ関係者は名前の横に(2児のパパ)とか書いてあるではないか。 では僕も。 (店主(1児のパパ)) 著者:tupera tupera 出版社:ミシマ社 定価:¥2,077(税込) 判型:A3変形(パネルサイズ:横280mm×縦400mm) 発刊:2020年06月20日 ISBN:9784909394392 Cコード:8776 装丁:竹藤智弥(DICTOM DESIGN)(1児のパパ) 2022年7月22日(金)NHKあさイチで紹介! 博多華丸・大吉さんがスタジオで実演!! 話題沸騰!!! 8/8はパパの日。 パパを主役に! tupera tuperaが生み出した、パパを活かす最高のコミュニケーションツール! 世界中のパパよ! 「パパパネル」でみんなを笑顔にしよう! tupera tuperaが贈る、魔法の親子コミュニケーションツールが誕生。 パッとしないパパも、パーフェクトなパパも、パパッと人気者になれる、かおはめパネルセット。 あそびかたはとっても簡単! パネルに顔をはめて、ひっくりかえすだけ。 パパがパイナップルに!? パパがパンツに!? パパがパンダに!? みんなで笑おう! 声をだそう! 家の中でお祭りだ! ◎初回限定・「パパパーフェクトメダル」カード付き! ◎仕様 パネルは両面印刷です。 チャック付きパッケージ袋に、パネルが10枚入っています。 著: tupera tupera(ツペラ ツペラ) 亀山達矢(2児のパパ)と中川敦子によるユニット。絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップ、アートディレクションなど、様々な分野で幅広く活動している。絵本に『しろくまのパンツ』(ブロンズ新社)『パンダ銭湯』(絵本館)『かおノート』(コクヨ)『やさいさん』(学研教育出版)など、著書多数。海外でも様々な国で翻訳出版されている。NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当。『わくせいキャベジ動物図鑑』(アリス館)で第23回日本絵本賞大賞。2019年に第1回やなせたかし文化賞大賞を受賞。
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