商品は細心の注意をもって丁寧に取り扱っておりますが、猫アレルギーの方はご一考ください。
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写訳 春と修羅
¥1,760
詩:宮沢賢治 写真とエッセイ:齋藤陽道 解説:若松英輔 装丁:大原大次郎 仕様:B6判 コデックス装 本文160ページ 発刊:2015年2月 ISBN:978-4-904292-51-8 C0072 「写訳」とされているように齋藤の写真は、 賢治の詩を「画」に翻訳する。 解説しているのではない。だが、齋藤の写真は、 私たちを賢治が感じていた世界に連れて行ってくれる。 ―巻末解説「言葉を写す詩人たち」(批評家・若松英輔)より NHKEテレ「ハートネットTV」で取り上げられるなど、 注目の写真家、齋藤陽道による3冊目の著作は、 詩人・宮沢賢治の詩を写真で翻案した、 これまでにない奇妙で美しい作品集。 彼方の世界の音律を紡いだ 詩人・宮沢賢治の4篇の詩、 「序」「春と修羅」「告別」「眼にて云ふ」。 音の無い世界を生きる写真家・齋藤陽道が、 東北を中心に撮影した78枚の写真群。 言葉の奥に流れている 無限の声に耳をすます、一冊。 〔プロフィール〕 齋藤陽道(さいとう・はるみち) 1983年東京都生まれ。写真家。都立石神井ろう学校卒業。陽ノ道として障害者プロレス団体「ドッグレッグス」所属。 2010年写真新世紀優秀賞(佐内正史選)。2013年ワタリウム美術館にて新鋭写真家として異例の大型個展を開催。近年はMr.Children やクラムボンといったミュージシャン、俳優・窪田正孝との作品など注目を集める。 写真集に『感動』(赤々舎)、『宝箱』(ぴあ)、宮沢賢治の詩を写真で翻訳した『写訳 春と修羅』(小社)がある。 2017年、7年にわたる写真プロジェクト「神話(一年目)」を発表。
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ぼくはこうやって詩を書いてきた 谷川俊太郎、詩と人生を語る
¥3,080
著者:谷川俊太郎、山田馨 出版社:ナナロク社 帯:最果タヒ 装丁:寄藤文平、年森さやか 仕様:A5判変形 上製 736ページ 発刊:2010年7月 ISBN:978-4-904292-06-8 C0095 日本でもっとも有名で、 もっとも知られていない詩人のすべて。 半世紀以上にわたる創作の過程で、詩は、 谷川俊太郎は、どう変遷してきたのか。 名作誕生の裏側、3度の結婚と離婚、 人生のあれこれ――。 最も信頼している編集者を相手に、 詩と私生活(プライベート)について、 本人が余すことなく語りつくした待望の一冊。 未発表詩から「二十億光年の孤独」 「なんでもおまんこ」「私」 「トロムソコラージュ」まで、 34冊の詩集から88篇を収録。 〔プロフィール〕 谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう) 1931年東京生まれ。1952年第1詩集『二十億光年の孤独』を刊行。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表し、近年では、詩を釣るiPhoneアプリ『谷川』やメールマガジン、郵便で詩を送る『ポエメール』など、詩の可能性を広げる新たな試みにも挑戦している。小社刊行の著書に、『生きる』(松本美枝子との共著)、『おやすみ神たち』(川島小鳥との共著)、『あたしとあなた』がある。 山田馨(やまだ・かおる) 1941年東京生まれ、長野県育ち。東京大学文学部卒。エールフランス勤務を経て、岩波書店に入社。主に教育書や児童書の編集に携わる。谷川俊太郎・太田大八との共著に『詩人と絵描き 子ども・絵本・人生をかたる』(講談社)、くさのだいすけ名での著書に『きょうりゅうのかいかた』(岩波書店)などがある。
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もう一度 倫敦巴里
¥2,420
SOLD OUT
著者:和田誠 出版社:ナナロク社 デザイン協力:大島依提亜 仕様:A5判 上製 カラー多数 176ページ 発刊:2017年1月 ISBN:978-4-904292-71-6 C0095 和田誠、1977年初版の伝説的名著『倫敦巴里』が、 未収録作を加え、『もう一度 倫敦巴里』としてついに復活! 川端康成の『雪国』を、もし植草甚一が、野坂昭如が、星新一が、長新太が、横溝正史が書いたとしたら。(『雪国』文体模写シリーズ) イソップの寓話「兎と亀」をテーマに、もし黒澤明が、山田洋次が、フェリーニが、ヒッチコックが、ゴダールが映画を作ったとしたら。(「兎と亀」シリーズ) ダリ、ゴッホ、ピカソ、シャガール、のらくろ、ニャロメ、鉄人28号、星の王子さま、ねじ式、007、「雪国」……数々の名作が、とんでもないことに!? 谷川俊太郎、丸谷才一、清水ミチコ、堀部篤史(誠光社)の書き下ろしエッセイを収録した特製小冊子付(※丸谷才一さんのエッセイのみ、再録となります)。 ※本書は、1977年8月、話の特集より刊行された『倫敦巴里』に新たに「『雪国』海外篇」「雪国・70年2月号・72年11月号・73年12月号・75年2月号・77年2月号のつづき」を加え、再編集したものです。著者監修のもと、原画がカラーで描かれていた作品は、カラーで掲載しています。 〔プロフィール〕 和田 誠(わだ・まこと) 1936年生まれ。グラフィックデザイナー、イラストレーター。1959年多摩美術大学卒業、ライトパブリシティに入社、1968年よりフリー。1965年雑誌「話の特集」にADとして参加。1968年から4年数カ月「週刊サンケイ」の表紙に似顔絵を描く(AD田中一光)。1977年より「週刊文春」の表紙(絵とデザイン)を担当し、現在に至る。出版した書籍は200冊を超える。1974年講談社出版文化賞(ブックデザイン部門)、1993年講談社エッセイ賞、1994年菊池寛賞、1997年毎日デザイン賞など受賞多数。
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わたしたちの猫
¥1,540
