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写訳 春と修羅

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詩:宮沢賢治
写真とエッセイ:齋藤陽道
解説:若松英輔
装丁:大原大次郎
仕様:B6判 コデックス装 本文160ページ
発刊:2015年2月
ISBN:978-4-904292-51-8 C0072


「写訳」とされているように齋藤の写真は、
賢治の詩を「画」に翻訳する。
解説しているのではない。だが、齋藤の写真は、
私たちを賢治が感じていた世界に連れて行ってくれる。
 ―巻末解説「言葉を写す詩人たち」(批評家・若松英輔)より


NHKEテレ「ハートネットTV」で取り上げられるなど、
注目の写真家、齋藤陽道による3冊目の著作は、
詩人・宮沢賢治の詩を写真で翻案した、
これまでにない奇妙で美しい作品集。

彼方の世界の音律を紡いだ
詩人・宮沢賢治の4篇の詩、
「序」「春と修羅」「告別」「眼にて云ふ」。

音の無い世界を生きる写真家・齋藤陽道が、
東北を中心に撮影した78枚の写真群。

言葉の奥に流れている
無限の声に耳をすます、一冊。


〔プロフィール〕
齋藤陽道(さいとう・はるみち)
 1983年東京都生まれ。写真家。都立石神井ろう学校卒業。陽ノ道として障害者プロレス団体「ドッグレッグス」所属。
2010年写真新世紀優秀賞(佐内正史選)。2013年ワタリウム美術館にて新鋭写真家として異例の大型個展を開催。近年はMr.Children やクラムボンといったミュージシャン、俳優・窪田正孝との作品など注目を集める。
写真集に『感動』(赤々舎)、『宝箱』(ぴあ)、宮沢賢治の詩を写真で翻訳した『写訳 春と修羅』(小社)がある。
2017年、7年にわたる写真プロジェクト「神話(一年目)」を発表。

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