神曲のツボ! 「カッコいい」の構造分析
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あの曲はなぜカッコいいのか?を解説した本書。
ちょっと!
選曲がグサグサ刺さるんですけど!
ジョー・サンプル〈虹の楽園〉とか、店主が学生の頃めっちゃ聴いてたやつじゃん!
ここの一番下に目次が載せてありますが、皆さんの気になる曲もあるかもしれません。
坪口氏といえば菊地成孔氏と東京ザヴィヌルバッハを始めたことで記憶していましたが、今や音楽業界内で広く活躍されていて、解説者としても間違いのない存在ではないでしょうか。
音楽もサブスクの時代ですから、多くのかたが曲を聴きながら楽しめることでしょう。
(店主)
著者:坪口昌恭
出版社:アルテスパブリッシング
定価:本体2000円[税別]
B5判変型・並製 | 144頁
発売日 : 2022年7月25日
ISBN 978-4-86559-256-6 C1073
ジャンル : ジャズ/ポピュラー音楽
カバーデザイン:加藤賢策(LABORATORIES) 編集協力:池上信次
冨田ラボ/冨田恵一さん推薦!
“カッコいい”曲ではいったい何が起きているのか?
凄腕ジャズ・キーボーディストが“神曲”を分析、創造性の秘密に迫る!
「あの曲がスペシャルに聞こえるのはなぜか?
緻密で具体的な理論解説を
これほどポップに文章化した本をほかに知りません」
冨田ラボ/冨田恵一(音楽家・音楽プロデューサー)
“カッコいい”曲ではいったい何が起きているのか? 並の曲とはどこがどう違うのか?
ロバート・グラスパー、ブラッド・メルドーを始めとする最新型ジャズから、
ウェザー・リポート、マイルス・デイヴィス、チャーリー・パーカー、
ディアンジェロ、ジェイムズ・ブレイク、デヴィッド・ボウイ、
さらにはYMO、SMAP、ブルガリアン・ヴォイスまでを
見開き2ページに1曲の読みやすい構成で、鋭くディープに分析!
東京ザヴィヌルバッハ、Ortanceほかで活躍する凄腕ジャズ・キーボーディストが
「神曲」を分析、コード譜やメロディー譜、リズム譜を駆使して、
作曲・アレンジで発揮されるクリエイティヴィティの秘密に迫る!
タワーレコードのフリー音楽誌『intoxicate』の人気連載が待望の書籍化!
[目次より]
「長短変換とブルースの串刺し」ロバート・グラスパー〈アフロ・ブルー〉
「エモい必殺技。短三度下降転調の快感」ドナルド・フェイゲン〈 I.G.Y.〉
「逆配列鍵盤が作る世界最強シンセ・マジック」ウェザー・リポート〈ブラック・マーケット〉
「黒くならないポリモーダルなブルース感」ブラッド・メルドー〈ダスティ・マックナゲット〉
「ドラムマシンはドラム・セットの夢を見るか?」スクエアプッシャー〈SQUAREPUSHER THEME〉
「背筋を震わせる、神秘の女声合唱団」ブルガリアン・ヴォイス〈ショプスコの詩〉
「内声の妙、人力の機械音楽」イエロー・マジック・オーケストラ〈東風〉
プロフィール
坪口昌恭 Masayasu Tzboguchi
1964年福井県生まれ、大阪育ち。福井大学工学部応用物理学科卒業後、1987年に上京。ジャズとエレクトロニクスを共存させ、伝統と先鋭を股にかけ独自のキャラクターを放つピアニスト&シンセシスト、クリエイター。主宰するエレクトロ・ジャズ・ユニット「東京ザヴィヌルバッハ」(2012年、2013年にNY公演)、ミクスチャー・バンド「Ortance」、キューバ勢ジャズメンとのNY録音リーダー作、ソロ・ピアノ作、モジュラー・シンセ作、ピアノ・トリオ・リミックス等自己名義のアルバムを20枚発表。「Radio-Acoustique」「坪口昌恭TRIO」、レクチャー・シリーズ『TZBOLABO』も並行して主宰。