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1000年以上つづく例大祭 くらやみ祭ってナンだ?
¥1,980
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東京都府中市の大國魂神社といえば、1900年以上の歴史がある大きな神社ですから、数多くの祭事が今なお行われています。 その中でも関東三大奇祭の一つであるくらやみ祭りに焦点を当てた本書。 著者の取材力で事細かに、また豊富なイラストも交えてわかりやすく記されています。 とくにお近くにお住まいのかた、ぜひ! (店主) 著:かぶらぎみなこ 出版社:遊泳舎 定価:本体1800円+税 判型:A5判(ソフトカバー) 頁数:144P 発売日:2019年4月11日 ISBN:978-4-909842-02-2 「くらやみ祭」1000年以上の歴史が一冊の本になりました。 府中市在住の著者による、イラスト満載のガイドブック!! 2019年、最も注目すべきお祭りを全ページイラストで徹底ガイド! ! ○「くらやみ祭」とは? 東京都府中市にある西暦111年起源の大國魂神社で毎年5月に開催されるお祭りです。 1000年を超える伝統と格式のある例大祭で、「武蔵府中くらやみ祭」として東京都指定無形文化財にも登録されています。 かつては街の明かりを消した深夜の暗闇の中で行われていたため「くらやみ祭」と呼ばれるようになりました。 府中市郷土の森博物館館長 小野一之さん推薦! ——これまで、この祭を知るには郷土の森博物館常設展示室の祭コーナーと同館発行のブックレットを人には薦めてきた。 今回のかぶらぎさんの本の登場により、これを上回る強敵(仲間?)が現れたのである。 このことを、武蔵府中の伝統文化の理解と継承、府中の人たちの絆の発展のために、心から喜び、本書を推薦したい。 (「解説」より) まえがき 「くらやみ祭」という、ちょっと独特なネーミングの祭をご存知でしょうか? これは東京都府中市にある大國魂神社の例大祭の名称です。長年に渡り遂行されてきた、非常に歴史と伝統がある祭で東京都指定無形民俗文化財としての価値も備えています。 近年は観光客も増え、テレビでも全国に向けて放映されるなど、たくさんの方々に注目されてきています。 しかし、同時に「祭は見に行くけれど、詳細についてはよく知らない」とか「知りたいけれど、今さら聞きにくい」という声を耳にする機会が増えてきました。 そのような経緯を踏まえたある日、不意に「祭をイラストで表現できたら、情報や魅力が伝わりやすいのではないか」と思い立ち、この本の制作を試みた次第です。 ある方は、くらやみ祭を「府中の人にとってのアイデンティティー」と称していました。たしかに地元の祭を知ることは、その街の歴史の変遷や、祭を維持してきた方々の努力の営みを知ることにも繋がります。同時にその土地ならではの、文化や人情なども垣間見ることができるのです。 本書をお読みになった後、より一層くらやみ祭や、府中の街の人々に親しみを感じていただけましたら、嬉しく思います。 かぶらぎみなこ 府中市出身のイラストレーター。國學院大學卒。 絵地図やポスター、イラストルポ、CDジャケット、書籍挿絵など幅広く制作。 著書に自らの介護経験を描いたエッセイ『親が倒れた日から、いつかくるその日まで。かぶらぎさん家のケース』(TOブックス)など。 本書内での表記が「御霊絵(ごりょうえ)」となっておりますが、 正しくは「御霊会(ごりょうえ)」です。 訂正してお詫び申し上げます。
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FUCHU illustration GUIDE BOOK 府中まちあるきイラストガイド
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府中、いい街ですね。 取材に7年もかけただけあって、府中の街の細かいところまで丹念に調べられています。 府中を歩きたくなるのはもちろん、自分の住む街にもよく見るとワクワクがたくさんあるんだろうなと気付かされます。 (店主) 著:かぶらぎみなこ 出版社:遊泳舎 定価:本体1800円+税 判型:A5判(ソフトカバー) 頁数:128P 発売日:2021年5月10日 ISBN:978-4-909842-07-7 ワクワクする街、府中。 7年間の取材を通じて、歩いて見つけた街の楽しさや特色を全編イラストで紹介! 「府中の魅力」が盛りだくさんの一冊。 絵地図ができるまでのルポや府中駅南口商店街・思い出マップなど、コラムも充実。 東京都のほぼ中央に位置する府中市。 