著者:文月悠光 解説:雨宮まみ 出版社:ナナロク社 帯文:雨宮まみ 装丁:名久井直子 仕様:四六判変形 上製 本文特色2色 112ページ ISBN:978-4-904292-70-9 C0092 文月悠光の待望の第3詩集は、 わたしたちの恋の物語。 人の心には一匹の猫がいて、 そのもらい手を絶えず探している。 自分で自分を飼いならすのは ひどく難しいから、 だれもが尻尾を丸め、 人のふりして暮らしている。 (「わたしたちの猫」より) 18歳で中原中也賞を受賞し、以降、活躍の場を広げ続ける詩人・文月悠光。 初エッセイ『洗礼ダイアリー』も話題の詩人が、詩の舞台で放つのは、恋にまつわる26編の物語。 あの嵐のような日々はなんだったのか……。そんなつかみどころのない恋という現象がわたしはどこか苦手でした。(中略)けれど恋愛が苦手だからこそ、なぜ人を好きになるのか、なぜ別れはやってくるのか、その不思議を言葉で解きほぐしたい欲求にかられるのです。 ―あとがきより 〔プロフィール〕 文月悠光(ふづき・ゆみ) 1991年北海道生まれ。詩人。中学時代から雑誌に詩を投稿し始め、16歳で現代詩手帖賞を受賞。高校3年時に出版した第1詩集『適切な世界の適切ならざる私』(思潮社)で中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少の18歳で受賞。早稲田大学教育学部在学中に第2詩集『屋根よりも深々と』(思潮社)を刊行。2016年、初のエッセイ集『洗礼ダイアリー』(ポプラ社)を刊行。NHK全国学校音楽コンクール課題曲の作詞、詩の朗読、書評の執筆など広く活動している。
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こんにちは
¥1,980
著者:谷川俊太郎 出版社:ナナロク社 装丁:大島依提亜 判型:B6判 上製190ページ 発刊:2018年1月 ISBN:978-4-904292-79-2 ※(表紙3種類・中は同じです)色はお選びいただけません。何色が届くかはおまかせください。 詩人・谷川俊太郎が 書いた。撮った。撮られた。詠んだ。話した。訊いた。答えた。 谷川さんの詩心と暮らしにふれる、ちいさな本。 【本書の6つ】 1:名作・新作詩22篇 2:俳号、〈俊水〉。 国民詩人が俳句に挑んだ、初公開の二十句 3:身近におかれた愛する小物たちを谷川さんが撮影、紹介します。 4:写真家・川島小鳥さんが6年にわたり撮影した、地元・阿佐ヶ谷、北軽井沢、そして佐渡の谷川さん。 5:小山田圭吾さんと谷川さんのご自宅にて、30数年ぶりの再会対談です。10代の小山田少年との出会いとは? 佐野洋子さんの思い出も語り合います。 6:谷川俊太郎から「3.3の質問」/回答者 全17名 阿川佐和子、浅野いにお、荒木経惟、いとうせいこう、神田松之丞、菊地成孔、最果タヒ、柴田元幸、春風亭一之輔、谷川賢作、又吉直樹、松本大洋、みうらじゅん、皆川明、山下洋輔、ロバート キャンベル、谷川俊太郎 全17名 さらに、挿み込み特典小冊子付き! ※表紙は赤・青・黄の3色があります。本書の内容は同じです。
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対詩 2馬力
¥1,760
著者:谷川俊太郎、覚和歌子 出版社:ナナロク社 装丁:大島依提亜 仕様:A5判 並製 2色刷り 192ページ 発刊:2017年10月 ISBN:978-4-904292-73-0 C0095 詩の現場から、 創作の秘密をお届けします。 〈対詩〉とは、ふたりの詩人が3〜5行の詩を交互に書きつぎ、ひとつの作品を作っていく詩のスタイルです。谷川と覚は、これをさらに発展させた世界初の〈ライブ対詩〉を実現。ステージ上で、推敲の過程までも公開しながら詩をつくることにチャレンジしました。 本書は、〈ライブ対詩〉を含む対詩7作品と、ふたりの創作の秘密に迫る4時間にわたる語り下ろし〈座談〉、作者自身によるユニークな対詩の〈書き下ろし解説〉を収録。日本を代表する詩人が挑んだ、9年間にわたる対詩の全記録です。 〔プロフィール〕 谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう) 1931年東京生まれ。1952年第1詩集『二十億光年の孤独』を刊行。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表し、近年では、詩を釣るiPhoneアプリ『谷川』やメールマガジン、郵便で詩を送る『ポエメール』など、詩の可能性を広げる新たな試みにも挑戦している。小社刊行の著書に、『生きる』(松本美枝子との共著)、『ぼくはこうやって詩を書いてきた 谷川俊太郎、詩と人生を語る』(山田馨との共著)、『おやすみ神たち』(川島小鳥との共著)、『あたしとあなた』がある。 覚 和歌子 (かく・ わかこ) 山梨生まれ、千葉育ち。早大一文卒。大学卒業と同時に作詞でデビュー。のち平原綾香、クミコ、ムーンライダーズなどに多く作品提供。2001年、映画「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも(作曲・歌唱/木村弓)」作詞でレコード大賞金賞。詩集『ゼロになるからだ』(徳間書店)、『はじまりはひとつのことば』(港の人)をはじめ著作多数。また音楽家として4枚のフルアルバムがある(最新作は「cidre」/モモランチ 2017年9月)。映画製作、舞台演出、米国大学での講義など、詩作を軸足に活動は多岐にわたる。
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あたしとあなた
¥2,200
SOLD OUT