2011年映画『Lily』の全音楽を作曲・制作。2016年アニメ『ReLIFE』の全劇中音楽を作曲・演奏。菊地成孔、大友良英、伊藤ゴロー、原田知世、JUJU、小泉今日子、宇多田ヒカル、UAほか90枚以上のCDやツアーに参加。「DCPRG」「RM jazz legacy」「akiko×坪口昌恭」の鍵盤奏者・参謀役として、またさまざまなアーティストとのコラボ、インプロヴィゼイションなど現在進行形のジャズをアピールする一方で、バリー・ハリス・メソッドの継承者としても後進の指導にあたっている。尚美学園大学/同大学院 芸術情報学部 音楽表現学科 教授(Jazz専攻/Jazz & Contemporary分野主任)。
公式サイト:http://www.tzboguchi.com/
Twitter:https://twitter.com/tzboguchi_msys
Facebook:https://www.facebook.com/masayasu.tzboguchi/
Instagram:https://www.instagram.com/masayasu_tzboguchi/
CONTENTS
はじめに──スポーツの実況解説のような音楽分析
ビバップ〜クラシック〜Jポップ、驚きの関係〜チャーリー・パーカー〈コンファメイション〉
名曲オペラがクラブ・ジャズになる通過点〜マイルス・デイヴィス〈ブルー・イン・グリーン〉
1つのベース・ラインが作る2つのトーナリティ〜アース・ウィンド&ファイアー〈レッツ・グルーヴ〉
原曲を超える、アメイジングなリハモ術〜バド・パウエル〈ニューヨークの秋〉〈ウン・ポコ・ローコ〉
エモい必殺技。短三度下降転調の快感〜ドナルド・フェイゲン〈I.G.Y.〉
長短変換とブルースの串刺し〜ロバート・グラスパー〈アフロ・ブルー〉
ジャズとビートルズは親戚だった!?〜ジェローム・カーン〈オール・ザ・シングス・ユー・アー〉、ザ・ビートルズ〈ミッシェル〉
粋な計らい、ヒップホッピーな黒魔術〜ホセ・ジェイムズ〈セイヴ・ユア・ラヴ・フォー・ミー〉
Jポップ名曲に学ぶ「夏と海と音楽理論」〜山下達郎〈THE THEME FROM BIG WAVE〉
都会の夜、マイナー・ナインスの掟〜スティーヴ・スワロウ〈レディース・イン・メルセデス〉、ブルックス・ボウマン〈イースト・オブ・ザ・サン〉
コード・チェンジ・モンスター〜きゃりーぱみゅぱみゅ〈ファッションモンスター〉
凝縮されたビバップ・イディオム〜セロニアス・モンク〈アスク・ミー・ナウ〉
逆配列鍵盤が作る世界最強シンセ・マジック〜ウェザー・リポート〈ブラック・マーケット〉
ウルトラ級「流行りもの混合音楽」〜〈ウルトラマンの歌〉〈ウルトラセブンの歌〉〈帰ってきたウルトラマン〉
クラシカルなベースの位置〜中谷美紀〈汚れた脚 The Silence of Innocence〉
黒くならないポリモーダルなブルース感〜ブラッド・メルドー〈ダスティ・マックナゲット〉
気まぐれからの不穏な構築美〜デヴィッド・ボウイ〈スー(オア・イン・ア・シーズン・オブ・クライム)〉
世界の一級食材を集めたグルメ・ミュージック〜坂本龍一〈アモーレ〉
ドラムマシンはドラム・セットの夢を見るか?〜スクエアプッシャー〈SQUAREPUSHER THEME〉
哀愁のフジロック進行とルーディメンツ〜FKAツイッグス〈Video Girl〉
「クロスオーヴァー・キーボーディスト」35年目の再研究〜ジョー・サンプル〈虹の楽園〉
メロディ・ラインの光と影〜ジョン・レノン〈スターティング・オーヴァー〉
革命のサイケ・トラックに隠された12キー〜フライング・ロータス『Los Angeles』