その昔、武蔵の国(現在の東京+埼玉+神奈川の一部)の国府が置かれていたから、「府中」です。 そんな”東京の中心市”を、府中生まれ、府中育ちの著者が地元の魅力を一冊の本にまとめました。 府中で定番のお店をはじめ、神社や公園などのスポットをイラストで紹介しています。 カバー裏面に収録されている著者が3年かけて描いた府中市の詳細絵地図は必見です。 府中市民でなくとも楽しめる、府中ガイドブックです。 はじめに 街歩きはワクワクします。 その場所にしかない個性豊かなお店を眺めたり、土地の歴史を感じたり、暮らしている人々と交流したり。歩く速度で街を見ると、たくさんの発見があり、そのすべてがなんだか宝物を見つけたように楽しく感じます。 この本では東京のほぼ真ん中に位置する、府中市の魅力をたくさん描いてみました。「府中」という地名を聞いた時、思い浮かべるイメージは人それぞれだと思います。お祭りが盛んだとか、歴史が古いとか、緑が多いとか。東京だけど、どこか牧歌的でゆったりとした雰囲気のある街です。 以前、この街の全貌を詳しく知りたいと思い、3年ほどかけてすみずみまで歩き、巨大な絵地図を作成しました。今回はその絵地図を描いた時に気づいた物事に加え、新たにガイドブックとしての要素も取り入れて、様々な角度から一つの街の姿を描き出してみました。 本書では、単に店舗等をご紹介するだけではなく、普段はなかなか見られないお菓子工場の見学ルポや、長くご商売を続けてきたお店の様々な知恵や工夫などもお伝えしています。読み終わった後は、府中のお店や施設に一層の親しみを持って頂くとともに「府中に行ってみたいな」とか「もっと知りたいな」と思って頂けたらとても嬉しいです。 かぶらぎみなこ イラストレーター。東京都府中市出身。國學院大學卒業。書籍のほか、絵地図やポスター、ルポ、CD ジャケット、挿絵の制作など幅広い媒体で活動中。著書に『親が倒れた日から、いつかくる…その日まで。かぶらぎさん家のケース』(TO ブックス)、『1000年以上つづく例大祭 くらやみ祭りってナンだ?』(遊泳舎)がある。
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26文字のラブレター
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都々逸の本です。 恋愛の機微を的確に表現した作品たちは、現代の恋する人たちにもしかと共鳴するのです。 (店主) 絵:いとうあつき/編:遊泳舎 出版社:遊泳舎 定価:本体1800円+税 判型:B6判(ハードカバー) 頁数:160P 発売日:2019年12月6日 ISBN:978-4-909842-04-6 粋でロマンチックな、26文字のリズムに酔いしれる——。 恋に焦がれて鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす 江戸末期〜明治にかけて流行した26文字の唄「都々逸(どどいつ)」。本書では、恋愛にまつわる60作品を現代解釈を交えたイラストとともに紹介します。 さらに、スペシャルコラム「都々逸を詠む」では、現代の作家やアーティストの方々による、オリジナル都々逸を掲載。 時代を超えてよみがえった珠玉の恋の唄を、じっくりと味わってみてください。 ○都々逸とは? 俳句が「5・7・5」、短歌が「5・7・5・7・7」であるのに対し、都々逸は基本的に「7・7・7・5」の形式になっているのが特徴です。 寄席で三味線を弾きながら唄われるなどして親しまれ、唄い継がれてきたものが多かったため、思わず口ずさみたくなるような独特のリズムを持っています。 ○SPECIAL COLUMN「都々逸を詠む」執筆者 ・川嶋あい (シンガーソングライター) ・伊波真人 (歌人) ・わかつきひかる (作家) ・ボンジュール鈴木 (シンガーソングライター) はじめに 「都々逸」をご存知でしょうか? 「ザンギリ頭をたたいてみれば文明開化の音がする」 教科書に載っていることでも知られる一節です。一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。 「都々逸」は「どどいつ」と読み、江戸時代の終わりから明治時代にかけて、主に庶民の間で流行した唄のことを指します。俳句が「5・7・5」、短歌が「5・7・5・7・7」であるのに対し、都々逸は基本的に「7・7・7・5」の形式になっているのが特徴です。 寄席で三味線を弾きながら唄われるなどして親しまれ、唄い継がれてきたものが多かったため、思わず口ずさみたくなるような独特のリズムを持っています。