著者:谷川俊太郎 出版社:ナナロク社 装丁:名久井直子 仕様:B6判変型 上製クロス貼り 3C全面箔押し 120ページ 特製しおり付き(谷川俊太郎、名久井直子エッセイ収録) 発刊:2015年7月 ISBN:978-4-904292-59-4 C0092 今、いちばん新しい谷川俊太郎 メディアに氾濫するコトバの洪水に食傷しているうちに、思いがけず自分にとってはちょっと新鮮な発想の短い詩群が生まれた。 ―あとがきより 83歳の今も、新しい挑戦をつづけている谷川さん。半世紀以上にわたって第一線で書き続けてきた詩人の最新作は、37篇の詩すべてにさまざまな〈あたし〉と〈あなた〉が登場します。 工芸品のような一冊を 最初に原稿を読んだ時、この言葉たちの動きや遠さや近さを、どうやって本という物質にしたらいいのか、悩みました。その結果、一番大事なのは、目の前の言葉を載せる紙なのではないかと考えました。あなたの指先に、やっと届けることができて嬉しく思います。 ―はさみ込みのしおりより 装丁担当 名久井直子 書籍の常識を超える工芸品のようなデザインは、気鋭のブックデザイナー・名久井直子さん。「一番大事なのは、目の前の言葉を載せる紙」(名久井さん)というコンセプトから、本書の制作は「この本のためだけの特別な紙」を作ることからスタートしました。伝統の高級越前和紙で知られる石川製紙株式会社の協力を得て、しっとりとした質感の鮮やかなブルーの紙が誕生しました。まさに、日本の職人技から生まれた贅沢な一冊です。 製紙:石川製紙株式会社 印刷:中央精版印刷株式会社 製本・加工:有限会社篠原紙工、株式会社松岳社、有限会社コスモテック 読者の手に渡る一冊の詩集は、だから中身の詩作品を運ぶだけの単なるツールではなく、一個の工芸品だとも言える。手に持って快く、余計なものに煩わされずに頁を開く、その繰り返しに耐える、むしろ何度でもそうしたくなる本、それが詩集の理想形ではないだろうか。中身の詩を飾るのではなく、詩を素手で差し出す器としての本、この詩集をそんな風に感じてもらえるだろうか。 ―はさみ込みのしおりより 詩人 谷川俊太郎 〔著者プロフィール〕 谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう) 1931年東京生まれ。1952年第1詩集『二十億光年の孤独』を刊行。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表し、近年では、詩を釣るiPhoneアプリ『谷川』やメールマガジン、郵便で詩を送る『ポエメール』など、詩の可能性を広げる新たな試みにも挑戦している。
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池田修三 絵葉書と豆本 第1集「はじまり」
¥1,760
SOLD OUT
木版画:池田修三 編著:藤本智士 出版社:ナナロク社 装丁:名久井直子 仕様:107×214mm 絵葉書22枚、一筆箋4枚 豆本画集 発刊:2014年6月 ISBN:978-4-904292-49-5 C0071 大切なあの人に。 すべて使い終わると小さな本が残ります。 2013年、初めての作品集と全国各地での展覧会が大きな話題を呼んだ池田修三の木版画の世界。 たくさんのご要望におこたえして、待望のポストカードブックを刊行いたしました。 絵葉書を全部使ったあとは、豆本画集としてお楽しみいただけます。 大切な方への贈り物にも最適です。 絵葉書22枚、一筆箋4枚、豆本画集、解説付き。 〔プロフィール〕 池田修三(いけだ・しゅうぞう) 1922年秋田県生まれ。木版画家。1977年、日本版画協会を退会しフリーに。1980年代に秋田相互銀行(秋田あけぼの銀行)のカレンダーや通帳、NTTや日本生命などの企業カレンダー、テレホンカードなどに作品が採用され、秋田を中心に広くその名を知られるようになった。2004年に82歳で死去するまで、情緒あふれる子どもたちの情景やセンチメンタリズムを感じる作品を創り続けた。 公式サイト www.shuzoikeda.jp 藤本智士(ふじもと・さとし) 1974年兵庫県生まれ。編集者。雑誌『Re:S』編集長を経て、現在、秋田からニッポンのふつうを提案する雑誌『のんびり』の編集長を務める。『ニッポンの嵐』の編集・原稿執筆を手掛けるほか、著書に『ほんとうのニッポンに出会う旅』(リトルモア)、イラストレーターの福田利之氏との共著『BabyBook』(コクヨS&T)、『池田修三木版画集 センチメンタルの青い旗』(ナナロク社)など。
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池田修三 絵葉書と豆本 第2集「いろどり」
¥1,760
SOLD OUT
木版画:池田修三 編著:藤本智士 出版社:ナナロク社 装丁:名久井直子 仕様:107×214mm 絵葉書22枚、一筆箋4枚 豆本画集 解説付き 発刊:2015年4月 ISBN:978-4-904292-58-7 C0071 大好評第2弾!! 大切なあの人に。 すべて使い終わると小さな本が残ります。 2013年、初めての作品集と全国各地での展覧会が大きな話題を呼んだ池田修三の木版画の世界。 2014年にポストカードブック第1弾が刊行され、このたび、待望のシリーズ第2弾「いろどり」が刊行となりました! 作品集には収録されていない作品も、新たに3点追加されています。 絵葉書を全部使ったあとは、豆本画集としてお楽しみいただけます。 大切な方への贈り物にも最適です。 絵葉書22枚、一筆箋4枚、豆本画集、解説付き。 〔プロフィール〕 池田修三(いけだ・しゅうぞう) 1922年秋田県生まれ。木版画家。1977年、日本版画協会を退会しフリーに。1980年代に秋田相互銀行(秋田あけぼの銀行)のカレンダーや通帳、NTTや日本生命などの企業カレンダー、テレホンカードなどに作品が採用され、秋田を中心に広くその名を知られるようになった。2004年に82歳で死去するまで、情緒あふれる子どもたちの情景やセンチメンタリズムを感じる作品を創り続けた。 公式サイト www.shuzoikeda.jp 藤本智士(ふじもと・さとし) 1974年兵庫県生まれ。編集者。雑誌『Re:S』編集長を経て、現在、秋田からニッポンのふつうを提案する雑誌『のんびり』の編集長を務める。『ニッポンの嵐』の編集・原稿執筆を手掛けるほか、著書に『ほんとうのニッポンに出会う旅』(リトルモア)、イラストレーターの福田利之氏との共著『BabyBook』(コクヨS&T)、『池田修三木版画集 センチメンタルの青い旗』、『池田修三 絵葉書と豆本 第1集「はじまり」』(ナナロク社)など。
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西崎憲 短篇集 本の幽霊
¥1,650
