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小田嶋隆のコラムの向こう側

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2022年6月に惜しまれつつ亡くなった小田嶋隆氏の、最後のコラム集。
ファン必携の一冊。
(店主)

著者:小田嶋隆
出版社:ミシマ社
定価:¥1,980(税込)
判型:四六判並製
頁数:256 ページ
発刊:2022年08月31日
ISBN:9784909394705
Cコード:0095
装丁:尾原史和

稀代のコラムニストの遺稿集にして傑作コラム集
「書くことがない」という書き出しの伝説コラム、親友へ捧げる詩、「晩年は誰のものでもない」、自らの病について、など人間オダジマがあふれる作品から、フェミニズム、嫌酒権、ウクライナへの思い…生前最後の一本を含む社会派コラムまで、コロナ下に書かれた18本を厳選。


●本書編集人・三島邦弘より
 本書は、さる2022年6月24日にお亡くなりになった小田嶋隆さんの遺稿コラム集です。遺稿集とはいえ、小田嶋さんの生前より進めていた企画です。5月末、小田嶋さんから電話があり、「医者は、夏を迎えられないかもしれない、とか言ってるんです」と軽やかにおっしゃいました。その際、『小田嶋隆のコラムの切り口』の編集を「とても気に入っており、ああいう編集でもう一冊まとめてほしい」とご希望いただきました。それで急きょ、進めることになりました。6月20日にご自宅へお見舞いにうかがったとき、小田嶋さん自ら、本書のタイトル案を述べられ、その場で、『小田嶋隆のコラムの向こう側』に決まりました。
 『小田嶋隆のコラムの切り口』は紙媒体に掲載されたコラムを中心にまとめたのに対し、本書は、全てウェブ媒体(小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」)に載ったもので編集しました。その意味で、『コラムの切り口』の姉妹編のような位置づけの一冊でもあるはずです。
 2020 年春のコロナ以降のロングコラム18選を収めた、文字通り、小田嶋さんのラスト・コラム・ ブック。くりかえしくりかえし、楽しんでいただけましたら幸いです。


目次

まえがきに代えて
第1章 コロナと孤独とコラムニスト
第2章 コラムの逆回天
第3章 さらば、酒と友と
第4章 晩年は誰のものでもない
第5章 コラムの向こう側


著者情報
著: 小田嶋隆(オダジマタカシ)
1956年東京赤羽生まれ。幼稚園中退。早稲田大学卒業。一年足らずの食品メーカー営業マンを経て、テクニカルライターの草分けとなる。国内では稀有となったコラムニストの一人。著書に『小田嶋隆のコラム道』『上を向いてアルコール』『小田嶋隆のコラムの切り口』(ミシマ社)、『ポエムに万歳!』(新潮文庫)、『地雷を踏む勇気』(技術評論社)、『東京四次元紀行』(イースト・プレス)など多数。2022年6月24日、病気のため死去。享年65。

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