時代を経て、日常的に触れる機会は少なくなったように思えますが、歌謡曲の歌詞にもそのリズムが応用されているなど、実は今でも都々逸は日本文化の中に息づいているのです。 また、韻を踏んだり掛詞を用いたりと、言葉遊びの要素もあり、洒落っ気に満ちています。いわゆる「粋」とでも言いましょうか。人気テレビ番組「笑点」の大喜利のお題として目にすることもありますね。即興で唄われることも多かったようで、気取らず自然に楽しめるからこそ、広く世間に親しまれたのでしょう。 そんな都々逸には、恋愛にまつわる唄も数多く、心地よいリズムとともに、ストレートに情感に訴えかけてくる力があります。本書では、古くから唄い継がれてきた都々逸の中から、恋愛にまつわる60作品を選びぬき、現代解釈を交えたイラストとともに紹介します。 さらに、スペシャルコラム「都々逸を詠む」と題して、現代の作家やアーティストの方々に、オリジナル都々逸を制作していただきました。 時代を超えてよみがえった珠玉の恋の唄を、じっくりと味わってみてください。 いとうあつき 1990 年生まれ。東京都在住。文教大学教育学部卒業。 2016 年よりフリーランスのイラストレーターとして活動。 Web: itoatsuki.tumblr.com/ Twitter: @atuki2126 Instagram: @atsuki_ito_
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言の葉連想辞典
¥1,980
普段使わないような美しい言葉もたくさん載っているので、想像力や創作意欲が喚起される一冊。 漢字一字のテーマごとに連想される語句が並ぶ。 (店主) 絵:あわい/編:遊泳舎 出版社:遊泳舎 定価:本体1800円+税 判型:B6判(ハードカバー) 頁数:160P 発売日:2019年6月5日 ISBN:978-4-909842-03-9 イラストから連想して言葉を探せる、新しい辞典。 「思わずグッとくる、洗練された言い回しを知りたい」 「心が洗われるような、美しい日本語を味わいたい」……。 本書は、日常を少しだけ豊かにしてくれる粋な言葉の数々と、繊細で美しいイラストが詰まった「表現の宝箱」。 語彙力を磨きたい大人や、表現力を磨きたいクリエイターにもおすすめの、インスピレーションを与える一冊です。 『悪魔の辞典』『ロマンスの辞典』につづく「YUEISHA DICTIONARY」の第3弾! 全ページにイラストが入っている、「直感で楽しめる」辞典を作りました。 言葉を調べるだけでなく、読み物としても、画集としても、様々な楽しみ方のできる一冊。 シリーズ通して装丁にもこだわっているので、贈り物にもおすすめです。 はじめに 世の中には無数の言葉があります。 文章を書くとき、あるいは人と話をするとき、 まったく同じ内容だったとしても、 使う言葉によって、その印象は大きく変わります。 どんな言葉を選ぶかは、とても重要なことなのです。 ぶ厚い辞典が大型のショッピングセンターなら、 本書はセレクトショップならぬセレクト辞典。 「日常を少しだけ豊かにしてくれる」という視点から 選び抜いた言葉を紹介します。 どうかみなさんが新しい言葉と出会い、 願わくばお気に入りの言葉を見つける きっかけになれますように。 あわい 1981東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業後イラストレーターとして活動を始める。2013年頃から女性をモチーフにしたイラストレーションを描き始める。Web広告、雑誌、似顔絵などの制作を手がける。誠文堂新光社イラストノート誌「第14回ノート展」準大賞受賞。 P55「斟酌」の読みが「かんしゃく」となっておりますが、正しくは「しんしゃく」です。 訂正してお詫び申し上げます。
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悪魔の辞典
¥1,760
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「成功:失敗というラベルの付いた濁り酒の上澄み」 なんて素敵じゃないか。 でも全体的には著者の悪魔的な面が遺憾なく発揮された風刺辞典である。 (店主) 著:中村徹/絵:Yunosuke 出版社:遊泳舎 定価:本体1600円+税 判型:四六判変形(ハードカバー) 頁数:288P 発売日:2018/12/4 ISBN:978-4909842008 「人間とは何か?」を問う、日本一エグい辞典が登場! アンブローズ・ビアスの『悪魔の辞典』を原案に、500単語を悪魔的視点で書き下ろし。 さらに150点を超えるユーモアたっぷりのイラストも収録しました。 