2022/10/15 00:00

はじめまして、書肆ならたけ屋の店主おおうちもとひろです。

みなさまよろしくお願いいたします。

おかげさまで2022年10月15日に開業となりました。
なぜこの日なのかと申しますと、じつは10月15日は日本特用林産振興会が定めた「きのこの日」なんですね。
「ならたけ」はきのこの仲間ですから、たいへん縁起が良いわけです。
店主のきのこ愛は相当のものですが、その話はまたの機会に。

ところで最初「書肆ならたけ屋」の命名案が出たときの感想は「『しょし』…でいいんだよな」でしたね。
そもそもあんまり読めないという。
ほんとに大丈夫でしょうか?
でも「肆」の字には「店」の意味の他に「勝手気まま」という意味もあるようですから、当店のような独り書店にはちょうどいい。
とくにセレクトショップのようにするつもりはないんですが、どうしても勝手気ままに偏りのある本選びになりますのでその辺りはご了承いただければと思います。
まあ僕の場合「偏り」というか「歪み」のような気もしますが(今「ゆがみ」のつもりで書いたんですが、「ひずみ」と読んだあなたは理系ですか?)。

さて、「小出版社専門オンライン書店」を立ち上げた理由なんですが、じつは僕2022年内に「きのこ回文」の本を上梓することになっておりまして、その共同制作を名乗り出てくださったのがいわゆる「ひとり出版社」さんなんですね。
で、「ああ、日本にはこういう少人数で経営されてる出版社さんがけっこういらっしゃるんだな」という気付きがひとつ。
それと、昨今の出版不況下において、「書店にあんまり流通してない本が好き」という読者がどんどんそういった珍しい本との出会いの場を失っているのではないかとの懸念がひとつ。
その両者の間に立って仲を取り持って行きたいというのが、書肆ならたけ屋の「生えてきた」理由です。

開店したばかりの現在、まだまだ品揃えが少ないですが、今後少しずつ増やしていく予定ですのでご期待いただければと思います。

最後になりましたが、開業に際してみなさまからたくさんのお祝いの言葉をいただいています。
本当にありがとうございます。

いや〜、さてそれでは、ここに「書肆ならたけ屋」、はじまりです!