著者:西崎憲 出版社:ナナロク社 ISBN:9784867320143 Cコード:C0093 定価:¥1,650(税込) 発売日:2022.9.26 ●刊行の経緯/電子書籍から紙の本へ 「(本書収録の)「ふゆのほん」はまず電子書籍で刊行された。それが今回紙の本に転移したわけであるが、物語が電子と紙を往還することにはすこし心躍るところがある。(ほかの5篇は)紙への移行の過程で自然に生まれてきた。本が登場するものが多いので本にかんする本ということになるかもしれない。」 ●あとがきより 「作者や編集者とちがって本は孤独ではない。本を手にする読者も孤独であるが、ひとり本だけはつねに孤独ではない。本はいつも流れのなかにある。本とはどこかからどこかへ向かうものであり、向かう場所があるということは孤独ではないのだ。」 目次 本の幽霊/あかるい冬の窓/ふゆのほん/砂嘴の上の図書館/縦むすびのほどきかた/三田さん 全6篇 装丁 大島依提亜 著者プロフィール 西崎憲(著) 作家、翻訳家、編集者、と多岐にわたり活躍。文芸誌「たべるのがおそい」では編集長をつとめ、掲載作の今村夏子「あひる」が芥川賞にノミネートされるなど話題となる。著書に『世界の果ての庭』(創元SF文庫、第14回日本ファンタジーノベル大賞受賞)、『未知の鳥類がやってくるまで』(筑摩書房)、『ヘディングはおもに頭で』(KADOKAWA)など。訳書に『郵便局と蛇 A・E・コッパード短篇集』(ちくま文庫)、『青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集』(亜紀書房)、ほか多数。フラワーしげる名義で歌集『世界学校』(短歌研究社)などを刊行。
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音楽
¥1,980
SOLD OUT
*お届けするのは背が黄色のバージョンです。 著者:岡野大嗣 出版社:ナナロク社 定価:1980円(本体1800円+税) 仕様:136ページ、B6変型 装画:佐々木美穂 装丁:佐々木暁 ISBN:978-4-86732-007-5 C0092 【待望の第三歌集刊行!】 デビュー以来、歌集としては異例のヒットが続く岡野大嗣の最新歌集が いよいよ刊行となります。 収録歌は300首を超えますが、ボリュームを感じるよりも、 読後感は、自分だけの名曲にふれたような高揚感に満ちています。 装丁には佐々木暁を迎え、上製「継ぎ表紙」の造本による美しい造本の歌集になりました。 岡野大嗣(おかの・だいじ) 1980年大阪府生まれ。2014年に第一歌集『サイレンと犀』(書肆侃侃房)、2019年に第二歌集『たやすみなさい』(書肆侃侃房)を刊行。2018年木下龍也との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』(小社)、2019年に谷川俊太郎、木下龍也との共著『今日は誰にも愛されたかった』(ナナロク社)を刊行。
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今日は誰にも愛されたかった
¥1,320
SOLD OUT
著者:谷川俊太郎×岡野大嗣×木下龍也 出版社:ナナロク社 定価:1200円+税 仕様:144ページ、B6変型 装丁:寄藤文平 ISBN:978-4-904292-91-4 C0095 国民的詩人と注目の歌人2人による「連詩」と、師弟のようなクラスメートのような3人の「お話」を収録しました。今まであまり詩集や歌集を手にしたことのない方にも楽しんで読んでいただける一冊です。 【本書について】 この本は詩と短歌による連詩と、詩人と歌人のお話を記録した一冊です。「連詩」は、春のマンションの一室から始まる36篇を4か月かけて共作。「お話」は、その36篇ひとつひとつを本人たちがどのような心境で書いたかを語りあういわば創作の「感想戦」。読みあいと読み違い、お互いへの評などなど、感情と技術、笑いとスリルが交わります。 【連詩とは】 詩人同士が、詩を順々に読みあいひとつの作品を合作する創作の形式です。今回は、詩人と歌人が紡ぐ、詩と短歌による「連詩」。歌人側は2人が交代しながら受け、具体的には、次の順で行いました。 岡野大嗣(歌人)→谷川俊太郎(詩人)→木下龍也(歌人)→谷川俊太郎 →岡野大嗣 →谷川俊太郎 →木下龍也 →谷川俊太郎 →岡野大嗣……と、これを36番目までつづけ、ひとつの連詩としての作品をつくります。 【著者の紹介】 谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう) 1931年東京都生まれ。言わずと知れた国民的詩人。ナナロク社からも『生きる』『あたしとあなた』『バウムクーヘン』『僕はこうやって詩を書いてきた 谷川俊太郎、詩と人生を語る』などなど多数刊行。 木下龍也(きのした・たつや) 1988年山口県生まれ。尾崎世界観、道尾秀介も絶賛した新世代を代表する人気歌人。2013年『つむじ風、ここにあります』2016年『きみを嫌いな奴はクズだよ』(共に書肆侃侃房)を刊行。2018年岡野大嗣との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』(ナナロク社)刊行。 岡野大嗣(おかの・だいじ) 1980年大阪府生まれ。新刊歌集『たやすみなさい』(書肆侃侃房)も品切れ続出、大好評です。2014年『サイレンと犀』(書肆侃侃房)を刊行。2018年木下龍也との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』(ナナロク社)刊行。
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天才による凡人のための短歌教室
¥1,320
SOLD OUT
著者:木下龍也 出版社:ナナロク社 定価:1200円+税 仕様:160ページ、B6変型 装丁:寄藤文平 ISBN:978-4-904292-99-0 C0095 「最高の一首をつくるのは僕ではない。 この本を開いたあなただ。 あなたという短歌の天才が 目の前に立ちはだかる日を、 僕に参りましたと言わせてくれる日を、 僕は待っている。」 木下龍也が創作のすべてを伝える短歌教室。開催すれば毎回満席となるこの講義が大幅な加筆と書き下ろしを加え一冊になりました。短歌をつくる技術はもちろん、アイデアの発想法、歌人としての生き方、短歌とお金などなど、、、短歌って何ですか? という方から楽しめる新たな「文章読本」の登場です。 【著者の紹介】 木下龍也(きのした・たつや) 1988年山口県生まれ。歌人。 歌集に『つむじ風、ここにあります』、『きみを嫌いな奴はクズだよ』(共に書肆侃々房)。ナナロク社刊行書籍に、岡野大嗣との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、谷川俊太郎と岡野大嗣との共著『今日は誰にも愛されたかった』がある。