文字とイラストの両面から人間の本質を問う、問題作です。 『ロマンスの辞典』(著・望月竜馬/絵・Juliet Smyth)とともに、“言葉を楽しむ辞典”として立ち上げた「YUEISHA DICTIONARY」の第1弾! 言葉の魅力をより引き出すイラストもたくさん収録された、時に深く、時に笑える、遊べる辞典です。 まえがき アンブローズ・ビアスに愛をこめて 16歳のときに、古書店で手に取った一冊の本の衝撃を今でも忘れられない。その本の名は『悪魔の辞典』。1911年にアメリカで出版されたアンブローズ・ビアスの名著である。 様々な言葉の意味を、まったく別の角度から再定義したビアスの『悪魔の辞典』は、辞典という形式を取りながらも、定義という名の鎖に繋がれた言葉たちを解放し、自由を与えたといっても過言ではない。その風刺を利かせた視点やユーモアたっぷりの言い回しが、私の捻くれた性格に拍車をかけたのは無論である。 本書は偉大なる文筆家、アンブローズ・ビアスの『悪魔の辞典』を原案として、ビアスに魅せられた捻くれ者が作った、新しい『悪魔の辞典』である。語句の選定、意味・用法の記述については、人間の普遍的な滑稽さに加え、現代社会や我が国特有の習慣に対する風刺や疑問点などを軸に、筆者の主観で決めさせていただいた。また、掲載した言葉の多くにはイラストも添えているので、そちらも楽しんでいただきたい。どのイラストも、文章の刺激をより増幅させる絶妙なスパイスとなっているはずだ。 とはいえ、100年以上前にビアスが解き放った数多の言葉たちを再び鎖に繋ぐ気など毛頭ない。本書を手にしてくださった読者の方々それぞれが「こんな考え方もあるのか」「この言葉は私ならこう定義付けする」というように、一つひとつの言葉について考える機会になれば、幸いである。 著・中村 徹(なかむら・とおる) 編集者・ライター。高知県出身。大学でコミュニケーション学を専攻。 『悪魔の辞典』『ロマンスの辞典』『1000年以上つづく例大祭 くらやみ祭ってナンだ?』『言の葉連想辞典』など数々の編集・執筆を担当。 言葉やビジュアルを通して、人生を考えるきっかけになる本を探求する。 Yunosuke(ユーノスケ) イラストレーター/グラフィックデザイナー。広島県出身。都内在住。 雑誌、書籍のイラストレーションをはじめ、ショップ・企業ののロゴ、グッズのデザインなど イラストとデザインの両面から幅広く活動中。
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ロマンスの辞典
¥1,760
恋愛にかんする言葉を集めて解説した辞典。 どの言葉もひとことで説明されていて、それは詩的なメタファーでもある。 「嫉妬:強く縫いつけられた愛の裏地」 深い。 (店主) 著:望月竜馬/絵:Juliet Smyth 出版社:遊泳舎 定価:本体1600円+税 判型:四六判変形(ハードカバー) 頁数:288P 発売日:2018/12/4 ISBN:978-4909842015 日本で一番ロマンチックな辞典ができました。 「ロマンス」という まったく新しい切り口から505単語を選定。 雰囲気たっぷりに描かれた131点のイラストも収録しています。 読んでも、眺めても、ページをめくるだけでも楽しめる、プレゼントにも最適な一冊です。 同時刊行の『悪魔の辞典』(著・中村徹/絵・Yunosuke)とともに、“言葉を楽しむ辞典”として立ち上げた「YUEISHA DICTIONARY」の第1弾! 言葉の魅力をより引き出すイラストもたくさん収録された、時に切なく、時にキュンとする、ロマンチックな辞典です。 まえがき 日常に「ロマンス」というフィルターを 本書は、調べ物をするにはまるで役に立たない辞典である。なぜなら掲載されている語句が「ロマンス」という極めてあやふやな基準によって選定されたからだ。しかもその意味は、すべて私の主観によって書かれている。 「ロマンス」という言葉にどんなイメージを抱いているだろうか。まず、似た言葉に「ロマン」というものがある。おおよそ夢や冒険といった観念と隣り合わせで使われるものだ。「男の『浪漫』」という風に、漢字で表されることもある。一方で「ロマンス」は主に恋愛事を指すことが多い。さらに、その極北にあるのが、景色や言葉、雰囲気などに広く用いられる「ロマンチック」という言葉だろう。 それぞれの言葉の本来の意味はさておき、本書ではそれら三要素をひっくるめて「ロマンス」として扱った。いわゆる辞典とは一線を画す一冊に仕上がった。それゆえ、記した言葉の意味のほとんどは、受け手のみなさん一人ひとりによって異なる捉え方ができるはず。もしも本書のどこか一箇所だけでも、みなさんの感受性にキュンと刺さることができたなら、これほど幸福なことはない。 