劇伴仕事で考えたこと〜ガブリエル・ヤレド『こわれゆく世界の中で』〈セント・パンクラス〉
ポップスに潜むジャズの醍醐味〜ビリー・ジョエル〈ザンジバル〉
拍のアタマは感覚で決めるもの!?〜ショナ族〈仮小屋のための枝伐採〉
22/16拍子でつじつま合わせ〜ジェイムス・ブレイク〈アンラック〉
アイドルだってたまには容赦ない〜SMAP〈Battery〉
「霧の向こうから差してくる光」を音にする〜エバーハルト・ウェーバー〈Maurizius〉
最小限の音が作り出す、最大の説得力〜セロニアス・モンク〈リズマニング〉
あの大物も嫉妬したビッグバンド名曲〜ジャコ・パストリアス〈リバティ・シティ〉
うれしくてやがて哀しきサウダージ〜ムーンチャイルド〈All The Joy〉
クラシック×人力テクノ→ポスト・クラシカル〜ニルス・フラーム〈Hammers〉
マシンを超える高精度分解能「人力ドラム」〜ホセ・ジェイムズ〈U R The 1〉
「美しさ」は「複雑さ」でできている〜ビル・エヴァンス〈ワルツ・フォー・デビイ〉
ホーン・セクションは、地味な響きが新しい〜ディアンジェロ〈スパニッシュ・ジョイント〉
水平と垂直を行き来するギター・サウンド〜ビル・フリゼール(ポール・モチアン・トリオ)〈ストレート・ノー・チェイサー〉
音楽は「音色」でできている〜アンダーワールド〈Glam Bucket〉
背筋を震わせる、神秘の女声合唱団〜ブルガリアン・ヴォイス〈ショプスコの詩(独身のおじいさん)〉
重症化必至。ミニマル中毒に気をつけろ〜フィリップ・グラス『浜辺のアインシュタイン』
合わないトライアド(三和音)は存在しない〜ライル・メイズ(パット・メセニー・グループ)〈ソング・フォー・ビルバオ〉
クロスオーヴァー界最強のワン・パターン職人〜リチャード・ティー〈A列車で行こう〉
この世でもっとも美しい3rdセブンス〜ロベルト・シューマン〈トロイメライ〉
ロックで生まれた超名演ジャズ〜ケニー・カークランド(スティング)〈ブリング・オン・ザ・ナイト〜ホエン・ザ・ワールド・イズ・ランニング・ダウン〉
モードで悶々。アレンジがコントロールする感情〜JUJU〈even if〉
地球のウラ側にいた、もうひとりのTZBO〜モノ・フォンタナ〈Bahía Carmesí〉
ピアノの音を奏でる6本の弦〜パスクァーレ・グラッソ〈アイル・リメンバー・エイプリル〉
ドラム・セットを民族楽器に置換した深淵ポップス〜マイケル・リーグ〈センティネル・スピーシーズ〉
フリージャズ恩人に潜むビバップの歌心〜山下洋輔〈音楽乱土〉
ズレてもノれるファンク・マジック〜ジェームス・ブラウン〈アイ・ガット・ザ・フィーリン〉
新しさは、じつはとっくの昔から〜ブラッド・メルドー〈マドリード〉
淡いハーモニーが情感を膨らませる琉球音階の名曲〜上間綾乃〈てぃんさぐぬ花〉
90年代トウキョウ発お洒落アイコン〜ピチカート・ファイヴ〈キャットウォーク〉
ブギウギ・ピアノにある音ない音〜アルバート・アモンズ〈ブギ・ウギ・ブルース〉
ライヴとスタジオの極彩色アルバム〜マイルス・デイヴィス『ライヴ・イヴィル』
西洋、ブラック、そして日本ビート〜イエロー・マジック・オーケストラ〈BEHIND THE MASK〉
内声の妙、人力の機械音楽〜イエロー・マジック・オーケストラ〈東風〉
ドイツ人気質のテクノの規範クラフトワーク〜〈ラジオランド〉
[Column]
トリビュート・トゥ・グレイト・ピアニスト
①菊地雅章〜最終作『花道』に至るエピソード
②マッコイ・タイナーに思いを馳せて
あとがき
人名・曲名索引
坪口昌恭ディスコグラフィ
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