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画詩集 いのちの花、希望のうた
¥1,870
画:岩崎健一 詩:岩崎航 出版社:ナナロク社 装丁:小川あずさ 判型:B6変形判、本文212ページ 発刊:2018年6月 ISBN:978-4-904292-81-5 C0071 初詩集『点滴ポール 生き抜くという旗印』刊行後、糸井重里、谷川俊太郎、末井昭各氏が絶賛した筋ジストロフィーの詩人・岩崎航。 今作は、同じ病をもつ兄・岩崎健一による繊細で鮮やかな花の絵70点を掲載した初の画集であり、弟・岩崎航の詩を添えた「兄弟共作 画詩集」です。 「母」「ふたり」「踏みだす」「暮らし」「はたらく」「旗印」「希望」の7章にわたる構成。ふたりの書き下ろしエッセイも収録しました。
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A TASTE OF TANIKAWA 谷川俊太郎の詩を味わう
¥1,870
著 ウィリアム・I・エリオット( William I. Elliott ) 訳 西原克政 詩 谷川俊太郎 英訳 ウィリアム・I・エリオット、川村和夫、西原克政 出版社:ナナロク社 帯文:谷川俊太郎 装丁:鈴木千佳子 仕様:B6変形 上製 120ページ ISBN:978-4-86732-005-1 C0095 【谷川俊太郎さん 帯コメント】 「私は一人っ子だったのに、詩の世界では最高のbrotherに恵まれました」 【本書について】 1960年代から50年以上もの間、谷川俊太郎の詩作品の英訳を続けるアメリカ人をご存じでしょうか。ウィリアム・I・エリオット。谷川俊太郎と同じ 1931 年生まれ、今年90 歳です。 本書は、二人の友情と歴史が生んだ1冊です。 エリオットがこれまでに翻訳した谷川俊太郎の数百の詩から25篇を選び、英訳詩とともに「詩の味わい方」をときにユーモラスな文章で書き下ろしました。巻末には谷川作品との出会いから、ともに詩の翻訳をおこなった川村和夫との思い出など、半世紀以上にわたる遍歴も描かれています。 本書はエリオットが英文で書き下ろした原稿を、現在、英訳詩をともにすすめる西原克政が翻訳しました。 【プロフィール】 ウィリアム・I・エリオット (William I. Elliott) 1931年、アメリカ・カンザス州生まれ。詩人、批評家、翻訳家。関東学院大学名誉教授。谷川俊太郎の詩集54冊のほか、工藤直子、蔵原伸二郎、まど・みちお、等の翻訳もある。1968年より、50年以上にわたって川村和夫とともに谷川俊太郎の詩を英訳してきた。関東ポエトリ・センターを創設、海外の詩人と日本の詩人の交流につとめる。最新詩集に『DOWSING』がある。 本文訳、詩の英訳 西原克政(にしはら・かつまさ) 1954年、岡山県生まれ。英文学者、翻訳家。関東学院大学名誉教授。 著書に『アメリカのライト・ヴァース』(港の人)、『想像力の磁場』(北星堂書店)ほか、訳書に、トニー・オーガード『英語ことば遊び事典』(共訳、大修館書店)、『W. D.スノッドグラス詩集』(共訳、港の人)ほか多数。 詩の英訳 川村和夫(かわむら・かずお) 1933年、福島県生まれ。英文学者、翻訳家。関東学院大学名誉教授。訳書として、谷川俊太郎の詩集50冊が、ウィリアム・I・エリオットとの共訳で、岩波書店より電子書籍で出版されている。
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フェルメール
¥2,200
著者:植本一子 出版社:ナナロク社 ISBN:9784904292839 Cコード:C0072 定価:¥2,200(税込) 発売日:2018.10.5 200ページのカラー写真と、5万字に及ぶ3週間の旅の日記。 写真家・文筆家の植本一子が、7ヵ国14都市にある17の美術館を旅して、現存するフェルメール全35作品を撮り下ろしました。 フェルメールの筆遣いと息づかい、絵画とそこに集う人々をカメラとペンで記録した「全点踏破」の旅を体験する、新しい美術書です。 〔著者プロフィール〕 植本一子(うえもと・いちこ) 1984年広島県生まれ。2003年キヤノン写真新世紀で荒木怪惟氏より優秀賞を受賞。広告、雑誌、CDジャケット、PV等で活動を続ける。主な著書に、『かなわない』(タバブックス)、『家族最後の日』(太田出版)、『降伏の記録』(河出書房新社)など。
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水上バス浅草行き
¥1,870
著者:岡本真帆 出版社:ナナロク社 定価:1870円(本体1700円+税) 仕様:168ページ、B6変形上製 装丁・絵:鈴木千佳子 ISBN:978-4-86732-010-5 C0092 岡本真帆(おかもと・まほ) 一九八九年生まれ。高知県、四万十川のほとりで育つ。未来短歌会「陸から海へ」出身。
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バウムクーヘン
¥1,430
著者:谷川俊太郎 出版社:ナナロク社 装丁:名久井直子 判型:四六変形判 上製112ページ 発刊:2018年9月 ISBN:978-4-904292-82-2 C0092 谷川俊太郎の最新詩集。 著者の自選による、初収録のひらがな詩46篇を収録。 装画は、「ミッフィ―」のディック・ブルーナ氏による鮮やかな花の絵です。 かなで書いているので、子どもの詩集と思われるかもしれませんが、これは私の中に今もひそんでいる子どもの言葉をかりて、老人の私が書いた大人の詩集です。 ヒトが木の年輪(バウムクーヘン! )のように精神年齢を重ねていくものだとしたら、現在の自分の魂の中にゼロ歳から今に至る自分がいてもおかしくありません。 ハハ、チチ、バアバ、ジイジなどが登場しますが、特定の家族ではなく、架空の家族の架空の場面をイメージして書いています。 谷川俊太郎/本書あとがきより