本書は単なるフィルターである。そこに正解など存在しない。だからこそ、本書を手がかりに、日常の中に隠されたロマンスを見つけ出していただきたい。この世界という舞台は、視点というスポットライトの当て方をほんの少し切り替えるだけで、悲劇にも、喜劇にもなり得るのだ。引くのでも、読むのでもなく、ただ感じるつもりで、どうか思いのままにページをめくっていただきたい。 望月 竜馬(もちづき・りゅうま) 編集者・ライター・ロマンチスト。大分県出身。 思わずくすぐったくなるような、感性を刺激する本作りがテーマ。 担当作に『悪魔の辞典』『ロマンスの辞典』『言の葉連想辞典』などがある。 Juliet Smyth(ジュリエット・スミス) イラスト絵画を中心に、愛する喜びをテーマにした作品を描く。 シンプルな線の絵に、自身で紡いだ詩を添えた形でTwitter やInstagram に掲載。 挿絵、個展、企業とのコラボなど、幅広く作家活動を展開する。 誰にもある「忘れたくない一瞬」を表現するのが生涯の目標。
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57人のおひめさま 一問一答カウンセリング 迷えるアナタのお悩み相談室
¥1,760
何か上手くいかないことがあったら、そうです、お姫様にアドバイスしてもらえばいいのです。 彼女たちは語り継がれるほどの力強い生きかたをしているのですから。 それにしても57人ものお姫様に会えるなんてすごい。 (店主) 文:秋カヲリ/絵:momomosparkle 出版社:遊泳舎 定価:本体1600円+税 判型:四六判変形(ソフトカバー) 頁数:240P 発売日:2021年7月16日 ISBN:978-4-909842-08-4 誰にも言えない人生のモヤモヤを、おひめさまに打ち明けてみませんか? ◇失恋を引きずっていて苦しいです。前に進むにはどうしたらいいですか? ◇「自分はダメだ」と思うことが多く、自己肯定感が低いです。どうしたら自己肯定感が上がりますか? ◇友人や知り合いに嫉妬してしまい、素直に「おめでとう」と言えません。 ◇育児が大変で楽しいと思えず、イライラして強く叱ってしまいます。 そんな現代人の抱えている「恋愛」「仕事」「人間関係」「家族」「心と体」にまつわるお悩みに、57人のお姫様が答えます。あなたの人生の主役は、あなた自身。ヒロインとして物語の世界を生き抜いたお姫様から、生き方のヒントを学べる一冊です。 プロローグ 満月の夜。悩みで頭がいっぱいだったあなたは、道を一本間違えてしまいました。 はっとして顔を上げると、薄暗い路地裏におばあさんが座っています。提灯の濃いオレンジに妖しく照らされた顔には、風格ある皺がくっきりと浮き上がっていました。正面の机に一冊の本が置かれています。 目が合うなり手招きされ、あなたはおそるおそる近づいていきました。 「あんた、悩んでいるんだろう。だからこんな路地裏に入ってきた」 「えっ、どうしてわかったんですか」 「そりゃあ、辛気くさい顔をしてるからだよ」 おばあさんはくつくつ笑って続けます。 「私がここで何をしていると思う?」 「え? うーん、占いですか?」 「違う違う、イタコだよ。口寄せをするのさ」 「口寄せって……亡くなった人を憑依させて、話すやつですよね」 ——オカルトだ、あやしい。 いぶかしげに眉をひそめるあなたに、おばあさんはぐいと顔を寄せます。 「信じてないねえ。でも、口寄せであんたの悩みは軽くなるよ」 おばあさんは机の上の本を手に取り、目の前に突き出しました。 「この本の中に、たくさんのおひめさまがいる。さまざまな国のさまざまな時代を生きたおひめさまが、あんたの悩みに答えてくれるだろう」 「相談したら、今の悩みがなくなるんですか?」 「すぐに溶けてなくなるほど、あんたの悩みは矮小なのかい? ネット世代はすぐに答えを欲しがるからいけない。そんなちっぽけな悩みならネット検索でもするんだね」 「だって、おひめさまが答えてくれるって言うから!」 「おひめさまは、ぐるぐる悩んでいるあんたに気づきや選択肢を与えて、光を見せるだけだ。その光の下へ行くも行かないもあんた次第だよ」 「あくまでアドバイスってことですか?」 「そうだよ。自分で決断して行動しなければいつまでも強くなれない。またすぐ壁にぶつかって悩むだけさ」 なーんだ。ちょっとがっかりしながら本を開くと、たくさんの悩みがずらりと並んでいます。今あなたが抱えている悩みや、前に抱えていた悩み、これから抱えそうな悩みもありました。 「気になる悩みを選んでごらん。相談相手にぴったりなおひめさまを呼んであげるから」 「本当に……? そもそも、なんでおひめさまなんですか?」 