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名前のないことば辞典

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「畳語」と呼ばれる同じ語を2回繰り返す言葉を集めて、ゆるい解釈とゆるいイラストで説明した辞典。
「きみ、意外にごわごわしてるんだね。」って熊手を持ったクマが言われてて、なんか笑いました。
(店主)

著:出口かずみ
出版社:遊泳舎
定価:本体1800円+税
判型:四六判変形(ハードカバー)
頁数:272P
発売日:2021年2月22日
ISBN:978-4-909842-06-0

知っているのに引きたくなる、新感覚の絵辞典。
「わくわく」「もじもじ」「だらだら」など、日常で何気なく使っている感覚的で曖昧な言葉約300 語を、いぬ、ねこ、ぶた、くま、はりねずみなどの動物たちが、ストーリー仕立てでコミカルに紹介します。
古事記や万葉集の時代からある「言葉じゃない言葉」の奥深さを、楽しく学べる一冊です。

“言葉を楽しむ辞典”として立ち上げた「YUEISHA DICTIONARY」。『悪魔の辞典』『ロマンスの辞典』『言の葉連想辞典』につづく第4弾!
オノマトペ(擬音語・擬態語)、感嘆詞などをイラストを用いて紹介した”絵本のような辞典”ができました。
親しみやすいポップなイラストは、大人から子どもまで楽しめます。


はじめに
ある日、某輸入食品店のレジで量り売りのコーヒー豆を注文したときのことです。店員さんに「これを二百グラム、ええと……あの……これを……」と、なぜかいきなり頭が真っ白になりました。豆を〝挽く〞というワードがどうしても出てこなくなったのです。店員さんは笑顔で優しく、うんうんと相槌を打ちながら私の口から〝挽く〞という言葉が出るまでゆっくり待ってくれたのですが( しばらく泳がしやがったな、とあとで思いましたが)、私は身振り手振りと一緒に「あの、豆をこう、ガリガリ……」と必死で伝えたのです。

やっと店員さんが「お挽き、して?」と誘導してくれ、「そうそれ! 挽いてください!」と晴れて頼めました。その場に安堵の空気と笑いが生まれ、「ガリガリ」が手伝ってくれたかもなと振り返って思ったのでした。

こんなふうに日常では気がつかないくらい、物事を表現する際に便利に使ってしまっている「名前のないことば」たちを、いぬ、ぶた、あひる、くま、かめ、ねこ、はりねずみの7種類の動物たちの日常に溶け込ませてまとめてみました。どこかの小さな町でこんなことが繰り広げられているかもしれない、と読んで楽しんでいただけたらと思います。

出口かずみ (でぐち かずみ)
1980 年、佐賀県生まれ。猫2匹と暮らしながら絵を描いている。主な著書に『どうぶつせけんばなし』『画集 小八』(えほんやるすばんばんするかいしゃ)、『おべんとういっしゅうかん』(学研プラス)、『ポテトむらのコロッケまつり』(文:竹下文子、教育画劇)、『たくはいびーん』(文:林木林、小峰書店)など。好きな名前のないことばは「ごろごろ」。

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