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育児まんが日記 せかいはことば
¥1,980
著者:齋藤陽道 出版社:ナナロク社 協力:盛山麻奈美 監修:早瀨憲太郎 校正:牟田都子 編集・制作:川口恵子、村井光男 定価:1980円(本体1800円+税) 仕様:B5並製 196頁 装丁:祖父江真+根本匠(コズフィッシュ) ISBN:978-4-86732-012-9 C0095 写真家や文筆家としても活躍する齋藤陽道さんが描くまんが日記が、196ページのコミックエッセイになりました。 手話で話すろう者の両親と、耳の聴こえる0才3才のこどもたち(コーダ)の、「ことば」の成長と発見を描いています。 【プロフィール】 齋藤陽道(さいとう・はるみち) 1983年9月3日、東京都生まれ。O型。写真家。文筆家。マンガ家。好きな食べ物は、きくらげ。ちゃんぽん。 都立石神井ろう学校専攻科卒業。2020年から熊本在住。陽ノ道として障害者プロレス団体「ドッグレッグス」所属。 2010年、写真新世紀優秀賞(佐内正史選)。2013年、ワタリウム美術館にて異例の大型個展を開催。2014年、日本写真協会新人賞受賞。写真集『感動』『感動、』(赤々舎)、『宝箱』(ぴあ)、著書『写訳春と修羅』『それでも それでも それでも』(ナナロク社)、『声めぐり』(晶文社)『異なり記念日』(医学書院、第73回毎日出版文化賞企画部門受賞)などがある。
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川島小鳥写真集 明星
¥3,300
著者:川島小鳥 出版社:ナナロク社 帯:谷川俊太郎の書下ろし詩 装丁:佐々木暁 仕様:タテヨコ変形 上製 240ページ 発刊:2014年12月 ISBN:978-4-904292-54-9 C0072 第40回木村伊兵衛写真賞受賞作品 大活躍の写真家・川島小鳥の作品集第3作! ここはぼくらのたのしい星。 前作『未来ちゃん』(2011年)の刊行以後、川島小鳥が、丸3年間、30回以上台湾に通い撮影。 人、動物、景色、すべてがアイドルのように輝いている作品集です。 タテの写真はタテに、ヨコの写真は横にそのままとじた、一度見たら忘れられない造本になっています。 巻末には楽しいおまけつき。 〔プロフィール〕 川島小鳥(かわしま・ことり) 1980年東京都出身。写真家。早稲田大学第一文学部仏文科卒業、沼田元氣氏に師事。 2011年、写真集『未来ちゃん』(小社)刊行と同時に『BABY BABY』(学研)を復刊。2014年、『川島小鳥写真集 明星』(小社)刊行。2015年、同作にて第40回木村伊兵衛写真賞受賞。2017年、福井・金津創作の森にて、個展『境界線で遊ぶ 川島小鳥展』を開催。 公式サイト:http://kawashimakotori.com/
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ない世界
¥1,047
SOLD OUT
著者:江口 宏志 出版社:木楽舎 ISBN:9784863240667 Cコード:C0095 定価:¥1,047(税込) 発売日:2013.9.25 「ない」からはじまる、 新しい世界へようこそ 身の回りにあるありふれたモノ、当たり前のコトが、自分にとってどのくらいの価値があるものなのか、みなさんはご存知でしょうか? たとえばケータイ。 たとえばお酒。 たとえば怒り。 たとえば名字。 たとえば写真。 価値がわからないモノやコトは、なくしてみるとよくわかります。 この本は、本屋さんでありながらモノからコトまであらゆるアイデアで世の中をあたらしく変えている江口宏志さんが、実際に体験した「ない世界」の記録です。 ケータイをなくしてみたら、電話としてはほとんど使っていなかったことに気づく。 お酒を飲まなくしてみたら、昔からの友人に「あんまり笑わなくなったね」と言われる。 怒る感情をなくしてみたら、自分は怒っていないのに相手を怒らせてしまった。 名字をなくしてみたら、相手との距離は縮まるどころか遠ざかって昔の夫婦みたいだ。 写真を撮らなくしてみたら、コミュニケーションこそが写真の評価そのものだと思い至る。 目次 はじめに 4 3月 ケータイのない世界 11 4月 お酒のない世界 23 5月 怒らない世界 37 6月 毛のない世界 47 7月 青のない世界 55 8月 行きつけのない世界 63 9月 名字のない世界 73 10月 明日のない世界 81 11月 飽きない世界 91 12月 断らない世界 101 1月 写真のない世界 111 2月 終わらない世界 119 あとがきの代わりのブックガイド 127 ページ数 144 判型 四六判 著者プロフィール 江口 宏志(著) 1972年生まれ。表参道のブックショップ『UTRECHT』代表。日本初の大規模なアートブックフェア『THE TOKYO ART BOOK FAIR』共同ディレクターを務める。『Amazon』にないアイテムばかりを取り揃えた『nomazon』や、読んだ人の感想が本棚のカテゴリーを構成する古本屋『声』、読書の新しい楽しみ方を提案する『読書のフェス』など、新しい形の本との関わり方を次々に生み出している。著書に『ハンドブック』(学研)、『注釈・城の崎にて』(NPO本と温泉)など。
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こといづ
¥1,980