「おひめさまはいつかのどこかのヒロインで、その舞台の主役を張る実力の持ち主だ。あんたの人生の主役は、もちろんあんた。おひめさまから主役たる生き様を学びなよ」 ——なんだかよくわからないけど……ダメでもともと、渡りに船、悩みに老婆。試しに聞いてみよう。 「じゃあ、お願いします」 「はい、1600円」 「お金取るんですね」 「取るよ、これで生きてるんだからね」 「じゃあ……この悩みについて相談したいです」 お金を渡し、おずおずとひとつの悩みを指さすと、おばあさんは両手を提灯にかざしました。 橙色の光が大きく揺れ、流星群が降り注ぐようなきらめきに包まれた瞬間———凛としたおひめさまの声が聞こえてきたのです。 秋カヲリ(あき かおり) 1990年、茨城県生まれ。東京女子大卒、都内在住。ADHDのパンセクシャルで、作家・ライター・コピーライター・心理カウンセラーとして活動する一児の母。恋愛依存、育児鬱を経験し、心理学を生命線にして今に至る。ADHDゆえに受験勉強や会社員生活などのルーティーンが極端に苦手で、ITベンチャー・広告代理店・化粧品メーカー・社史制作会社を転々とするが、いずれも1年前後で退社した会社員不適合者。感情や思考を整理できる執筆が精神安定剤で、幼少期から偏愛し生業にする。女の生きづらさやADHDの不適合感とうまく付き合うため心理カウンセリングを実践し、現代女性のゆらぐ心を支えるコラムを多数執筆している。 Twitter: @hagiwriter Instagram: @akikawori linktree: https://linktr.ee/akikawori momomosparkle(もももすぱーくる) ハッピーでポップなイラストが特徴のバイリンガルイラストレーター・漫画家・エッセイスト。小さな頃から多様な文化に触れながら育ち、カリフォルニアでアートとアニメーションを学んだ後、女子美術大学を卒業。人と話すのが大好きで、かわいいものやおいしいもの、新しいものに目がない THE・てんびん座。著書に『ハピドラ! マンガで紹介 気分ぶちアゲ海外ドラマ』(柏書房)がある。挿絵やウェブ漫画のほか、ドラマレビューやコラムも人気。 Twitter: @momomosparkle Instagram: @momomosparkleofficial
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GOOD DESIGN FILE 愛されつづけるデザインの秘密
¥1,980
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僕は辞典なり図鑑なりは写真のほうがありがたいと思っていたのだが、この本はイラストがばっちり決まっている。 コラムも興味深い。 (店主) 著:高橋 克典/絵:彩蘭弥 出版社:遊泳舎 定価:本体1800円+税 判型:四六判変形(ソフトカバー) 頁数:248P 発売日:2020年7月7日 ISBN:978-4-909842-05-3 あの商品はなぜ、人々の心をつかむのか?」 サントリー角瓶、無印良品、ポッキー、iPhone、コカコーラ、シャネルスーツ、キッコーマン醤油ほか、あらゆるジャンルから選出した47の商品・ブランドに、フルカラーのイラストとともに迫る! 外資系企業5社のトップを歴任し、数々の企業を売上アップに導いた著者ならではの視点で、小さな会社の経営者やフリーランスが抱える悩みを解決。危機の時代を生き抜くための「効率」と「安定」の経営術とは? ロゴデザインから法律問題まで、幅広い内容のコラムにも注目。金のインクが光る高級感あふれる装丁が書棚を彩る一冊。 目次 1章「愛されつづけるデザイン」 ・iPhone ・ヴァイオリン ・コカ・コーラ ・サントリー角瓶 ・Gショック ・しょうゆ卓上びん ・SUWADA つめ切り ・ゼムクリップ ・ポッキー ・柳宗理のレードル ほか コラム「ロゴデザインと日本の「家紋」」 2章「デザインと経営」 ・デザインが企業の持続的成長を支える ・労働生産性アップのためにデザインを活用 ・デザインに関する知的財産権 はじめに みなさんの目の前に、AとBの二つの製品があります。機能や品質はほとんど同じですが、値段はBよりAの方が3割も高いです。ところがAのデザインはとても魅力的で、一目で気に入ってしまいました。みなさんなら、どちらの製品を買いますか? これは、本書を通して私がみなさんに問いかける質問です。数百円の製品から一千万円を超える製品にまで、通底している課題は全く同じ。買い手にとっては、AとB、どちらの答えがあっても不思議ではありません。 