著者:高木正勝 出版社:木楽舎 ISBN:9784863241299 Cコード:C0095 定価:¥1,980(税込) 発売日:2018.11.23 なんだこの文章! これはほんとうに人間の生身の男の人が書いた文章なのか? 家や森や草や風が書いたんじゃないのか? すごい人だ。 ―吉本ばなな ピアノを弾くように、歌をうたうように綴られる言葉。 世界がいとおしくなる著者初、待望のエッセイ集。 『こといづ』とは「コトが出づる」という意味の造語です。 丹波篠山の小さな村で暮らす日々の驚きと発見、84歳のハマちゃん、98歳のシヅさん、 昔気質の大工職人スエさんをはじめとする愛すべき村人たちとの交流、映画音楽が できるまでの苦悩と喜び、ソロモン諸島、エチオピアでの旅の話、自然と人間の 限りあるいのちについて……。ピアノを弾くように、歌をうたうように綴られる著者の 言葉を、2012年から現在まで続く雑誌ソトコトの連載から収録。この世界のすべてが いとおしくなる、高木正勝さん初の書籍です。 目次 はじめに 【げんてん】 あたらしいまち なつかしや、わがともよ じなんぼうのよろこび20 てんさい てんさい2 しらいき かんちがい じくうりょこう みみ 【ちいさなむら】 おひっこし たね むくむく ちゃんと、ひとまず ふゆふゆす にじみ ちからのなみ すで ちから 【にねんめ】 ゆびさき ゆうたいりだつ はるなつあくふゆ やみのおくとひかるおくとまじわる ころころこころ はるよこい たにのはまべ ぐるり いまはのきわ なついちばん うたわにゃそんそん 【やまえみ】 やまさきうた おやま うつろい おやまのぴあの ひそかごと ひとつうたえばななつひらいて はなみち にこ すくすくと はなわらう ほっほ 【よはく】 あいらぶゆ やがて あたたかい あらた たぷんたぷん うつわ ひきつぐ いろは マージナリア 【こといづ】 いのち ごくらく やさしいのがよい えいがおんがく ほどいては、あみなおして ふわふわしたかたまり おひいづ あらゆる めぐみ(歌詞と楽譜) おわりに ページ数 260 判型 A5判変形 著者プロフィール 高木正勝(著) 高木正勝(たかぎ・まさかつ) 音楽家/映像作家。1979年生まれ、京都府出身、兵庫県在住。長く親しんでいるピアノで奏でた音楽、世界を旅しながら撮影した“動く絵画“のような映像、両方を手掛ける。細田守監督作『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』『未来のミライ』の映画音楽をはじめ、CM音楽などコラボレーションも多数。
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もしわたしが「株式会社流山市」の人事部長だったら
¥1,650
著者:手塚純子 出版社:木楽舎 ISBN:9784863241503 Cコード:C0036 定価:¥1,650(税込) 発売日:2020.12.15 千葉県流山市に移住し、育児休暇を機にこのまちを知りたくなった。同じ育休中の女性や定年退職された人など、日中まちにいる人たちが活躍できる場所や機会がつくれたら、このまちはもっとよくなるんじゃないか? いっそのこと、流山市は株式会社、市長が経営者、市民が従業員で、もし自分がまちの人事部長だったら、どんな人材育成・人材配置をしたら、まちの課題は解決していくのだろうか…?彼女の妄想が、行政を、学校を、企業を、そして、あなたを動かしていく。 【推薦コメント】 地域の盛衰を決めるのは 他でもない『人材投資』だ。 小さな挑戦が大きな渦を巻き起こし、 まちを変えるリアルストーリーに学ぼう。 ―――まちビジネス起業家 木下斉 「地域づくりは人づくり」という言葉を 地で行く取り組みだ! ―――コミュニティデザイナー 山崎亮 最も情熱的で最もリアルな まちづくりの話が学べる人 ―――株式会社ジモティー代表取締役社長 加藤貴博 目次 はじめに machiminの概要 −まちが1つの企業だとしたら?− CHAPTER 1 流山市に移住。machiminをはじめるまで ドラッカーと部活動 人材育成にハマる ボランティアをきっかけに、流山市とつながる 市民団体WaCreation設立 時間との戦い シビックプライド(市民の誇り)を賭けた挑戦と新たな出会い 「株式会社流山市」の人事部長、動きます 「みりんの魅力再発見プロジェクト」から、 流山駅の一角にある「一等地」を獲得するまで machiminを、まちのみんなでつくる CHAPTER 2 machiminという〝場〟は どのように育ったか なぜ、流山市を株式会社にたとえるのか 「ヒト」を育てるための研修を行うメソッド 公共性と事業性の間にこだわる 公共性は他人の評価、少しずつ身についていく machiminの理念を体現 廃材アップサイクルラボとは? コラム 縁側の小噺 万能調味料・本みりんがmachiminのうまみ・コクになる 万能調味料・本みりんがmachiminのうまみ・コクになる 観光案内所横の菓子製造所の謎に迫る 菓子製造所@machimin オリジナルレシピ開発秘話 どのように人を集め、ブランディングしていったか? プロジェクト最大の〝壁〟は、どんな人に声をかけるか 研修に参戦する主婦現る 大量受注からの「ひだまり」の青年たちへの作業発注 医師に看護師というパートナーがいるように 佐藤恵美さんという私のパートナーについて CHAPTER 3 machiminには なぜ人が集まるのか まちを学校にするために センセイを集め、育て、実践する 糸かけ数楽(すうがく)アートで、数学の神秘に気づく―あそびとくらすラボ 着物がワンピースに―廃材アップサイクルラボ ① ラボそのものもアップサイクル―廃材アップサイクルラボ ② 藁フェスも開催する農業体験―こめとやさいとくらすラボ 流鉄ギャラリーを企画・運営 ここに集まる理由 「好きなこと、得意なこと、やりたいことがない」主婦の自己実現 クリスマスを目前に牧師と僧侶が対談する 「わかりあえない」を「わかりあう」ために 壁画プロジェクトが教えてくれたこと CHAPTER 4 machiminをアップサイクルさせる仕掛けをつくる プロジェクトを再定義「本みりん研究所」に 働き盛りの男性・子育て中の父親が地域にかかわる方法の模索 流山の名物「切り絵行灯」を鑑賞するだけでなく、参加する 長野県の飯綱町奈良本地区へ「移動machimin」の実施 CHAPTER 5 machiminが多拠点に進化・発展する 研修を終えるタイミング―ヒトの自立 人材育成におけるキーパーソン、橋本文(はしもとあや)さん machiminの手綱をはなすとき machiminを分解し、運営していくということ 人材配置は、アートのように machiminを「自立する仕組み」にし、のれんわけしていきたい CHAPTER 6 CROSSTALK 流山市長(本物)×「株式会社流山市」の人事部長(自称) 流山市民の潜在的な能力を最大限に活かすには? 