しかし、もしあなたが製品やサービスを売る立場だったら、絶対に「3割高く売りたい」と思うはずです。それを叶えてくれるのが「デザイン」なのです。実際にデザインの力によって、同じ機能や品質の製品でも、3割どころか10倍、20倍高くても売れることがあります。その上、長い期間に渡って売り続けることも可能です。 本書では、世界中にある優れたデザインの製品を紹介します。その多くが長い歴史を有しており、50年、100年を超えて愛されている製品もあります。こうした製品を持った企業がどれほど高い利益を長期間に渡って享受できているかは、想像に難くありません。なにしろ開発費や製作コストを大幅に節約でき、市場における認知度は非常に高く維持できる上、派生商品も容易に開発できるのです。 今、日本経済は未曾有の環境変化に遭遇しています。その最たるものが、少子高齢化による労働人口の減少です。もちろん定年の延長や廃止、外国人の登用、またIT化やAI導入などで労働生産性アップに取り組んでいる企業も少なくありませんが、大多数の中小企業は、利益の低下に悩みを抱えています。 これでは従業員の賃金も上がらないため、消費も伸びません。日本経済がデフレから本格的に脱却できずにいるのも、ここに原因があります。そんな厳しい状況下に「新型コロナウイルス」という、とてつもない災禍が日本経済に襲いかかってきました。今こそ消費者が「欲しい」と思う商品やサービスを提供していくことが、企業の生き残りにつながるのではないでしょうか。 そもそも日本企業の時間あたりの労働生産性は、2019年時点でOECD(経済協力開発機構)加盟35カ国中21位と低く、主要先進7カ国の中ではデータを追える1970年以降、最下位を続けています。そこで本書では、デザインの力によって一人当たりの労働生産性を飛躍的に上げる経営術についてお伝えしていきます。製造業はもちろん、GDPの7割を占めるサービス業にも応用できます。経営に携わる多くの方に、参考にしていただけるはずです。 冒頭のAとBの例のように、みなさんがデザインを気に入って、周りの製品より3割高い製品を購入したとします。最初は「少し高かったな」と感じても、飽きのこないデザインであれば簡単に買い換えることはなく、長期間に渡って使用するはずです。買い替え需要は減るものの、そもそも一製品あたりの利益率が大幅にアップしているので、経営的には問題ありません。これがデザインの力です。 限りある労働力を最大活用するために、また少ない予算で最大利益を上げるために、デザインの力を大いに活用してみませんか? 小さな会社を経営している方や、個人でフリーランスとして活動している方もいらっしゃると思います。はじめにお断りしておきますが、デザインを活かした経営に向いているのは、大企業よりも、むしろ中堅以下の規模の会社です。 では、実際に超長期間に渡って売れ続けるデザインを編み出したり、経営に取り入れるためにはどうしたらいいのでしょうか。そこにはいくつかの法則がありますが、まずは「百聞は一見にしかず」です。世界的に大成功したデザインの秘密を解き明かしながら、これから50年、100年と使い続けられる製品をつくり出すためのヒントを探っていきましょう。 高橋 克典 (タカハシ カツノリ) (著) アルシュ株式会社代表取締役。これまでに「シャルルジョルダン」「住商オットー」「カッシーナ・イクスシー」「WMFジャパンコンシューマーグッズ」など数々の外資系企業の経営に携わる。コンサルティングや講演活動も実施。著書に『ブランドビジネス』(中公ラクレ)、『カッシーナ・スタイル』(ダイヤモンド社)、『海外VIP1000人を感動させた外資系企業社長の「おもてなし」術』(ダイヤモンド社)、『小さな会社のはじめてのブランドの教科書』(ダイヤモンド社)などがある。 http://www.terranos.jp/ 彩蘭弥 (アラヤ) (絵) 旅を愛する画家。アジアを中心に旅をしつつ、現地でのスケッチをもとに日本画を描いている。東映「神・鬼・麗 三大能」の背景画制作や、株式会社バルコス鳥取店・東京目黒本店の店内装壁画制作など、幅広い仕事を手がける。挿絵を担当した本に『はつみみ植物園』(東京書籍)がある。2017年より毎年、銀座・藤屋画廊にて個展を開催。 https://chacha-portfolio.weebly.com/
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名前のないことば辞典
¥1,980