「自分が住みたいまちをつくるために転入する」という発想 「withコロナ」が父親たちのまちの出番をつくるかもしれない あとがき ページ数:268 判型:A5判並製 装丁:次葉 著者プロフィール 手塚純子(著) ㈱WaCreation 代表取締役社長(本社:千葉県流山市) 1983年大阪生まれ。大阪府立北野高等学校卒業後、神戸大学経営学部入学。体育会アメリカンフットボール部で組織マネジメントを実践し、人や組織のおもしろさにどっぷりはまる。ゼミは人的資源管理を専攻。新卒で㈱リクルートに入社し、営業・人事・企画を経験。ビジョン策定浸透・採用・人材育成などの分野でプロデュースを強みとする2児の母。第二子の育休中に起業。2017年6月より流山市子ども・子育て会議委員、2019年4月より国立大学法人千葉大学非常勤講師、2020年4月より千葉県立特別支援学校流山高等学園学校運営協議会委員、2020年7月より柏市教育福祉会館運営支援コーディネーター。沸点低め。矛盾しながら両立しているものに美学を感じる。生牡蠣とオムライスが好き。
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コミュニティ難民のススメ 表現と仕事のハザマにあること
¥1,760
著者:アサダ ワタル 出版社:木楽舎 ISBN:9784863240803 Cコード:C0095 定価:¥1,760(税込) 発売日:2014.12.1 「住み開き」から、「コミュニティ難民」へ。 プライベートな空間である家に、パブリックな機能を持たせる住まい方(自分の蔵書と書斎を、週末だけ図書館として地域の人に解放したり)を「住み開き」という言葉で切り取った、アサダワタル氏が、今回は「表現(≒プライベート)」と「仕事(≒パブリック)」の間を彷徨って生きる、6人の人生の歩き方をコンパイル。 自問自答しながらも、枠組みを飛び越え、楽しく暮らす彼ら(と自分自身)の生き方を、アサダ氏は「コミュニティ難民」と名付け、現代の新たな道標として描き出した意欲作です。内田樹氏や梅原猛氏らとの共著でも知られる、宗教学者・僧侶の釈徹宗氏との対談も収録! こみゅにてぃ- なんみん【コミュニティ難民】 名 個人の生産活動において、特定の分野のコミュニティに重点的に属さず、同時に表現手段も拡散させることで、新たな社会との実践的な関わりを生み出す人々。たとえば、こんなコミュニティ難民……。 例1 銀行員であり、地域ファシリテーターであり、クリエイターが集まる大学の客員教授であり……。 例2 一級建築士であり、ラジオ番組の企画・制作者であり、雑誌編集委員であり……。 例3 DJであり、イベントプロデューサーであり、旅館当主であり……。 例4 職業訓練センターの職員であり、アートイベントの主催者であり、コミュニティサロン主宰であり……。 例5 ミュージシャンであり、NPO法人理事であり、ホームヘルパー2級であり……、現役大学院生であり……。 目次 【はじめに】 【序章 コミュニティ難民の始まり】 あなた一体“何屋さん”?/分けたくない・交わらせたい/表現と仕事が繋がる契機/異なるコミュニティを越境する/コミュニティの狭間に立たされる実感 【第1章 脱専門】 “専門”に対する思考転換/営業の“ど真ん中”へ 脱専門的銀行員/周縁から本質へ/表現すべき本質を把握する/“球体”としての専門性/他者に開かされる可能性/いよいよ橋を架けるとき 切り分けから関係づけへ 【第2章 マルチプルな自己へ】 アイデンティティをどこに置こう?/いろんな自己を相手に差し出す“建てたがらない”建築士/私は何も変わっていない/“建築家”とは名乗らないアイデンティティ/広がる自己を“メディア”化する/アイデンティティの揺らぎを肯定し、操作すること/そもそもマルチプルな自己という思考を携えて 【第3章 あらかじめ埋め込まれた表現たちよ】 “しない”という態度の先へ/“やめた”人の表現が埋め込まれる先/なぜ“表現”したかったのかを問う/宿に“芸”を埋め込め。イベントから“空気”まで/“宿業”という職業像を変えるために/表現の種子を見つけるレッスン 【第4章 公私を編み直す】 人は何のために働くのか 前夜/何に“合わせて”働くべきか/“名前のない職業”の存在を知る/公私という通念を潜り抜ける/“内なる声”を聞き取ること“生歴”を表わすこと/常にいろいろ“稼いで”いる―生活面からの視点― 【第5章 弱い現れ、強まる難民性】 コミュニティ難民 前夜/〈母島〉から〈海上〉へ/日常再編集/コンセプトを“現れ”させる/〈海面下〉の絶景 【第6章 個、表現、居場所】 難民、そして居場所へ/その〈島〉で、何を“描いて”いるのか/なんかよくわからないけど、今これをやっておこう/表現―個の有りようをそのままに浮かび上がらせる力/何にも“割り切れない”地平を求めて/一人になること 蚊帳の外感を楽しむこと/弱さの力と揺らぎの希望/コミュニティ難民の当事者性 【終章 コミュニティ難民の未来】 コミュニケーションプロセスを創造的に取り出す/“近い人”との遭遇/デザイナーのふりをした学者/「地営業」とは何か/“質量感”を認知すること/“境界知”という専門性を携えて/〈荷〉を捨てること。捨てないこと。そのハザマで 【対談 コミュニティ難民の希望】 ◯釈徹宗さん あとがき 参考・引用文献 ページ数:326 判型:B6判 著者プロフィール アサダ ワタル(著) 日常編集家。1979年大阪生まれ。文筆・音楽・プロデュース・講師業。滋賀と東京にてオフィス「事編kotoami」主宰。著書に『住み開き 家から始めるコミュニティ』(筑摩書房)、『アール・ブリュット アート 日本』(平凡社、編著)、『編集進化論 editするのは誰か?』(フィルムアート社、共著)など。各地で弾き語りや音楽を使ったコミュニティワークショップを行い、また、2013年にはドラムを担当するSjQ++がメディアアートの世界的な賞である「アルス・エレクトロニカ」にて準グランプリを受賞。NPO法人ココルーム副代表理事、ボーダレス・アートミュージアムNO-MA懇談会委員、KBS京都ラジオ「Glow~生きることが光になる~」パーソナリティも務める。神戸女学院大学、立命館大学の非常勤講師を経て、2015年現在、滋賀県立大学大学院環境科学研究科博士後期課程在籍、京都精華大学ポピュラーカルチャー学部非常勤講師。
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