「畳語」と呼ばれる同じ語を2回繰り返す言葉を集めて、ゆるい解釈とゆるいイラストで説明した辞典。 「きみ、意外にごわごわしてるんだね。」って熊手を持ったクマが言われてて、なんか笑いました。 (店主) 著:出口かずみ 出版社:遊泳舎 定価:本体1800円+税 判型:四六判変形(ハードカバー) 頁数:272P 発売日:2021年2月22日 ISBN:978-4-909842-06-0 知っているのに引きたくなる、新感覚の絵辞典。 「わくわく」「もじもじ」「だらだら」など、日常で何気なく使っている感覚的で曖昧な言葉約300 語を、いぬ、ねこ、ぶた、くま、はりねずみなどの動物たちが、ストーリー仕立てでコミカルに紹介します。 古事記や万葉集の時代からある「言葉じゃない言葉」の奥深さを、楽しく学べる一冊です。 “言葉を楽しむ辞典”として立ち上げた「YUEISHA DICTIONARY」。『悪魔の辞典』『ロマンスの辞典』『言の葉連想辞典』につづく第4弾! オノマトペ(擬音語・擬態語)、感嘆詞などをイラストを用いて紹介した”絵本のような辞典”ができました。 親しみやすいポップなイラストは、大人から子どもまで楽しめます。 はじめに ある日、某輸入食品店のレジで量り売りのコーヒー豆を注文したときのことです。店員さんに「これを二百グラム、ええと……あの……これを……」と、なぜかいきなり頭が真っ白になりました。豆を〝挽く〞というワードがどうしても出てこなくなったのです。店員さんは笑顔で優しく、うんうんと相槌を打ちながら私の口から〝挽く〞という言葉が出るまでゆっくり待ってくれたのですが( しばらく泳がしやがったな、とあとで思いましたが)、私は身振り手振りと一緒に「あの、豆をこう、ガリガリ……」と必死で伝えたのです。 やっと店員さんが「お挽き、して?」と誘導してくれ、「そうそれ! 挽いてください!」と晴れて頼めました。その場に安堵の空気と笑いが生まれ、「ガリガリ」が手伝ってくれたかもなと振り返って思ったのでした。 こんなふうに日常では気がつかないくらい、物事を表現する際に便利に使ってしまっている「名前のないことば」たちを、いぬ、ぶた、あひる、くま、かめ、ねこ、はりねずみの7種類の動物たちの日常に溶け込ませてまとめてみました。どこかの小さな町でこんなことが繰り広げられているかもしれない、と読んで楽しんでいただけたらと思います。 出口かずみ (でぐち かずみ) 1980 年、佐賀県生まれ。猫2匹と暮らしながら絵を描いている。主な著書に『どうぶつせけんばなし』『画集 小八』(えほんやるすばんばんするかいしゃ)、『おべんとういっしゅうかん』(学研プラス)、『ポテトむらのコロッケまつり』(文:竹下文子、教育画劇)、『たくはいびーん』(文:林木林、小峰書店)など。好きな名前のないことばは「ごろごろ」。
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私立文章女学院
¥1,980
昭和ポップなイラストがかわいらしいが、「今」使える文章の書き方講座。 この本をマスターすれば文章を書くのがめっちゃ得意になるでしょう。 (店主) 文:加藤道子/絵:深川優 出版社:遊泳舎 定価:本体1800円+税 判型:四六判(ソフトカバー) 頁数:224P 発売日:2022年11月7日 ISBN:978-4-909842-10-7 もし、女子校に「文章」の授業があったら “3人の高校生と学ぶ「文章のきほん100」” 「知る→考える→伝える」の3つのステップでわかりやすく解説! アンニュイなタッチで描かれる80’s 風のキャラクターが、女子校を舞台に繰り広げる青春ストーリー。 どこか懐かしくユニークな物語に沿って、文章の基本が自然と身につく「楽しく学べる実用書」です。 加藤道子 ブックライター。1974年、東京生まれ。広告代理店、出版社を経て32歳でフリーランスに。子育てをしながらブックライターの道へ。40歳のとき、編集の学校「1冊の本を書きあげるためのBWライター講座」で講師を務める。育てたライターは250人以上。年間約10冊の本に携わり、手がけた本は100冊を超える。2022年、初の著作として制作に携わった「わたしを見つけた女たち」(Rashisa出版)は、海外での発売も決定。 Instagram: @kato_michiko0809 深川優 イラストレーター。滋賀育ち神奈川在住。武蔵野美術大学卒業。人物イラストを中心に広告・書籍・雑誌など様々な媒体で活動中。主な装画に『うまれることば、しぬことば』(集英社)、『あのこは美人』(早川書房)、『おんなのじかん』(新潮社)などがある。ギャラリールモンドにて2016年「待ちあわせ」、2018年「あいちゃん」、2020年「東京」個展を開催。 Instagram: @yu_fukagawa
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